Hagazussa Books
https://hagazussab.official.ec令和元年に創業した出版レーベル「Hagazussa Books(ハガツサ ブックス)」です。
Hagazussaとは、ドイツ語で「Haga(垣根)」「Zussa(女)」の合体語で、「垣根を越える女」のこと。「Hexe(魔女)」の語源でもあります。
Hagazussa Booksから発刊した新刊を中心に、Hagazussaがセレクトした中古本も取り扱っていく予定です。
本を通して、みなさまに魔法のような楽しい時間をお届けできますように。
いっしょに帰ろう 保護猫カフェで出会った新しい家族の話
蘭木流子 著
Hagazussa Books 刊
A5判/152P/並製(ソフトカバー)
▼作品紹介
【映画監督】犬童一心氏推薦!
「「いっしょに帰ろう」その言葉には、いっぱいの思いが詰まっている。
祈りに似た言葉だと思った。
保護猫カフェ――そこには愛と責任と楽しさが一緒にあって、そんな風に日々を過ごせたらというコツをいっぱい教えてもらった。
世界がほんの少しずつ良くなっていく。心からそう思えた」
* * *
動物の殺処分問題に対する関心が高まり、「保護犬」や「保護猫」を迎える人が増えています。そんな保護猫たちと出会うひとつの場として注目されているのが保護猫カフェです。猫が触れないと思っていた人、ひとり暮らしのために猫を飼うことを諦めてかけていた人、愛猫の死を乗り越え新たな出会いを求めていた人…保護猫カフェだったからこそ新しい家族に出会えた人たちの実話の物語を集めました。猫も命ある家族だからこそ、最期まで面倒を見る。その意味を教えてくれる1冊です。
▼目次
第1章 初めての保護猫カフェ
第2章 猫に触れなかった私が初めて猫を迎えるまで
第3章 集団生活が苦手な私と一匹狼だった猫との出会い
第4章 いのちと向き合う場所――保護猫カフェを運営すること
第5章 人見知りだった猫が子どもたちとふれあい、家族になる
第6章 初めて猫を飼う友だちに保護猫をすすめて気づいたこと
第7章 どこから迎えても同じ? 愛猫に会う2匹目を探して
第8章 お別れしてから1年――新しい猫を迎える
▼著者プロフィール
蘭木流子(Ryuko Ranki)
愛猫家であり、旅客機愛好家のイラストレーター、漫画家。
「月刊エアライン」(イカロス出版)にて4コマ漫画コラム「ヒコーキ女子の生態学」連載中。著書に『今日もヒコーキに会いに行く』(イースト・プレス)。
熊猫的時間(パンダのじかん)
菅野ぱんだ 著
Hagazussa Books 刊
B5変型判/80P/並製(ソフトカバー)
▼作品紹介
食べて遊んで眠って食べて…ゆる~く生きたっていいんです! ストレスとは無縁の(?)のびのび生活するパンダたちの日常を追いかけました。 白黒でもふもふなだけじゃない、リアルでマイペースなパンダたちのおうち時間をのぞき見してください!
※本写真集は、臥龍中国パンダ保護研究センター、中国パンダ保護研究センター都江堰基地、和歌山アドベンチャーワールドなどで撮影したものです。
▼著者プロフィール
菅野ぱんだ(Panda Kanno)
写真家。動物好き。アメリカで映像を学び、帰国後ポートレート、ランドスケープを中心に活動。2018年より東京から生まれ故郷である福島に拠点を移し、震災以降の福島の自然と環境をテーマに作品制作を行っている。
名前の「菅野ぱんだ」は、パンダが好きだからという単純な理由に由来するものだが、そこには写真の“モノクロ”という意味も込めたつもりだった。しかし写真とは白と黒だけではなくグレーの領域もあるわけで、そのあたりがちょっと早とちりだったかなあとひそかに反省する今日この頃。
四川省・臥龍のパンダ保護センターで暮らすパンダたちを撮影してまとめた写真集『パンダちゃん』(2005年)『コパンダちゃん』(2006年)は、一般にイメージされるようなフワフワ、モコモコの可愛いパンダではなく、埃まみれでよだれを垂らし、あちこちでうんちをする――パンダの“リアル”な日常を現地の中国人と共にとらえた。
第13回Canon写真新世紀「荒木経惟賞」受賞、第42回「伊奈信男賞」受賞 。主な出版物に『南米旅行』『パンダちゃん』『コパンダちゃん』(すべてリトルモア)『1/41』(情報センター出版局)『The Circle/ひとめぐり』(自費出版)など多数。
アカハチ 沖縄・八重山の英雄オヤケ赤蜂を探して
髙﨑 彰 著
Hagazussa Books 刊
