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鍼のひびきとは

私のお客様は「ひびき」が大好きなお客様が多いです。
私は鍼をすることが好きなので、「ひびき」が大好きなお客様がいらっしゃるとテンションが上がります。

お客様は「ひびき」があると、効いてる感じがする。とおっしゃいます。

私も時々、自分の首や肩が凝っている時に鍼をしますが、基本的に鍼がとっても苦手なので、「あー」とか「うー」とか一人で唸りながら鍼をします。
凝っている筋肉に当たると「そこだー!」と自分でも感じるのですが、その効いている部分を細かく雀琢すると(鍼灸の技術)「ひびく」感じがあり、筋肉が緩みます。

さて、この「ひびき」とは、一体なんなのでしょう。

凝っている筋肉に鍼をすると、「ひびき」を感じることが多いです。
「ひびき」は鍼をしたところがズーンと重たくなる感じや、放射線状に広がるような感じとして表現されます。

鍼をすると鍼をした部分の血流が良くなることで、筋肉が緩みます。

また、「ひびき」の感覚があると、脳の働きが活発になり、α波が誘発されます。α波はリラックスしている時に出る脳波のため、さらに血流が良くなり、凝っている筋肉が緩みます。

人は筋肉で覆われていますが、その筋肉は何層にも重なっています。その筋肉は外側にあったり、内側にあったり、大きかったり、小さかったりします。筋肉が凝っていると言っても、どの層のどの筋肉が凝っているのかを見極めなくてはなりません。
鍼では、ミルフィーユのように重なっている筋肉の何層目の筋肉が凝っているのかを見極められるので、しっかり筋肉の凝っているポイントを「ひびかせて」筋肉を緩めることができます。

では、鍼はひびかないと効果が出ないのでしょうか?
そんなことはありません。東洋医学では様々な種類の施術方法があります。
鍼をひびかせることで効果が出やすいのは、虚実の実タイプの方です。虚タイプの方はひびかせることで、逆に疲れや不快感が出てしまったりすること(揉み返しのような)もあるので、当院では虚タイプの方には筋肉を緩めることを主軸にするのではなく、東洋医学的な施術をさせて頂くことが多いです。
また、鍼に対して非常に恐怖心の強い方は、鍼をする際に筋肉が硬直してしまっているので、強い刺激は避けたほうが良い場合もあります。
自分がどのような施術があってるのかは、担当の鍼灸師と相談して決めるのが良いでしょう。

鍼灸の施術が好きな方、鍼の「ひびき」が好きな方は、ぜひ文京区の完全予約制鍼灸院 myus salon へお越しください。
ご予約をお待ちしております(^^)/
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