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子供ができてどうしてもジェンダー論にいいたいことがある

ハチロウです。

久しぶりに投稿するのに、まじめな話です。


子供ができて3ヶ月、どうしても我慢できないことがあります。

それは男女平等についてです。


というのも、年配の女性たちから「もっと育児参加しなさいよ!!」、「子供ができたら女性は大変なんだからね!!」と、挨拶も済まないうちにとげのある言葉をぶつけられます。

若い女性はまた別での反応をすることが多く、この辺はジェンダー論ではなく、ジェネレーションギャップ論です。


「お久しぶりです。実は子供が生まれまして…」

「あら、おめでtpjh、もっと育児参加しなさいよ!!」

そんなふうに、おめでとうが言い終わる前にくい気味で、「もっと育児参加しなさいよ!!」がやってくるのです。


そして、個人事業主である僕が「半年間、育休をとることにしたんです」いうと、「あんた、そんなことして生活どうすんの?」といわれます。

僕はとげだらけの言葉で、がんじがらめにされています。

そこに少しでも言い返そうものなら、「これだから男性は」、「どうせ男性なんて」、「実際は育児なんてしてないくせに」、「女性の大変さをわかっていない」といわれます。

まだ、うちの育児分担の状況なんて、何一つ説明していないのに。

そして、これをいうのは、ほとんどが50~60代の女性です。


ほんの少し前、オリンピックの森元会長が、「女性がいると会議が・・・」という発言でバッシングされ、辞任しました。

僕もその発言はおかしいと思うし、ネット上で匿名で人を嫌いなんていうのは、たとえ相手が政治家であったとしても、品性のないことだとわかっています。

悪いことだとわかっているけども、文章がぶれるのではっきり書きます。

森元会長のことが嫌いだし、あの発言は絶対に間違えています。


ただ!!

それでも僕は声を大にしていいたい!!


僕が子供が生まれたというたびに、「これだから男性は」という年配の女性たち。

その人たちのいっていることは、森元会長と何一つ変わらない。


僕は育児自慢をする男性が嫌いです。

「俺はこんなに育児参加してるんだぜ」とアピールする男性も嫌いです。


でも、もっと嫌いなのは、年配の女性から何を言われても、「いや~、女性のいうことがごもっともですな~」とヘラヘラ、ヘラヘラして何も言い返さない男性です。

実はこういうとき、「男性は何も言わずに黙っておく」が、最強の処世術だと知っているからです。

そして、僕自身もその一人です。

だから、そういう自分自身にも嫌気がさしてきて、いまこれを書いています。


ちなみに、「俺は育児参加してるから女性の味方だぜ!俺って時代について行けているだろう?」って雰囲気を醸し出している男性も嫌いです。

なぜなら、その男性たちも僕と同じように年配の女性たちから、さんざん「これだから男性は」、「どうせ男性なんて」とわれているからです。

どれだけ育児を頑張って参加しても、年配の女性たちからは、「これだから男性は」、「どうせ男性なんて」といわれます。

この問題に全く触れようとせず、「オレは女性の味方だぜ」という雰囲気を出している人は、自分が潜在的に感じ取っているとても重要な男性差別をスルーしているからです。


僕は結婚するのも子供ができるのも遅く、自分が結婚する前にドリルはもう結婚をして子供も育てていました。

そのドリルが、あまりにも家事も育児するので、「結婚したら、子供ができたら、あんなにがんばらなきゃいけないのか…。あんなにがんばって、それでも「これだから男性は」といわれて生きていかなきゃいけないのか…。

それなら、結婚も子供もなしの方が僕にとっては幸せかもしれない」。

本気でずっとそう思っていた時期がありました。

でも、自分がいざ結婚をして、しかも子供ができてみると、うちの奥さんは「これだから男性は」、「どうせ男性なんて」なんて言葉は決して口にしない人で、思っていたのと全く違いました。

これは僕の奥さんが僕より少し年下だからかもしれません。

僕は41歳で、奥さんは36歳です。

たぶん、いまの20代、特に都会に住む20代などは、「これだから男性は」、「どうせ男性なんて」なんて言葉は、もっといわないのだと思います。


でも、僕は子供ができてからどこに行っても年配の女性たちから、「これだから男性は」、「どうせ男性なんて」といわれるのが、嫌で嫌で仕方がありません。

それに対して、「あなたたちのやっていることは、森元会長と同じですよ」と言い返す勇気のある男性を僕は見たことがない。

テレビでもネットでも、女性からの反発を恐れて、もしくはたくさんのイイネをもらいたいばかりに、時代に空気を読んだ発言しかしない。

そして、僕自身もなかなかいえません。

だから、意気地なくこんなところで匿名で書いています。


年配の女性から、「これだから男性は」、「どうせ男性なんて」といわれて、「あなたたちのやっていることは、森元会長と同じですよ」と言い返したい男性はたくさんいるはずです。

