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樹になる気になる実のなる樹ー山に咲く白い花ハクサンボク

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。最近は学校から帰宅する息子と途中で待ち合わせをして束の間の2人で歩く時間を作っています。車を停めて私も途中まで歩き、学校から歩いてくる息子と落ちあって車を停めている場所まで歩くのです。

通学路は、歩道は整備されていますが、周りはほとんど山に囲まれた場所なので、息子と落ち合うまでに出会う野に咲く花の観察をしながらゆっくりと歩いています。

そこで今の時期に出会うのがハクサンボクの白い花です。

4月15日ハクサンボクの様子


ハクサンボクとは

ハクサンボク(別名イヌデマリ)
レンプクソウ科 ガマズミ属 常緑小高木
原産国:山口県〜九州、伊豆、小笠原諸島

名前の由来が面白くて、「石川県の白山が原産地だと考えられたためハクサンボクと名付けられた。」そう。どういうことなんでしょうね。笑

写真でお見せしましたが、手のひらほどの大きさの白い花は、小さな花の集合体でできています。良く観察するととても可愛らしい小さな小さな花が集まって咲いています。

天気の良い日は、毎日息子と待ち合わせをしていたので、この花が咲いていく様子を日々観察して写真をせっせと撮っていました。小さな花が徐々に開くのが可愛いですよね。

4月8日 蕾が少し開き始めています。
4月12日 ぽつぽつ花が開き始めました。
4月15日 9割以上開いて来たかな

満開になったあと、どうなっていくのか、また写真を撮り続けてみようと思います。

ハクサンボクとガマズミの違い

ハクサンボクとよく似た花木に「ガマズミ」というものがあります。本当に花もよく似ているのですが、大きな違いがあります。

ガマズミ レンプクソウ科 ガマズミ属
落葉低木 原産国 北海道〜九州


それは、ガマズミは落葉樹であり、北海道まで広い地域に分布しています。

ハクサンボクの葉は実際に葉っぱを見てみると、ガマズミに比べて葉がテカテカとして張りがあります。

そして、ハクサンボクの葉はそのテカテカとした様子から「山照らし」と言う別名も持っているそうですよ。

実は鳥が大好物みたい

秋になると、その花の部分に赤い実を付けます。
ハクサンボクの実が熟すと、実の重さで少し枝が垂れるのです。

人間が食べるのは非常に酸っぱくて、難しいみたいですが、鳥は食すそうです。
秋、私もチャレンジしてみようと思います。

リキュールになるとも書かれていたので、試してみたいけど、さすがに大量に採れる実ではないと思うのです。

ハクサンボクは庭に植えられます

ハクサンボクもガマズミも、庭に植えることが出来ます。実際に私がハクサンボクを植えたお宅もありますよ。

庭に植える場合、非常に花の多い時期に咲くので、花を楽しむと言うより照り葉の様子や、秋に付ける実など、自然な風合いを出すのに良い植物だと思います。

庭に植える場合の注意点

暖かい地域の植物ですが、浜離宮恩賜庭園(東京都)でみられるそうです。そしてその周辺までが北限ではないか。と言われています。

また、暖かい地域の植物ではあるのですが、西日が強く当たる場所は好まないようです。午前中に日が当たるか、木漏れ日の柔らかい日差しの明るい場所がオススメ。

植え付けてみたいな。と思われる方はご注意ください。

まとめーあの白い花は何?

今日の帰り道に息子が『あの白い花は何?』とハクサンボクを指して聞くので、一通り説明しましたがまあ、名前すら覚えていないでしょうね。

ただ、大人になってまたこの花を見た時に、何かしら記憶として思い返したり、同じ道に同じ花が咲いていて、何かを思うきっかけになるかもしれません。

そうそう、先日、新たなお客様が来られていたのですが、思い返せば、あちこちに咲く植物のことしか、まともに案内していなかったことを思い出しました。笑

また違う季節に来られたら、また違った風景をみて、その時目についた植物の話をしちゃうかもしれません。

さてさて、今日はここまで。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

#ハクサンボク
#ガマズミ

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