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誰かのために動いてみる

こんにちは、こんばんは、haguma.です。
今回は、「誰かのために動いてみる」というテーマについて。

『 誰かのために動いてみてごらん。』

これは、私が自己嫌悪に陥ってどうしようもなく、大泣きしていた時に
父がくれたアドバイスです。

以前まで、私は大学が長期休暇に入るとすぐに実家に帰り、
アルバイトもせず、ただ毎日を家でダラダラ過ごす。
そんな日をずっと過ごしていました。

何かしないといけない。けど、自分がしたいことがわからないから
何から始めたら良いのかわからない。
それでも、ただ1日1日が刻々と過ぎ、終わっていく。

その時の私は自分が好きなこと、趣味すらもわからなかったので、
私ってなんのために生きてるんだ?とまで思っていました。

そして、いざ就職活動の時期が迫ってきていたある日、
失敗するかもと挑戦することを恐れ、
何もしてこなかった日々を後悔しました。
その時に自分を責めまくった結果、両親との食事中に大泣き。

あの日に食べたミートパスタは、涙の味でした。しっかり完食しましたが笑

もちろん訳もわからず泣いている私を見て、両親は驚いていました。
泣いている理由を聞かれ、自分の本心を言葉で話そうとすると、
目から次々に涙が溢れ、泣き止むことのできない私。

そんな私を見て、父が一言。

「この紙に気持ちを書き出してみて。」

大泣きしながらひとまず右手にはペン、左手には涙を拭うためのティッシュを持って、自分の気持ちを紙に書き出していく。

自分の気持ちを話そうとすると溢れてしまう涙も
紙に書き記していく間に収まり、気持ちが整理され落ち着き始めました。

(その時に、自分の気持ちを紙に書き出すことの大事さを知り、
今では書くという行為が好きだということに気づいた私は、
毎日自分の気持ちと向き合うようになりました。)

自分の気持ちをぶつけまくった紙を父に渡し、私の今思っていることを
何も言わずに読んでいく父。

そして読み終わった父が私に言った言葉が、


「誰かのために動いてみてごらん。そんな大きなことをする必要はない。
まずは、明日早起きしてお母さんやお父さんのためになるようなことを
自分で考えて行動してみてごらん。」


ただそれだけです。

もともとあまり多言しない父ですが、私はこの言葉に救われました。

したいこともわからない私にとって、
自分がなんのために生きてるのかわからない。

そう思っていた私にとって、誰かのために動くということは
自分が生きる意味を見つけたような感覚でした。

誰かのためになることをする。

そんな当たり前すぎて、忘れていたことに気づいた私は、
次の朝早起きをして母の弁当作りの手伝いをしたり、
家族の朝ごはんを作ったり、両親が心地よく仕事に行けるようにしよう
という思いを持ちながら行動していました。

目標がない私にとって、その時まではやる気のない日々を送っていましたが、それ以降からは人の役に立つことをしたい。

その思いを軸に生活することを心がけ始めました。

それは、長期休暇が終わり一人暮らしが始まった後も絶えず意識しました。

今まで失敗を恐れて何もしなかった私が、地域のゴミ拾いコミュニティに1人飛び込みで参加して、朝早くから地域の人とゴミ拾いをする。

地域も綺麗になるし、新たなコミュニティに飛び込んで人とコミュニケーションをとる。何もできなかった自分から、何か一つでも人や地域のために動けたこと。そして、今までのコンフォートゾーンから飛び出していく自分を見て自己肯定感が上がっていき、今の自分が好きかもと思えるようになりました。

別に大きなことで人のためになることをしなくていい。
まずは自分のできる範囲のことからやってみる。

これがあともう一歩進んでみようかなという気持ちにつながり、気づいたら多くの人のためになることができるのではないかと思っています。

今はまだ家族のために動いている私ですが、家族のために動くことにも慣れてきたので、次の一歩として自分の住んでいる地域のために何かできることがないかと日々考えています。

私の住んでいる地域には公園があり、昼間は多くの子ども達や運動している人で賑わっている一方で、ちらほらとゴミが落ちているのを見かけます。

地域のゴミ拾いをしよう。それが私が自分のできる範囲で、次に誰かのために動けることだと思いました。

これから暖かくなり、桜を見に公園へ訪れる人がたくさん増えると思います。その人たちがゴミ一つない公園で花見をしながら、心地よく日本の春の訪れを感じ、癒される。
日々、誰かのために動いてくれている多くの人たちが、新たな年度をやる気を持って過ごせる。そんな社会の後押しができれば良いなと思います。

地域のゴミ拾いをしての私自身の気持ちの変化や地域全体の変化など、
何か私の中で感じることがあれば、またその後のことについて書いて
いきたいと思います。

ここまで読んでくれてありがとうございました。
また、次の記事で。

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