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鴨頭嘉人さん著『コミュニケーション大全』は目(?)の痛い内容です

すべての悩みは対人関係の悩みである

引用『嫌われる勇気』

『嫌われる勇気』に出てくる一説で、アドラー心理学を元にした言葉です。

鴨頭さんの「コミュニケーション大全」はこの人間関係の悩み=コミュニケーションの問題を解決することができる本です。

人間関係はコミュニケーションによって成り立っている

引用『コミュニケーション大全』

だからこそ、コミュニケーションを学ぶ必要があるのです。
コミュニケーションとは相手に対する「優しさ」が必要です。

コミュニケーションがうまく取れないと感じているなら、あなたが「優しくない」からです。
この事実を受け止めましょう。


このように本書の中には耳(目)の痛い内容が書かれています。
ですが、続けて「安心してください。あなたは必ず優しくなれます」
と付け加えてくれます。

それは、自分は優しさが足りないという事実を受け止めると、優しくなるにはどうしたらよいかと考えて、気を付けることができるから。
つまり、成長できるのです。

『コミュニケーション大全』では、まずは「優しさ」とはどんなものなのか?から始まり、具体的なコミュニケーション方法はどんなものかを教えてくれます。

具体的な方法を読めば読むほど、「あ~全然できていない」「本当に細かい部分まで気を付ける必要があるんだなぁ」と感じます。

あなたは優しくないの言葉から始まりますが、それでも鴨頭さんは優しく導いてくれます。

鴨頭さんはスピーチや話し方講座を行っているため、この『コミュニケーション大全』は営業などの人前で話をする職業や会社で働く人向けの内容のように感じました。
しかし、家族や友人などすべての人に通じる「コミュニケーション」の話です。
さらに、言葉だけではなく、ライティング(書くこと)にも通じる内容でした。

相手の話を聴く
相手の取れ高を計算する⇒人は「自分に得のある話」を聞こうとするため
相手への優しさを持つ
こんなことを改めて気づかされました。

実はまだ本の半分を読み進めているところです。
1時間あれば、2章はサラッと読める内容になっています。
身近な出来事を取り扱っており、さらに面白い話のため、先を読み進めたくなる本です。

鴨頭嘉人『コミュニケーション大全』


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