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CEO日記 2023年8月1日「デバッグの難しさ」

私が新規事業の準備のためプログラミングスクールに通っている話は、以前したことがあると思います。本日のタイトルにあるデバッグとは、プログラムの誤り(=バグ)を見つけ、修正することです。

スクールは、今のところ、ほぼスケジュール通りに進んでいます。Photoshopでデザインカンプを作り、HTMLとCSSでコードを書き、JQueryで動きをつける…ということを、テキストを見ながらAWS Cloud9でやっています。

もちろん、まだゼロからWebページを完成させる実力はありません。基本的には、テキストに書かれているコードをAWS Cloud9に手打ち(コピー)して、プレビューできちんと表示されているかを確認しながらWebページを完成させていくのですが、きっちりと手打ちしているつもりでも、たった1文字間違っただけで、正しく表示されません。

この辺が、ヒトのように、大筋でOK!とならない難しさだと思います。

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先日、サンプルポートフォリオサイトを指示された内容にアレンジする課題を提出しました。基本的には、アレンジしなければならない内容がコードのどこに書かれているのか分かれば、対応できます。

ですが、実際にやってみると、コードを正しく修正したつもりでも、思ったとおりに表示されないということの連続でした。

ここでデバッグの出番です。デバッグツールにコードをコピーして、警報がでれば、その部分が間違って書かれているということです。警報の内容は英語なので、ちょっと難しいところもありますが、ここが間違っていると指摘してくれるので、あとはその分を修正するだけです。


プログラムのデバッグは、このように(デジタルなので)間違った部分が正確にわかります。

ですが、私がいま書いているようなメモやメディアに寄稿するための記事のデバッグは、プログラムのデバッグとは違った大変さがあります。

もしかしたら、ChatGPTなど生成AIにお願いすれば楽にできるのかもしれませんが、日本語の間違い探し(デバッグ)は、声を出して読む、あるいはWORDの読み上げ機能を使って、地道にやるほかありません。

文法や漢字の間違いなら、このような方法で間違いを探し、修正することができますが、(文学的な)表現の間違い探しは、さらに難しいです。

夜に執筆した時に使った表現を朝起きて読み返すと、違うなと感じることがあります。これは、昔からラブレターは夜に書くなと言われていることに通じると思います。

また、実際に読者が手にするであろうメディアで確認すると、何度読み返しても気づかなかった間違いに気づくことがあります。紙で読むレポートは紙に印刷して、スマホで読む記事はスマホに表示して確認すると、不思議なことに間違いを見つけることができるです。

実際の業務では、筆者が間違い探しをして、編集者が校正して、校閲者が校閲(ファクトチェックや統一表記など)しますので、少なくとも三重四重の過程を経ますが、それでも間違いが残ってしまうことがあります。

最近は少なくなりましたが、昔、本を買うと読者カードがついており、そこに誤字脱字があれば連絡くださいと書かれていました。そう、最後の間違い探しをするのは、読者なのです。

今日は、プログラムのデバッグと原稿の間違い探しについて書いてみました。

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