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赤ちゃんが自分で眠る・・・? 〜保育園のあるシステム〜

こんにちは、寒いのが苦手で、お風呂と布団の中が大好きなhachiです☺︎

今回は、子どもの「睡眠」について。赤ちゃんが自分で「おやすみ〜」と言って眠れたら驚きますか?

そんなわけない・・・?

私の勤めている園の0、1、2歳の子どもの9割は自分で入眠します。赤ちゃんを抱っこして園見学に来るお母さんたちは、その様子を見て、驚かれます。私も、学生の時、他園の実習先で必死でトントン・・・と寝かしつけていたので、ここの園に来て先生たちが誰も添い寝をしていないことに驚きました。

育児担当制

0、1、2歳のクラスは複数担任(例)子ども18人、保育士3人

その中で、育児担当制というシステムを取り入れています。保育士3人で18人を一斉に見るのではなく、保育士1人に子ども6人の担当を決めて1年間生活する。

担当制をすることで、第二の母のような存在になり、一人ひとりと丁寧に関わることができる。着替え、食事、睡眠などの生活行為は担当の保育士と毎日行います。(もちろん、他のクラス担任とも関わります)

見通しを持って生活をする

自立した睡眠の理由はシンプルなシステムです。毎日、同じ大人と、同じ時間、同じ場所で食べて、同じ場所に敷いてある布団に行って眠る。これを繰り返すと、ハイハイをしている赤ちゃんでも、生活に見通しを持つことができる。

《いつもの光景》

給食を担当の先生と食べてご機嫌な1歳のAちゃん。ごちそうさまと言わんばかりにパチン!と手を合わせて立ち上がり、イスを戻します。「あ!」と自分の布団を指差して担当の先生を見る「Aちゃんのお布団あったね、おやすみ〜」と言われて、トコトコ布団に行き、ゴロン・・・静かに横になり、いつの間にか夢の中へ☺︎

小さな積み重ね

毎日の生活が規則的に繰り返される、次に来る出来事がわかるということは、とても安心するんです。初めはみんな1人では眠れません。しかし、担当の先生を信頼していくと、抱っこやトントンではなく、目線や表情でもコミュニケーションが取れるようになる。「大丈夫だよ、見てるよ」と伝えることで、子どもは安心して自分で眠れるようになります。

「3歳になったから1人で眠れるようになろうね」と言われても子どもは戸惑います。年齢ではなくて、それまで積み重ねてきた習慣が自立を促す。0歳でも、人格をもったひとりの人間。丁寧に伝えていくと、理解してくれますよ。こんな方法もありますという、一つの選択肢として知って頂けたら嬉しいです☺︎

#過去の自分に届いてほしい

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#担当制保育

#流れる日課




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