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#わたしのフェミニズムはここから

#あなたのフェミニズムはどこから

というハッシュタグが数年前に流行っていたのでツイッターで呟いたことがある。
有名人でもない私のツイートでいいねが付くのは、普段友人が1人か2人押した時くらい。
でも、このハッシュタグで呟いたら、50か100くらいはいいねがついた。

そのツイートが見つけられないのだけれど、内容は、お正月などに親戚が集まった時、おばあちゃん、お母さん、お姉ちゃんはせっせとご馳走の支度と配膳してるのに、おじいちゃん、お父さん、お兄ちゃんはどかっと座って上げ膳据え膳だったの見て、私も座ってご馳走待ってたい、と思った時と呟いた。


このツイートが私にしてはバズったよ〜みたいな話を友人にしたら、私が九州出身というのもあるよな、という話になった。
やはり、九州の方がその傾向は他の地域より強いという印象はあるらしい。

家父長制の仕業

九州に住んでいる家庭全部がもちろんそうじゃないけど、うちの家庭が特にその傾向が強いというのはあるかもしれない。
それは、間違いなく家父長制という法律の仕業なのは私もわかっている。
そして、その家父長制を信じて疑わないというか、利用してマウントを取ってきた父親のせいであるのは確実だ。

家父長制の仕業による具体例は、儀式の時に現れたりする。
お正月はおじいちゃんが上座に座って「あけましておめでとうございます」と挨拶をして、本年の抱負のようなものを述べる。それを聞いている家族。
お屠蘇は家族全員飲んだ後、一番大きい杯で最後に飲む。
お屠蘇を飲む順番も男の年長者からと決まっている。
だから、私は女で一番年下だったから、一番最後だった。

自分が家族の中でとても重要でないと思われているような感じが常にしていたかも。
かも、と言うのは、今、書いていて、そうだなと思ったから。

家族はそんなことない、そういう風に決まっているだけだ、と言うだろう。
そうなると、私は一生、家族の中で年下の弱い立場として生きるしかないじゃないか、とも思ってたかも。

実際、大人になれば、兄に物言うこともできてきたけれども。
とにかく、私は生まれながらにして抑圧されてきたのは間違いないと思う。上手くおしゃべりができなかったし、恥ずかしがり屋、おとなしいと言われていた。何もわかっていない幼少期はそうならざるを得なかったんだ。私の特性ではない、私は大口叩ける特性があったはずだ。

男に自覚はあるか?

祖父や父親は、家父長制のもと男としての責務を全うしているだけだと思っていただろう。それが正しいことだと。悪いこととは微塵も思ってないはずだ。

家父長制が女性を抑圧してきた、さまざまな権利を奪ってきたということを訴えたとて、稼いできたのはこの私だと言い返すだろう。与えてあげたんだ、むしろ女を守ってきたんだと憤慨するだろう。

男が偉くて何が悪い?ぐらい思っていると思う。

端的に言うと、偉そうなんですよ。

純粋に、男ってだけで、父親ってだけでなんで偉そうなんだ、なんで従わなくてはならないんだと思ってた。

なんで?なんで?と思う方がおかしいというか、周りの女性、母親、姉や従姉妹は「なんで?」と怒る代わりに、上手く女性として振る舞ってたんだろなと思う。(それでも私も配膳など女性の仕事と思われていることをやってきた。母親の助けだと思って)

地元の女友達の家に泊まりに行かせてもらった時、女友達が控えめな旦那さんに「父ちゃんが先にお風呂に入らんね!」と言ったりしてたけど、こう言う発言ももしかしたらよその地域じゃ珍しいのかも。

三歩下がってるように見せかけて実は全部実権は母にある、みたいなのが実態だろうけど、そういうもんよね〜ハハハと女の間で盛り上がるのは、正直ついていけないと言うか、ついていきたくない。寒い、面白くない。そんなこと言っても何も変わらないから。

じゃあ、どんな夫婦関係がいいんだろう、と長い間考えてきたけど、それは次回書くことにする。

今日は、とにかく、家父長制憎しってことで。

ぽかり




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