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人間の本質をついた仕事のサボり方。「一貫性」から「慣れ」への誘導

 皆様こんにちは。

 人間は一度決めつけてしまうと、明らかに悪いことでも諦めて受け入れます。それが当たり前となってしまいます。
 「慣れ」というのは人間の獲得してきた機能です。

 この「慣れ」という性質を悪用する人たちが多々います。
 職場で仕事をサボる人たちです。
 仕事をサボる人は常にどうすればサボる事ができるかを無意識に考えています。エネルギーを極力消費しないようにしています。
 つまり、サボる人はそうで無い人に対して、
「あの人はいつもサボっているから仕方ない」
と思わせ、それに慣れさせてしまいます。

 人々にこの「慣れ」を植え付けるには、人間のもう一つの要素「一貫性」を使います。サボる人たちは、この一貫性を巧妙に使ってきます。
 サボる人は、他人に慣れを作る初期段階では、批判的な意見を浴びせられますが、そんな事にはお構いなしにサボり続けます。つまりサボることに一貫性を持たせます。時間が経つにつれ、周りの人たちの頭にはだんだんと「慣れ」が形成されます。これは「一貫性」から「慣れ」を作り上げたことに他なりません。
 
 サボる人は、サボりすぎて解雇となるかならないかのボーダーラインを良く心得ています。とても狡猾です。真面目に働いている人(仕事に真面目に取り組んで周りの人に真面目であるという一貫性を持たせる人)はある意味「無能」であるかもしれませんね。

オブジェクト図1:否定状態(周辺のある人は、サボりを受け入れていない)
オブジェクト図2:肯定状態(サボりを受け入れてしまった)

 初期段階のオブジェクト図では「一貫性」と「慣れ」がモデル化できてないですねー。もう少し考えてみましょう。

シークエンス図を書いてみました。

シーケンス図1:肯定への状態遷移

 慣れるという仕組みが少し解ってきました。alt部分の閾値を超えたると状態が肯定になります。一貫性についてはどうモデリングするのでしょうか。むつかしいです。

一貫性についてオブジェクト図を書いてみました。

オブジェクト図3:一貫性

 サボる人がサボる行動を複数行った結果、人1〜3は、反応の状態が肯定になり、人1〜3との間に一貫性が生まれます。そして、サボる人に一貫性が生まれたことがフィードバックされます。ここまで来れば、サボる人はしめたものです。(サボる行動は同時に存在しないのですが、分かりやすくするために3つ書いています)

ここまで来るとクラス図が書けそうですね。

以下にクラス図を書いてみました。

クラス図1:人間の行動と一貫性

 俯瞰してみると、一貫性が生まれるのはサボるという行動に限りませんね。これは、最初の方で書いた「真面目に働く」という行動からも「一貫性」が生まれる事を示しているのだと思います。
 とりあえず、この一貫性パターンはここでFIXとさせて頂きます。(今後変わるかもしれません)


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