見出し画像

2⃣失ったものと2人目の出産

失ったものと、得たもの

ある冬の日、2人目の出産を16日後に控えていました。
スイカより二回り大きなお腹を抱えて、
私は、父のお葬式に出ました。

我が家は、
父と母と、3姉妹の構成。

母が喪主となりつつも、3人の娘で母を支え、
葬儀やそれに纏わる様々を淡々とこなしました。

父が亡くなった15日後、
私は元気な男の子を出産しました。

私が2人を産んでみて、
・赤ちゃんってこんなに小さい♡
・鳴き声ってこんなに可愛いの♡

知ってるはずなのに、驚きました。

1人目の時には、余裕がない子育てで、感じることが出来なかった
赤ちゃんの可愛さ、を感じました。
(遅い)

つまり、1人目は
精神的にも、肉体的にも、余裕がなかったので、
感じることが出来なかったのです。

2人目の育児は、肉体的には加齢の分疲れました(36歳でした)が、
授乳すること、オムツを変えること、お風呂に入れること、
何もかもが2回目なので、難しくない・・
慣れって、すごい。

夫と私と、子ども2人の、4人の生活が始まった矢先、、
とある夜、夫から
「重大な話がある」と言われました。

まだ息子は生まれたばかりでした。
『ドキドキ、、』
話がある、って
人生で初めて言われた、、
私の素行不良による、離婚かしら、
ドキドキ、、

話の内容は、、
私の思っていたことと違っていました。

・会社から異動を言い渡された
・勤務地は愛知県になる(当時は兵庫県尼崎市)
・期限は未定

なんと!!

父が亡くなり、
息子が生まれ、
家に戻ってホッとしたと思ったら、、

『なんとなんとー!』
っていう感じでした。

『神さま、、色々一気に、色々くれないでよー!』

心はザワザワ、びっくり!!なのですが
私こういうときに、顔に出ないんです。
心の中は大慌てでしたが
「そっか、、」と
呟きました。

つづく・・・2⃣ → 3⃣へ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?