A5判/304P/並製(ソフトカバー)
▼作品紹介
石垣島、八重山諸島に伝わる英雄伝説――
逆賊とも呼ばれたアカハチの正体に迫る
沖縄・波照間島で生まれ、のちに石垣島の大浜村(現在の石垣市大浜) を根拠地とした豪族の首領となったといわれるオヤケアカハチ。正義感が強く、島の自由のために先頭に立って権力にたち向い、八重山の人々から太陽と崇められ信望を一身に集めていた――。そう伝わる一方で、赤い髪に不思議な色をした眼……日本人離れしたその風貌からか、“ 逆賊 ” であったという説もある。そんな沖縄の英雄に魅せられた研究者が、50年前に書いた論文をもとに最新研究を加え、オヤケアカハチ考をまとめたのが本書だ。今なお八重山の人々の信仰の対象として崇められ続けているアカハチの正体とは――? その謎に迫る。
▼目次
はじめに
第 1 章 50 年ぶりの八重山の島々を訪ねて
第 2 章 卒業 論文『オヤケ赤蜂の乱の研究』(1971 年)
第 3 章 学術論文『「李朝 実録」より見た 15 世紀末の南西諸島・先島社会』(1971 年)
第 4 章 調査報告書『古見の御嶽』(1969 年)
第 5 章 最近の<オヤケアカハチ>をめぐる研究・実践の動向
おわりに
▼推薦コメント
これはすごい本が出たものだ。
いまから50年あまり前、八重山と宮古の歴史に興味をもった若者が地域に残された伝承や記録をもとめて、ノートを手に歩き回っていました。大学生だった著者は、八重山の郷土史の大家だった喜捨場永珣(きしゃば・えいじゅん)先生にも直接教えを請いながら、忘れられた地域の英雄アカハチに注目して、大部の卒論をまとめます。
その内容は、八重山の地域史をずっとウォッチングしていたつもりの私などが見落としていた、西表島のリーダーと宮古島のリーダーの知恵比べの伝承もきちんと収録され、戦いに勝った側から書かれるのが常である歴史を問い返すことの必要性を、説得力ゆたかに展開しています。
卒論を踏まえて、八重山や宮古のようすが初めて歴史の記録にとどめられた1479年の朝鮮王朝実録をたんねんに読み解いて、その頃の南の島ごとに少しずつ違う農業や暮らしの民俗を読み解き、わかりやすく整理して紹介した研究は、佐々木高明氏などが注目するようになる学界の動きに何年もさきがけるものでした。
髙﨑氏は、その後、教育畑を歩き、小笠原での中学校長などとして活躍しましたが、若い頃の南の島々の研究への情熱を燃やし続けていました。その後の研究の展開を紹介し、スケッチブックを抱えた奥さんをともなっての再訪は、たんなるセンチメンタルジャーニーではない、再確認と情報発信の旅となったのでした。
敷居は低く、しかも奥深い。同書は、歴史に興味がある人にお勧めです。宮古や八重山に惹かれる人にとっては、目から鱗の内容もあるでしょう。特に、地域を対象にする学問を学生に学ばせるはずなのに、新型コロナウィルスのために学生をフィールドに送れないでいる大学教員たちにとっては、貴重な教科書です。学生がこれを読めば、地域史をテーマにする卒論や修士論文がどの程度の高みに達することができるか、またその出会いを生涯にわたるものとして大切にしていくことができるかを示す、すばらしい教材だからです。
山口県立大学名誉教授・安渓遊地氏
▼著者プロフィール
髙﨑 彰(Akira Takasaki)
1947年、東京都生まれ。早稲田大学卒業後、東京都公立中学校教員、東京都教育委員会行政職、亜細亜大学国際関係学部特任教授などを歴任。長年教育に携わってきた一方で、大学在籍時に研究に勤しんだ沖縄史、朝鮮史、西域史の研究を続ける。
教師が変わる・児童生徒も変わる 授業づくりの診断書
村上敬一、西村 豊、吉村雄二、野田雅満 著/RTF教育ラボ 監修
Hagazussa Books 刊
A5判/128P/並製(ソフトカバー)
▼作品紹介
「良い授業」とは何か--?
正解が示されていないからこそ悩み、その答えを導き出すために苦心している教師は少なくない。昨今ではさらに、休日を返上して部活動や授業準備に追われ、心身の不調、労働環境の改善を訴える声も高まっている。ならば、そんな教師たちの苦悩を少しでも軽減できる方法はないか--。
その思いから立ち上がったのが、これまで6500以上の授業を観てきた授業づくりのプロ集団・RTF教育ラボだ。本書には、教師たちの授業研修やサポートに取り組んできた彼らの「良い授業」を作り上げるための知見が詰め込まれている。手探りで進むのではなく、“観点”を知ることがゴールへの近道だ!
