朝日が部屋に差し込む日に。
朝7:30。
目を覚ますと、カーテンの狭間から朝日が差し込み、
その光が部屋に飾っている絵画を照らしているのを見て
なんとなく今日はいい1日になる予感がする。
そう思いながらぬくぬくの布団から体を起こした。
ここ数日は雨や曇りが続いていて、朝から気分が乗らなかったが、
久しぶりに雲ひとつない空を見ながら、朝日を全身で浴びると
私の活力が少しづつ上がっていった。
今日は朝の散歩がしたいな。
そう思いながら家族と朝ごはんを食べ、散歩の準備をし、
家から少し歩いたところにある公園に向かった。
夕方は子供達で賑わっている公園も、朝は運動をする人や
犬の散歩をしている人、日向ぼっこしながら車で寝ている人など
みんな思い思いに朝を過ごしている。
そんな中、私も散歩している人たちに混じって公園を歩き始める。
今日は外の空気も澄んでいるからか、遠くにある山もくっきりと見えて、
いつもの散歩コースが絶景スポットになっている。
遠くに見える山と町並み、そして散歩コースに映る木陰を交互に見ながら、今日一日何をして過ごそうか考える。
お外がぽかぽかしているから、家の窓辺にある日のあたるソファーで、
カフェラテを飲みながらゆっくり読書をしようかな。
久しぶりにシャボン玉するのもいいな。
ずっとしたかった新しい趣味を始めてみようかな。
そんなことを考えながら、ひとまず家で読書をすることにした。
帰るとすぐにコーヒーを入れ、読みたい本を部屋から持ってきて
日のあたるソファーに座る。
まだ本を開いてもいないのに、あまりのぽかぽかさに瞼が重くなり始める。
いけないけない。
そう思いながら、入れたてのコーヒーを一口飲んで、本を開く。
本を読み始めるとすぐに本の世界に入り込んでしまうのが、
私のいいところでもあり、たまに悪いところにもなる。
本の世界に没頭していたら、美味しそうな料理がたくさん出てきて、
その料理を想像していると自分のお腹が鳴き始める。
気づくと12時を回っていた。
昼ごはんを食べよう。そう思いながら本を閉じた。
午前中は自分の好きなことをしながら、ほのぼのと過ごせたおかげで
午後の自分の活力にもなれている。
そんな何気ないことがあった朝だけれども、
それだけで幸せを感じるし、今日はいい1日になりそうだ。
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