シノビガミシナリオ「プリズンゲーム」

本作は株式会社新紀元社発行、冒険企画局河嶋陶一朗様作『忍術バトルRPG シノビガミ』の二次創作動画です。

シナリオタイプ:対立
推奨人数:4 サイクル:3

特殊ルール
シナリオ開始時PLにトランプを一枚ずつ配布する。手持ちのカードに書かれている数字はそのまま懲役の年数になる。ランダム表やイベントでカードを引く。懲役が一番多いPLはセッション終了時ひどい目に合い使命は失敗する。
(後述するランダム表の効果を適応する)
(判定でスペシャルが出た場合、もしくはジョーカーを引いた場合自分の9以下のカード一枚を誰かに押しつけることができる)

あらすじ
ここは日本の山奥に確かに存在する刑務所、山岡特殊刑務所。凶悪犯が収監されるこの刑務所にはまことしやかに囁かれる噂があった。
「その刑務所では刑期が変動する」
正気を失った看守と世間知らずな凶悪犯が襲い来る中
様々な理由で収監されたあなたたちはこの謎めいた刑務所から脱出できるのか!

イベント
毎サイクル終了時ランダムなキャラクターが襲撃される、敗北した場合看守のお仕置き表を適応しRPを行うこと。撃退した場合、9以下のカードを一枚取り除いてもよい
それ以外のキャラクターは好きな判定を行ってもよい。成功の場合9以下のカードを一枚取り除いてもよいが失敗した場合カードを一枚引く。
クライマックスフェイズ
君たちがその日の襲撃に備えていると突然手元に数枚のトランプが君たちの手元に現れた。「ねえ、僕と遊ぼうよ」頭の中にその声が響いたと同時に君たちは見知らぬ空間に飛ばされてしまった。空はゆがみ足元には緑のじゅうたんがひかれ、視界の先にはステインで塗られた角材のようなものが見える、察しのいい人物ならここが巨大なトランプ台だと気づくだろう。「ここでずーっとずっーとずっーと」頭の中に声が響く周囲には黒い靄が立ちこみ始めたと思うと一か所に集まってきた。
「あそぼうよ」無邪気な声が響き渡り霧が晴れた。そこにいたのは顔にぽっかりと虚無色の穴をあけた少年だった。SANチェックです。
黒い霧(戦闘員 基本p184)×2 心霊兵器(基本p179)を用意する。
GMはトランプ15枚(1~13ジョーカー×2)を用意、お互い攻撃する度に(PLは手札からランダムに)一枚引き数を比べあう。攻撃側の数が防御側の数を上回れなければ攻撃できない。攻撃が成功した場合使用したカードは捨て札になる。
(カードを持っていない場合行わなくてよい、カードパワーが足りない場合三役を貸す)

導入
まばゆいフラッシュが焚かれる、手にはプレート服装はオレンジ色のつなぎ、ここは日本の監獄。うつろな瞳の看守に誘導されたどり着いた場所は織の中だった
自力で脱出を試みた君たちは不思議の力に阻まれて看守に見つかりあまつさえ刑期を足されてしまった、どうやらここは普通じゃないらしい。
この状態では刑期を全うしても出られるかどうか怪しい、君たちは次の行動に移るためこの刑務所について調べ始めた。

PL1
使命
あなたは所属する流派を裏切り、結果この刑務所に収監されてしまった。あなたの使命は「この刑務所から脱獄すること」です。
秘密
あなたは上司の命によりこの刑務所に潜入調査にやってきた忍者だ。あなたの本当の使命は「[プライズ:刑務所の秘密]を入手すること」である。
PL2
使命
あなたは万引きをしてつかまってしまった哀れな犯罪者だ。あなたの使命は「何事もなく刑期を終えること」である
秘密
自分が捕まる直前から収監されるまでの記憶がない、どうやらはめられたらしい。あなたの本当の使命は「手持ちのカード0枚でセッションを終えること」である。
PL3
使命
あなたは間もなく刑期を終える名もなき犯罪者だ、あなたの使命は「後輩受刑者の手助けをすること」である
秘密
あなたは刑務所を根城にしている殺し屋だ、今回の依頼は足止め。あなたの本当の使命は「あなた以外のPLのカードを一枚以上にした状態でセッションを終えること」である。
PL4
使命
あなたはずいぶん前からこの刑務所に収監されている凶悪犯だ、あなたの使命は「全員の足を引っ張る」である
秘密
あなたはこの刑務所から出ることをあきらめた忍者だ、どうやらここには特殊な結界のような物が張られているらしい。あなたの使命は【プライズ:刑務所の秘密】を入手したとき「手持ちカード0枚でセッションを終える」に変えてもよい。

