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4/28(日) 疎外感っていうんだよね?

連休二日目、快晴。昨日の耳鼻科疲れ?も回復したので今日はお出かけ。ちょっと足を伸ばして筥崎宮の参道で開催されている【はこパンフェス】に行ってみる。
11時スタートで12時半過ぎには現地に着いていたけれど、ほぼほぼのお店に「完売」の文字があり、ちょっと、いやかなりガックリしてしまう。スタンプラリーも先着400名だったそうで午後の早い時間には終わってしまっていたみたい(子どもがガッカリしていた)。

気を取り直し、筥崎宮でお詣り。
小吉のおみくじを引き、亀山上皇の銅像を初めて拝む。昔、箱崎に住んでいたし、筥崎宮には何度も足を運んでいたのに、銅像が奉安されている殿の扉が開いているのをみたことがなかった。おおお!と手をあわせる。
1本850円のクラフトビールを飲み、スパイスが効いたスープカレーを食べる。どちらもおいしかった。



Netflixで『シティハンター』が始まったので、早速視聴。鈴木亮平さんがマジマジで冴羽獠で!もう!惚れてまうやん!どうしたらいいの!状態。原作に則ったストーリーもよく、シリーズ化してほしい。

『シティハンター』の歌に苦い思い出がある。
子どもの頃にアニメが放映されていたのだけれど、我が家は親の規制がとても厳しくて視聴NGだった。他にも見ちゃダメ規制が多く、ドラマ、歌番組、バラエティー番組もあまり見ることができなかった。
ある時、学校行事で貸切バスに乗っての移動があった。バス車内で全員で『Get Wild』を歌うことになったのだけど、わたしは歌えなかった。ひとり1フレーズずつマイクが回ってきたけれど、全く歌えなかった。隣の子にマイクを渡して代わりに歌ってもらった。そもそもTNネットワークも知らなかった。
エンディングで流れてきた『Get Wild』を聴きながらそんなことを思い出し、夫と子どもにその話をしたところ、子から

「そういうの、疎外感っていうんだよね?みんなと一緒だけど、ひとり、みたいな」

と言われた。

一人暮らしを始め、あの当時触れることがなかった音楽や映像を誰からも文句を言われることなく見聴きできるようになり、小学生〜大学時代に流行っていたものを少しずつ吸収していった。
今でも同世代で話す昔話に「うんうん」と知った顔をして頷く自分がいるが、10代〜20代の頃は無知を周りに悟れらないように必死だった。

このことを知っているのは夫と子どもだけ。夫はわたしが当時の流行りを知らなくても何も言わない。
(年齢が8つ上なので、世代が違うってのもある)



『百年と一日』(柴崎友香/筑摩書房)を久しぶりにパラっとめくる。
知らない誰かの断片を読ませてもらう感じ。すごく不思議な感覚で、うまくは言えないけれど、断片と断片がつながって暮らしがあるのだと思う。この本は物語だけど、日記やエッセイに心惹かれるのは「暮らし」に憧れているからかもしれない。

手元にあるのはハードカバー。文庫版も買おうか迷っている。



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