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【talk】「推し」がいる生活への憧れから、「毎日を楽しむこと」について考える。


私はどちらかというと飽きっぽい性格なのですが、私と同じ家で同じ両親に育てられた7歳下の妹は子供のころからオタク気質でした。
AKB48、声優さん、アニメ、ゲームなど、妹が「推し活動」で家を空けることはしょっちゅうでした。


妹は「推し」に沢山お金を使って万年金欠でありながらも、彩りに満ちた人生を送っているように見えます。

以前私が働いていたとき、職場にとある50代女性が入社されてきたことがありました。
その方はとてもお仕事の出来る方であり、無駄なお話は一切せず、もくもくと働かれていました。

それでいてとても穏やかで、気分を害している姿を一度も見たことがありませんでした。
無駄話をせず穏やかなので一見目立ちはしないのですが、周りの誰もがその方のお仕事ぶりを認めていました。

ある日ひょんなことからその方が大変なジャニーズファンだということを知り、全く想像できなかったので驚愕したのと共に、とても納得がいったんですね。

「普段から生活の中にトキメキがある人は、こんなにも情緒が安定しているのか」と、その方を見て考えたことを覚えています。


トキメキというと、私はまず恋愛が思い浮かびます。
「推し活」で得られるトキメキやワクワクは恋愛に似ているのかもしれないと、推しのいない私は勝手に思っているのですが、その感覚は情緒が安定した「良い恋愛」で得られるものと似ているのかもしれません。

脳科学の面から見ると、好きな人と一緒にいるときに脳からは幸せホルモンと言われる「オキシトシン」が出ているそうですが、それと同じように、「推し活」をしている人の脳からも「オキシトシン」が分泌されているようです。

常にトキメキがあると情緒が安定した日常を送れるのであれば、ぜひ取り入れたいものです。


「推し」がいる人は、その「推し」がトキメキを作ってくれますが、私のように「推し」がいないと自分で作るしかありません。
毎日同じ日常を過ごしていると、生きる楽しさを見失ってしまいそうになりますが、自分で意識して生活にトキメキを取り入れるのは難しいことではないように感じます。

そして、それと同じくらい「楽しむ気持ち」を意識して持つことが大切だと思います。


どこで聞いたのか覚えていないのですが、若いころから私の心にずっと残っている言葉があります。

「どうせやるなら楽しむこと」

生きていると、やりたくないけどやらなければならないことが沢山出てきます。
どうせやるなら楽しむ、このことを心掛けるようになってから私の中ではとても大きな変化がありました。


私は過去に、ネガティブ思考が強くて生き辛い日々を送っていたことがありましたが、明るく生きられるようになった今との違いを考えてみると、大きく変わったのはマインドだと思います。
「自ら意識して毎日を楽しめるようになった」ことを実感しています。


同じ時間を過ごす中で、それを楽しめるかどうかは自分の気持ち次第です。
大切なのは「楽しめるような毎日か」よりも、「楽しもうとしているか」の方なのかもしれません。

「自分の毎日を楽しいものにできるのは自分しかいない」
このことを忘れないようにしていきたいです。






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