見出し画像

冬の庭からーほったらかし庭のムスカリの葉っぱ『款冬華(かんとうはなさく』

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。
自宅の玄関先のちょっとした場所で、春を見つけました。ムスカリの葉っぱもぴょんと顔を出して、春が来るのを今か今かと待っているようです。

ムスカリとは

ムスカリ キジカクシ科 ムスカリ属
球根植物 花期3月〜5月

ムスカリは、春になると主にブルーの花を咲かせてくれる球根植物です。球根は植えっぱなしでも基本的には翌年も花を咲かせてくれるので、お庭に忍ばせておくと春の楽しみが増えます。

去年の先始めの我が家のムスカリちゃん。

小指の先から薬指の先くらいのサイズの花で、さまざまな花が咲き誇る春の花の中では決してメインのお花にはならないかもしれませんが、私にとってはとっても可愛い春の庭には欠かせない植物です。

私は冬から春にかけて楽しむ寄せ植えには、ムスカリを忍ばせています。冬と春の寄せ植えの雰囲気が少し変わるので、おすすめです。
↓ついでに基本的な寄せ植えの作り方を以前書いています。よかったら読んでみてください。

春は確実にやってきている

玄関前の猫の額ほどの場所には、私の放ったらかしの小さな庭があります。(いや、これは庭と呼ぶのも烏滸がましい場所。)

パンジービオラの花がら摘みをしていた時、ふと端に追いやっていた植木鉢に目を向けると、下の画像の手前のブルーの丸い鉢に去年から植えっぱなしのムスカリが葉っぱを出していました。一つ前の画像でご紹介した鉢のムスカリの花が終わって、すっかり放ったらかしにしていたものです。
お水やりは降雨まかせで、ほとんどあげていませんでした。

庭主のつれない態度を気にする事なく、今年も葉っぱを出してくれたムスカリに、「これはこれは失礼しました。」と言って少しだけ堆肥を分けて日当たりの良い場所へ移動してあげました。

茶色の鉢は、今年の冬に植えたアネモネです。アネモネも株の中心をよく見ると花芽が出てきています。こりゃ楽しみですね。
写真の右上の地植えの銅葉の植物は数年前に3株ほど植えたアジュガです。
そのアジュガが少しづつ広がって「こんな場所にも!?」という場所にまで広がってきました。
アジュガは、春になるといよいよ旺盛に広がっていくので、鉢で踏み潰さないようにスペースを開けておきました。

ほったらかし庭の主になる

4年前、小さな小さな家を建てた私は、同時に猫の額ほどの放ったらかし庭の主にもなりました。
毎年、冬の始まりー初春ー夏ー夏の終わりこの大体4サイクルだけ、そのお庭で過ごす時間を長く取ります。
なんの花を植えようか。と考えて注文したり買いに出かけたり、そのままそれぞれの植物にとって不都合の起こりそうな場所だけ、手を加えます。

例えば、晴れた日が続いたら水やりを。伸びてきてぶつかりそうな枝をカットしたり。増え過ぎては困るスギナや芝生を間引いたり。
そろそろ植え替えかな。と思う鉢植えの樹の目星をつけて。(植え替えはタイミングを見て。)時々植木鉢を入れ替えしたり。

インテリアと同じように、大きな模様替えは季節ごとに。小規模なメンテナンスやお掃除は日常のちょっとした時間に気の向くままにやるようにしましょう。

まとめー春を探して『款冬華(かんとうはなさく』

明日から七十二候は『款冬華(かんとうはなさく』を迎えます。蕗のとうの蕾が地面から顔を出し始めますよ。という季節がやってくるのです。
お散歩をしていると、カラスノエンドウやホトケノザなど、冬の間眠っていた植物たちに出逢います。

年末年始となんとなく気忙しくしていたのと、今年は暖冬の鹿児島で、うっかりうっかり忘れていたのです。そうだ、春は来るんだ。と植物たちに教えてもらって、慌ててお客様と打ち合わせをしたのでした。
私の庭のおおまかなスケジュールは、道端の植物たちが教えてくれるんですね。

さて、また週末から寒くなるそうな。
この温度差、ちょっと体調に影響が出そうでヒヤヒヤしています。
皆様もどうぞ、体調管理にも豪雪地域の皆様は交通安全にもお気をつけて。

では、今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。



よろしければサポートをお願いします!創作活動の資金にしたいと思います!!