▼目次
はじめに
本書の活用イメージ
第1章 良い授業とは何か
第2章 授業の観点の基本的な考え方
第3章 授業の観点
第4章 診断票の活用方法とつくり方
1.授業診断に繋げる診断票の活用
2.校内研修・研究授業における診断票の活用方法
3.ステップアップの手立て
4.診断票の作り方と留意事項
第5章 診断票のサンプル
第6章 授業研修実践例
おわりに
▼著者プロフィール
村上敬一 (Keiichi Murakami)
RTF教育ラボ代表。教育ファシリテーター。東京都公立中学校学校運営協議会委員。約15年間、全国の国公立私立の小学中学高校大学および塾・予備校の授業観察を行い、トータルの授業観察数は4500を超える。その経験を還元すべく全国の教育委員会および学校の研修講師を担当。また14年間にわたり毎年約150名の教員志望者も育成。
西村 豊(Yutaka Nishimura)
RTF教育ラボ副代表。東京都公立小・中・小中一貫校元校長。元校長会長。
吉村雄二(Yuji Yoshimura)
RTF教育ラボ理事。東京都公立中学校元校長。
野田雅満(Masamichi Noda)
RTF教育ラボ企画業務部長。島根県公立小学校元教員。一般社団法人 政治検定協会 代表理事。
RTF教育ラボ (監修)
RTFとは、Road to The Future(未来への道)/Real・ Teacher・ Facilitator(本物のティーチャー・ファシリテーターへ)の頭文字。どんな時代・環境でも変わらぬ教育の本質に立ち返り、子どもたちが安全・安心に過ごしながら“生きる力”を育める環境作りをサポート。
1年仕事がなくても倒産しない経営術
坂口孝則 著
Hagazussa Books 刊
四六判/240P/並製(ソフトカバー)
▼紹介
震災関連倒産2000件以上、新型コロナ関連倒産は450件以上。
とにかく生き残れ。稼ぐのはそれからだ——!
新型コロナウイルスの影響で多くの企業、個人店、個人事業主が廃業の危機に追い込まれた。本書には、そんな危機に直面する経営者たちに向けて、著者が自ら実践し、有効であることを証明した経営ノウハウが詰め込まれている。製造業、サービス・飲食業、小売業、不動産業、フリーランス――それぞれが今、“生き残る”ためにするべきこととは何か。今後も続く震災、次なるウイルス危機に備えて今すぐ始めたいサバイバル経営術!
▼目次
はじめに~新型コロナウイルスが教えてくれた経営リスク
第1章 なぜ企業は潰れるのか?
第2章 生き残るために
第3章 業界別の生き残り策
第4章 人々が集まらない時代の経営術
長すぎる「おわりに」
▼出版社より
製造業、サービス・飲食業、小売業、不動産業、フリーランス――本書は、経営コンサルタントとして活躍する著者が、主に中小企業、個人経営店、個人事業主の皆さんに向けて、未曾有の危機に負けない“サバイバル経営術"をまとめたものです。「営業ができない」「仕事がなくなる」「先行き不透明」。そんな恐怖に襲われた時、この本を片手に自身の仕事の仕方、経営のあり方を見直してみてください。
「とにかく生き残れ。稼ぐのはそれからだ!」(ジョージ・ソロス)
▼まえがき(抜粋)
日本では、餓死することはない。生活保護もあるし、自己破産すれば借金からも逃げられて、生きていける。これが前提だ。だから、どんなに苦しくても生き延びなければならない。そのうえで、稼いで自由に生きる魅力は最上のものがある。と同時に、自由とはたった1〜2カ月の売上が落ち込んだだけで阻害されるような儚いものである。本書は、その儚さを前提に、ポスト・コロナをサバイブするための提言書として書いた。もし、バカ者かつ臆病者の経営術が、それゆえに読者の刺激となれば私は嬉しい。
▼著者プロフィール
坂口孝則 (Takanori Sakaguchi)
未来調達研究所株式会社所属の経営コンサルタント。大学卒業後、メーカーの調達 部門に配属され、調達・購買、原価企画を担当してきたコスト削減、仕入れ等の専門家。日本テレビ「スッキリ」、TBS「篠田麻里子GOOD LIFE LAB」のコメンテーター、ラジオ「オールビジネスニッポン」のMCなどとしても活躍中。
マインドトーク-あなたと私の心の話-
みたらし加奈 著
Hagazussa Books 刊
A5変型/288P/2色/並製(ソフトカバー)
▼作品紹介
