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RIZAP株主必見!立会外分売が売れ残るとどうなるの?

RIZAPグループ(証券コード:2928)の立会外分売が3/15に行われました。

この記事では、今回実施された立会外分売の実施前後の状況を「初めてRIZAP株を買った方」にもわかるようにポイントを絞って解説しています。

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なお、以下3つのIRリリース資料から文章を引用しています。

また、今回の立会外分売をなぜ実施したのか、そもそも立会外分売とは何なのか、を知りたい方は、👇の記事をご参照ください。

分売予定株式数の8割近くが売れ残る事態に

満を持して実施した立会外分売。さて結果はいかに…

「え、こんなことあるん??」ってくらい、めっちゃ売れ残りました(笑)

今回の分売予定株式数は、27,755,200株。そして、実際に売ることができた株数は、6,040,100株。つまり、本来売りたかったすべての株の 21.8% しか捌き切れず、残りの 78.2% は売れ残る結果となりました

立会外分売を実施したRIZAP社からすると、分売予定株式数を買いたいという投資家が想定よりも少なかったのだと思います。実際にIRリリース資料にもその旨が書かれています。

今回の立会外分売による売却株式数は当初の予定を下回っておりますが、株式市場への影響を勘案し、当面の間、当社株式の立会外分売による売却は予定しておりません。

「立会外分売実施による流動性向上と今後の方針について」1ページ目

さらに、株価が高値529円から安値327円まで下がり、時価総額は約2,900億円から約1,800億円まで最大で1,000億円近く下がる結果となりました。

この結果を受けて、立会外分売をしばらくの間は実施しないことを公言した形となります。分売を中止したと受け止めていいでしょう。

一部の投資家は、今回の立会外分売や東証上場の準備は早すぎた、と感じているようです。chocoZAPを堅実に成長させていき、財務基盤が安定し、株価ももう少し高くなったところで実施していれば、結果は変わってきたのかもしれません。

今回の分売結果を受けての感想

一株主の僕の感想としては、結果だけ見たら大失敗であったものの、chocoZAPの急成長をさらに加速させるための資金調達にチャレンジした結果なので、他の投資家の方々が言うほど悪かったとは思っていません。

むしろ、時価総額や株価が下がるリスクがあることを十分に理解したうえで、それでも数%の成功する可能性があるならやろうじゃないか、と考えて実行したRIZAPらしさをとても感じています。

この精神こそがRIZAPなので、これからも恐れずにどんどん失敗してほしいです!その結果として時価総額や株価が後からついてくるのだと思います。今回の失敗から学んだことを今後の資金調達に活かしてもらえたらOKです。

これからchocoZAPが成長を続け、業績が上がってくれば、市場や投資家がRIZAPを見る目も変わってきます。また良きタイミングは必ず訪れると思うので、立会外分売やその他の資金調達策を怖がらずに実施してほしいなと思います。

立会外分売が売れ残った場合、どうなるのか?

さて、少し話が変わりますが、フォロワーの方にご質問をいただいたので、こちらで回答をしていきます。

確かに立会外分売というイベントは、あまりお目にかかることのない方が多いかと思います。今回のRIZAPのように分売予定の株が売れ残った場合、どうなるのかをまとめてみます。

そもそも売れ残るということは、供給された株式に対して十分な需要がその時点でなかったということを意味します。この状況に対して、一般的な展開としては以下が考えられます。

追加のマーケティング活動

売れ残りを解消するために、企業やその財務アドバイザーが追加でマーケティング活動を行います。潜在的な投資家へのさらなるプレゼンテーションや、投資の魅力をアピールするための情報発信が含まれます。

分売価格の再調整

売れ残りが発生した主な原因が価格設定にあると判断した場合は、企業は株式の販売価格を見直し、より魅力的な価格にディスカウントすることで、需要を喚起します。

特定投資家へのオファー

大口投資家や以前に興味を示した投資家に対して、再度オファーを行うことで売れ残りを処理する場合があります。この際、より有利な条件を提示する場合があります。

自社株を買う

場合によってですが、企業自身が売れ残った株式を買い取ることがあります。これにより、株式の市場での供給量を減少させ、株価のサポートをすることができます。

販売期間を延長する

販売期間を延長することで、さらなる需要の有無を探ることができます。

分売の中止または縮小

市場の反応が想定よりもかなり悪かった場合や、資金調達ニーズが変化した場合に、企業は立会外分売の計画を中止または縮小します。今回のRIZAPはこちらが該当します

以上、3/15に行われた立会外分売について、「初めてRIZAP株を買った方」向けにわかりやすく解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

長期的に株価が伸びる可能性の高い銘柄となります。RIZAPまたはchocoZAPに将来性を感じる方は、ぜひ、長期保有をしてみてください。

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