山岡特殊刑務所
詳細
日本に確かに存在する刑務所、軽犯罪者から凶悪犯まで様々な人物が収監されておりその為というわけでもないが治安がかなり悪い。噂では「刑期が変動する」とも言われているが真偽は不明。

秘密
〈拡散情報〉(この秘密は誰かが入手したとき全員に開示される)
結論から言えばこの刑務所は汚職の宝庫で治外法権といっていい惨状だ。刑務作業で違法薬物を栽培させるのはまだしも刑期を終えた囚人も殺しまわっているらしい。
【プライズ:刑務所の秘密】が公開される。このプライズはPL3が所持している。

【プライズ:刑務所の秘密】
秘密
どうやらこの刑務所は怨念に取りつかれているらしい。もともと地理的にもそういう悪いものがたまりやすかったようだが治安の悪化や強い力を持った者の長期滞在など様々な要因が重なった結果厄介な呪いに昇華してしまったらしい。
このプライズを持っているPLはサイクル終了時、判定を行う代わりに自分の持っている好きなカードを一枚他のPLに押しつけることができる。
また、セッション終了時、カードの合計数が一番多いキャラクターがこのプライズを持っていた場合、ペナルティを無効化し自分以外のキャラクターに適応する。

所長室
計画的行動を消費すると好きな特技で判定を行える。(前者の場合-3、後者の場合-5の修正をつける)成功すると自分の9以下のカードを一枚取り除く(または好きなカードを押しつける)失敗するとカードを一枚引く。

結末
クライマックスフェイズ終了時
君たちは無事呪いを打ち取り元の世界に戻ってくることに成功した、治安の悪さは相変わらずだが今までのような治外法権ではない。看守をはじめとした職員もどうやら正気を取り戻したらしい。その後君たちはそれぞれの理由で刑務所を去っていったという。
そのうちの一人が呪いを背負って去ったことを今はまだだれも知らない。

ランダム表
【山奥に存在する刑務所の実態シーン表】
②「おまえそこで何をしている!」看守に見つかってしまった。カードを一枚引く。
③「おい、ちょっと面かせや」柄の悪い囚人に呼び出されてしまった。面倒ごとは避けたい。
自分の好きな特技で判定を行う。失敗したらカードを一枚引く。
④「あいつがやりました」揉め事の濡れ衣を着せられた。何とかせねば。
自分の好きな特技で判定を行う。失敗したらカードを一枚引く。
⑤共用トイレ、あたりから漂う異臭や漏れ聞こえる声からこの刑務所の治安が最悪であることがうかがえる。
⑥食堂、味の薄い味噌汁に硬い米そして質素なおかず。なるほどこれがいわゆる臭い飯というやつか。異物混入はご愛嬌だな。
⑦独房、共用であることさえ目をつぶればなかなか過ごしやすい。
⑧運動場、本来ならこの時間帯はにぎわっているのだがあいにくの雨模様だ。外に出ている者は自分のほかにもいるのだろうか。
⑨遊戯室、トランプ以外のゲームはない簡素なつくりの部屋。たびたび囚人たちが「闇のゲーム」と称してポーカーに興じているが敗者がどうなるかは誰も知らない。
⑩「まあまて、落ち着け」揉め事を解決できればいい思いができるかもしれない。好きな特技で判定する、成功したら自分の9以下のカードを一枚取り除く。
⑪刑務作業、ここでうまいこと立ち回ればいい思いができるかもしれない。好きな特技で判定し成功したら自分の好きなカードを一枚取り除く。
⑫看守室の侵入に成功、うーん汚職の宝庫だな。自分の持っている好きなカード一枚を取り除く

看守のお仕置き表/ひどい目表
① 呪いで悶え苦しむ|ロスト
② 刑務作業倍|別キャラで二回セッションを行わないとこのキャラを使用できない
③ 腹パン|次のセッションで1ダメージ受けた状態で始まる
④ 水攻め|次のセッションでランダムな変調を受けた状態で始まる
⑤ 虫食い|次のセッションで忍具を一つ失った状態で始まる
⑥ 亀甲縛り|性別が変わる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?