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句集を読む:『つむぎうた』

『つむぎうた』 野村亮介 2020ふらんす堂
著者は昭和33年福岡生まれ、「花鶏」創刊主宰。
本書は著者の第2句集、第60回俳人協会賞受賞作。

[章立て]
瑞雲 平成19年まで
文遣 平成24年まで
純白 平成27年まで
黒潮 平成29年まで
遠弟子 平成30年以降

[好きな句7句]
登り窯火を噴かぬ日の蟻地獄
認印ひとつの暮し豆の飯
太眉のごとき下駄の緒青嵐
西瓜割る割つて余れる日暮かな
延命をせぬも裁量朝ぐもり
ひと摘みの野花加へむ流し雛
草餅やあてにはならぬ父の勘


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