お忙しいところ恐縮！
これは、『このテープもってないですか？』の考察記事という名の一個人の解釈です。
25分×三夜なのに、真面目に考察しようとしたら情報量が膨大になったので、とっ散らかった文章になるのはご了承ください。

考察にあたり、Twitterで見た色んな人のつぶやきも参考にさせてもらってます。集合知ってすごい。

◎考察記事を書くにあたって

ここまで考察メモを沢山書いておいてなんですが、この作品の謎に明確な答えは無いと思ってます。

『このテープ』制作に携わっている梨さんの作品では「怪異の発生の理由は知らない。ただそこには悍ましい現象があるよ」というものが多いように感じるので、そんなテイストが今回も適用されるんだろうな〜、と。

一方で、大森時生プロデューサーは「意味がわからないことでも、裏打ちはしておきたい」という信条を感じ取れるので（「Raiken Nippon Hair」のネラワリ語をイチから作った過去）狂った会話をしてるように見える出演者たちの言葉も、彼らなりの会話のルールがあるんじゃないかな……とか思ってます。

とりあえずここでは「こんな意味合いが含まれてたら面白いな〜」とか「地獄みたいな考察思いついちゃった。怖っ！」とか、知的好奇心を満たしたり、青くなったり、キャッキャしたりと、好きに色々書いていこうと思います。

ネタバレ全開ですので、未視聴の方はお気をつけください☺️

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ネ　タ　バ　レ　！

思いついたこと、考察したこと、テーマごとに分けたつもりですが、バーっと羅列していきます。

◉随所に散りばめられるテーマ

『胎児』は一番出てきますよね。
しかも、無事に生まれることができなかった感じの……（汚い水、水音、流れる、流産、墮胎、迷子）

とりあえずこの作品は『赤ん坊の霊が生まれてきたい』と思って起こした一連のナニカだと考えて考察していきます。

◉『このテープもってないですか？』というタイトルの不自然さ

視聴者からテープを募集する番組で、事前に募集する過去番組をいくつか挙げてた様子だったから、タイトルについては、あまり深く考えてはなかったんですが……

でも《このテープ》ってのは、やっぱり限定的な物言いだよなぁ。

Twitterではタイトルにダブルミーニング説がありますよね。

「このテープ盛ってないですか」
「このテープ喪ってないですか」
「子（児）のテープもってないですか」等など……

◉テレビ放送開始から”69”年という中途半端な数字

6と9って、胎児の形っぽいですよね……

Twitterで見かけた、いとうせいこうの服の『ペイズリー柄が胎児モチーフ』ってのもゾワっとした。

◉水原アナウンサーが「ビデオを没収」と言っている説

確かに、そう聞こえる……！

テロップで『募集』と書かれてるから「ぼしゅう」って聞こえてるつもりだったけど……

じゃあ、もし他にも『ミッパラ』を撮ってる人がいてビデオを番組に送ったとしたら没収されちゃう？

◉テーマ曲の『video killed the radio star』

この曲が意味する「ラジオスターがテレビに取って代わられた」ように、今度は「テレビがインターネット配信に取って代わられてる」ことを暗喩？

時代の移り変わりというか、栄枯盛衰というか……
とりあえず、かつての「テレビスター」である坂谷のような昭和オジサンの番組が潰えた時代なのは確か。

◉『このテープ』のスタッフもおかしくなってる説

令和スタッフは、最初に投稿されたビデオを見てるはずだから、ビデオが狂気の原因ならば、彼らもすでにおかしくなっているはず。

というか、いとうや井桁が明らかおかしい発言してるのを、そのまま番組にしちゃってるんだからお察しですよね。

『このテープ』スタジオの時刻と、番組の進行時系列に齟齬があるのは、編集によるもの。
どんな意図があるのやら……？

◉令和スタジオの時計の時刻通りに流れを並べ替えてみる

というわけで、番組の進行とスタジオの時刻が合ってない件を検証してみようと思います。
並べ直して、番組の進行と変わってる所は◈印で書いてあります。
❁印のところは後述します。

『ミッパラ』の後ろに書いてある時間は映像の尺です。水原アナによる導入の有無も書いてます。

【考察】
❁a
番組中では、タバコの話は16:53のOPと16:53の1970年ニュースの間に差し込まれている。

が、時刻を見るに、本来は16:49の『このテープ』第一夜ED直後の会話だと思われる。

❁b 
番組中では、18:19生島勉の生い立ち話のあとに『ミッパラ第二夜②』がくるのだが、このときは水原アナの導入もなくヌルっと始まる。

スタジオの時間経過と『ミッパラ』を流した時間を鑑みるに、実際は②③と続けて見てると思われる。

❁c
ここを境に、井桁の発言が変化したように感じる。
画面の隅に赤ん坊でも見ちゃったのかな……

❁d
・番組進行では、17:51の会話の最後に井桁が爆笑して、そのまま導入もなく『ミッパラ第三夜②』が始まっている。
・しかし、時間経過（1分！）を見るに17:52の爆笑シーンはその続きだと思われる。
スタジオの時間経過と『ミッパラ』を流した時間を鑑みるに、実際は①と②は続けて見たのではないか？

❁e
生島勉の生い立ち話の途中、画面が不自然に切り替わり、いとうの声と口の動きが明らかに違っていて、編集されている模様。

❁f
18:22のヤバい目つきのいとうと井桁の背後のモニターはまだ番組ロゴがあるので、第三夜ED「もうすぐなんで大丈夫」よりは前だと思われる。

↓

・いとうがおかしくなったのは、『ミッパラ第二夜』の①を見て？わからん。
井桁がおかしくなったのは、いとうの言葉を受けて『ミッパラ第二夜』②③の隅を注目して視聴したからでしょう。

・あとは編集で色々いじくってるのもわかった。意図はわからないけど。
ワイプも、不自然に切り替わるときありますよね。

・第三夜のいとうが「目を離してもしょうがない」ってところも、声と口が合ってませんね。

う〜ん、よくわからない結果になりました。

◉ビデオテープの特性

坂谷の謎台詞がビデオテープの特性である『逆再生』を表してるようなので、台詞の意味を逆にして書きおこしてみました。

→どれも『不可逆』なことを言ってますね。
最後だけ、映像化できないことが素知らぬ顔で紛れ込んでる。

これ、第三夜の「暗いから夜という言葉を作った」っていう名付けの話に繋がる？

今のデジタル映像だと、早戻ししても単に前シーンへの移動になるが、ビデオテープだと『逆再生での巻き戻し』となるのは盲点でした。

◉井桁は胎児の霊にターゲットにされている？

・番組内最後に、井桁に黒い影が忍び寄っていたこと。

・番宣画像の井桁の首や指に赤ん坊の手が写っていたこと。

これらから推測するに、赤ん坊の霊に目をつけられている気がする。

もし、胎児がホワイトノイズの暗闇から出たいと思ってるなら、『母親』となりうる若い女性に取り憑くのも頷ける。

✻✻✻✻✻

長いので、一回ここで区切ります。

そういや、公式からこんなプレゼント企画が持ち上がってましたね！