「私は女性で、自分の人生に傷付いたり立ち直ったりしながら生きてきた、そんな『普通』の人間だ。あえてカテゴライズするならば、臨床心理士で、女性のパートナーがいるというだけ。でももしかしたら、その『ありのままの姿』で発信することが、時に誰かの心の拠り所になり得るかもしれない。だからこそ、私の知っていることを、学んできたことを、そして問題として捉えていることを、とにかく伝え続けようと思ったのだ。」(本書第1章より)
SNSで注目を集める、臨床心理士・みたらし加奈さんの初の心理学エッセイです。同性のパートナーと配信するYouTubeチャンネル「わがしChannel」のKANAとしても人気の彼女が、LGBTQ+、メンタルヘルス、いじめ、ジェンダーギャップ、家族・友達・パートナー・職場の人との人間関係など、自身の体験を包み隠さず伝えることで、悩みを抱えるすべての人たちに寄り添う内容になっています。そこには、多くの悩み・葛藤を乗り越えてきた彼女ならではの、優しいアドバイスも散りばめられています。
What is most personal is most general.(最も個人的なことは、最も一般的なことである)
-カール・ロジャーズ
今悩んでいる人、悩んでいる友人や家族を支えたい人、人に優しくしたい人、愛されたい・愛したい人、そんなすべての人たちに、読んでいただきたい1冊です。
▼目次
序章
第1章 変えたい
「みたらし加奈」の誕生、新時代のカウンセリング方法、メディアへの出演
第2章 愛されたい
転校、お受験の失敗、いじめ、性的暴行、家族問題
第3章 変わりたい
見た目への劣等感、リストカット、男性に対する違和感、フェミニズム、メンタルの崩壊
第4章 知りたい
親友との出会い、マスメディアに対する葛藤、うまくいかなかった就職活動、臨床心理の大学院への進学、自分自身と向き合う
第5章 愛したい
女性との初めての恋愛、人間関係の構築、差別、生きづらさ、カミングアウト、同性婚、声をあげる重要性
Q&A
あなたのマインドトーク
おわりに
▼著者プロフィール
みたらし加奈(Kana Mitarashi)
1993年、東京都生まれ。臨床心理士。SNSを通して、精神疾患の認知を広める活動を行なっている。大学院卒業後は、総合病院の精神科にて勤務。現在は、フリーランスの活動をメインに、メディアなどでも活躍する。女性のパートナーと共にYoutubeチャンネル「わがしChannel」も配信中。
いのちなみうち
Hagazussa Books刊
A5版/48P/オールカラー/上製(ハードカバー)
※35作品収録(全作英訳付き)
▼作品紹介
稀代の現代美術家・小林勇輝氏による初の作品集です。小林氏が生み出した、詩と書とカタチが三位一体となった芸術「言葉の結晶」は、氏が25歳の時に書いた詩が偶然「翼」の形になったことから生み出されました。小林氏の作品は、日本よりも先に海外で注目され、2017年には現代アートの最先端を行く芸術家のみが招待される「SCOPE」で個展を開催するという快挙を成し遂げました。そして、2019年9月、多くの作品がヨーロッパを中心に芸術祭に出展される中、小林氏自身が選りすぐった35点を収録した作品集を刊行することになりました。現代アートの最先端を行く「言葉の結晶」をぜひお手に取ってください。小林氏が創作したカタチ(絵)となっている詩は、すべて日本語で書き起こし、英訳も付しました。海外のお客様へのギフトとしてもおすすめです。
▼著者プロフィール
小林勇輝(こばやし ゆうき)
1980年佐賀県出身、6歳から書に親しみ、25歳の時に書いた詩が偶然「翼」の形になったことから、詩と書とカタチが三位一体となった作品「言葉の結晶」を創造。2016年に行われた「伊勢志摩サミット」では、初日の配偶者プログラムで使用された平和祈願のカップ&ソーサーのデザインを担当。日本最大の書道展「毎日書道展」では、10年連続入選しただけでなく、「毎日賞」を2017年と2018年の2年連続受賞。また、2017年にはアメリカ・NYのアーモリー・ウィークにチェルシーで開催されたINTERNATIONAL CONTEMPORARY ART SHOW 「SCOPE NY」で個展『Yuuki Kobayashi Crystal Verse ~A Pillar Where the Soul Arises~』を開催。2019年6月にはポーランドで行われた日本・ポーランド国交100周年記念展に、7月にはドイツ・ベルリンで行われた「MEZ +8」にも出展。