特にいまの僕のように、結婚したり子供が生まれたのをきっかけに、これを感じる人は本当に山ほどいるはずです。


たしかに、ドリルや僕が特殊で、育児参加をしない男性もまだまだたくさんいると思います。


僕と同年代の男性の多くは、年配の女性たちから「これだから男性は」、「どうせ男性なんて」とさんざん言われてきています。少なく見積もっても、20年はいわれ続けてきています。


さて、ここからさらに重要なことを書きます。


とはいいつつも、僕は年配の女性たちが、「これだから男性は」、「どうせ男性なんて」といいたくなる気持ちもわかるのです。

なぜなら、もっと上の世代の男性たちが、どれだけひどいことをしてきたのか、それくらい僕だって十分にわかっているからです。

森元会長が70代。


その世代に「これだから女性は」とずっといわれてきた女性たちが、心の中にたくさんの怨念をため込んでいるのもよくわかります。​

なぜわかるかというと、ここ20年ほど、さんざんいまの30~40代の男性は、「これだから男性は」、「どうせ男性なんて」といわれ続けてきたからです。


でも、だからこそ、どうしてもいいたい!!!!


「自分がされて嫌なことを、人にしてはいけない」。

この幼稚園で習うレベルのことを、結局、誰もできていません。

年配女性だけの責任にするつもりはありません。若い男性だって、大抵はこれができていない。

ジェンダー論の一番の基礎は、結局、この幼稚園で習うレベルのことを、男性も女性もできていないからではないでしょうか。


もし、本気で男女平等を目指すのであれば、「これだから男性は~~」というのも、オリンピックの森本会長を罰するのと同じくらい、バッシングしないといけないと思う。

でも、それだと女性は男性にされたことを復讐し、男性は女性にされたことを復讐するだけで、永遠にわかり合えるときは来ない。

これは戦争やテロと同じで、争いが争いを生んでいくだけです。


「これだから男性は」、「これだから女性は」。

この一言が口から出そうになった瞬間に、「もし、この言葉を発言したら、相手がどんな気持ちになるのだろう?」と一拍おいて考える余裕と想像力を持つことが、問題を解決するたった一つの方法ではないでしょうか。


自分がされて嫌だったことを、下の世代に引き継がせてはいけないのです。


「自分がされて嫌なことを、人にしてはいけない」。

幼稚園で教えられた、このたった一つの法則で、これらの問題はすべて解決するはずです。


そして、こうやってこれをここに書いてしまった以上、「自分がされて嫌なことを、人にしてはいけない」を実践して生きていきたいと思います。


この話の本当度。90%。

「自分がされて嫌なことを、人にしてはいけない」を実践して生きていきたいなんて書いたけど、僕にそんな聖人みたいなことをできるわけがありません。

人間なんて、生きているだけで知らず知らずに人を傷つけ、自分がされて嫌なことを人にしては、まるで自分だけは特別みたいな顔をしているのも、人間の一つの真実だと思います。

そういう業を背負っているのも人間で、自分もそういう業を背負っているのだから、たとえ自分自身が誰かに傷つけられたとしても、相手に対する寛容さも忘れてはいけないと思います。

「自分も業を背負っているのだから、相手の業もしばらくしたら忘れてあげよう」

そうでなければ、やっぱり復讐の連鎖になるはずです。


いろいろ思うところがありすぎて、いろいろ書いてしまったけれども、やっぱり誰も悪くないのだと思う。

ただ、時代の変わり目で、男性も女性も対応できていないだけなのだろうと思います。


それから、やっぱり政治家とはいえ、実際にあったこともない人のことを嫌いだなんて匿名で書くことは、品性に欠けることだと思います。

森様、本当にすみませんでした。


なので、-10%にしておきます。

サポートとは?・・・データマイニングの際の、相関分析の指標のひとつで、ある関連購買における支持率を表す。たとえば砂糖について卵の関連購買でサポートが20%の場合、砂糖と卵を一緒に購入する顧客が顧客全体の20%という意味である。 要するに心から嬉しいということでです!