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人間の感情「嫉妬」について

しっとほど恐ろしいものはありませんよね。

「同じことをやっているのに、なぜ彼奴だけほめられるのか」
「ちょっと可愛いからってチヤホヤされて…私の方が仕事ができるのに…」
・・・
 など、常に身の回りで嫉妬が発生していますね。いや、発生しまくっていますよね。

 それは個人レベルに収まらず、国レベルでも発生してきました。
 先人は脱亜入欧と考え、白人と対等になりたいと思い立ち、植民地が欲しい欲しいなどと考え、ついには世界大戦にまで突き進んだのではないでしょうか。我が闘争を読む限り、ヒトラーなど嫉妬心の塊だったことでしょう。(ちなみに我が闘争は、本を開くたびに眠気が襲ってきたので、全て読んだ記憶はありません)彼が大衆を先導したのは間違いないのですが、ほんの切掛だったに過ぎないでしょう。当時の日本やドイツの国民は明らかに他の国に対して「嫉妬」をいだいていたことでしょう。それが、ささいな切掛によって増大し、増幅し、無惨な結果となってしまったのではないでしょうか。

 「嫉妬」の構造について、まずオブジェクト図を作ってみました。

オブジェクト図1.嫉妬が生み出される周辺の要素

 自分にとって他者は敵です。そこには常に「比較」が存在しています。
敵と比較して自分が優れていれば「幸福」という感情が芽生えます。反対に劣っていれば「嫉妬」が生成されます。
 比較するには誰かしらの「評価」が必要になります。評価は自分、敵、第三者により形成されれます。そして、それらの根底をなしているのが、「平等主義」です。「ずるい=悪」というのは人間の根源でしょう。(私などは、まったくそんな事はないと思っていますが)人間はこの「平等主義」から逃れることができません。きっとDNAに刻み込まれてしまっているのでしょう。


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