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句集を読む:『磐梯』

『磐梯』 桜井たかを 2021文學の森
著者は昭和13年福島県生まれ、会津美里町在住、「宇宙」同人。本書は著者の第2句集。

[章立て]
耕人 平成10年~15年
早春 平成16年~20年
山荘 平成21年~25年
土偶 平成26年~31年
俳句エッセイ (「宇宙」第91号から第110号より転載)

[好きな句7句]
除雪車のまた近づきて嵩を知る
サングラスかければ気持ちあらはるる
地震の前暗くなるほど雪降れり
行く末を未だ決められず花いかだ
どんど火に生命線をかざしたる
寒椿多くは言はず生きるべし
咳ひとつ入れて混迷柔らげり

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