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GLAY「青春は残酷だ」の「残酷」を考えてみた。

6月25日は、2021年にGLAYが5か月連続配信リリースの第2弾「青春は残酷だ」が配信開始した日です!

はじまりのうたこ(まりうた)です。
「アクセス」と「スキ」ありがとうございます。

私のnoteでは毎回大好きなGLAYとラジオについて話しています。
今回は「青春は本当に残酷か」考えます。

【2021年のGLAY「5か月連続配信」】

2020年に続き、2021年の音楽業界もまだ揺れていた。このご時世のGLAYの活動については初めてのnote記事ほか何度か書いた。

昨年は10月にGLAY16枚目となるNEWアルバム「FREEDOM ONLY」発売を前に、5月から5か月連続での先行配信リリースがあった。
第1弾については以前の記事で書いた。

「FRIED GREEN TOMATOES」「青春は残酷だ」「BETTY BLUE」「BAD APPLE」「祝祭」と5か月連続配信。
何度観ても、ラジオ風CMがお洒落でカッコイイ。


【GLAY「青春は残酷だ」】

「青春は残酷だ」は5か月連続で配信リリースの第2弾。
いつもはJIROさんのレギュラーラジオ(バギクラ)での初オンエアが多いが、TERUさんのレギュラーラジオ(テルミー)で宇宙初ON AIRされ嬉しかったのを覚えている。
宇宙初オンエアについては昨日の記事でも書いた。

タイトルにもインパクトがある「青春は残酷だ」について、アルバム発売当時にHISASHIさんがインタビューに答えていた。

【HISASHI:例えば「青春は残酷だ」は「TAKUROと俺の共通言語じゃないと分かんないなぁ」という表現でアレンジしましたし。最初に聴いた時は、フジファブリックの「若者のすべて」みたいな挽歌のような感じでアレンジしたり。で、最近出会った、非常にGLAYサウンドとして大きな力を放つFender Jazzmaster。そういう、今しか鳴らせないような出会い、GLAYの楽曲へのアプローチを位置付けるような曲にもしたかったですし。】

https://realsound.jp/2021/10/post-874631_2.html

また別のTAKUROさんのインタビューでは、

【インタビュアー:意外と言えば、配信第二弾だった「青春は残酷だ」も意外で。何が意外って、イントロで聴こえてくるマイケル・ジャクソンの「Black or White」に酷似したギターリフですよ。これはどうしてこうなったのでしょう?(笑)

TAKURO:あれは、いつものようにHISASHIに“いい感じにして”と丸投げしたらこうなった。まぁ、その辺は彼なりのユーモアなんじゃないかと思って、あえて何も言ってない。でも、あのAsus4は“もうみんなのものだろう”みたいなところがあったんじゃないかな? 今回は自分たちの音楽のとらえ方として、“自分のための正しい音楽史”みたいなアルバムがいいと思ったから、“手触りはREBECCAにしてみよう”とか。“青春”という言葉があるように、自分たちが青春時代に聴いてきた音楽的な背景なども織り交ぜながらやった。】

https://okmusic.jp/news/438043?page=2

どちらもTAKUROさんとHISASHIさんの関係性を感じることができるインタビュー。共通の思い出が共通のコードとなってイメージを説明(共有)している。
友人などに何かを説明するとき、他のものに例えると分かりやすい場合がある。同じ時代を一緒に過ごしてきた仲間だからこその「こんな感じ?」が通用する。私がGLAYを好きな理由の1つだ。

イメージを共有することは他者と上手くいく秘訣のような気がする。
このnoteも自分のイメージをいかに分かりやすく伝えられるかも課題。
暑さや回線問題に負けないように、もうしばらく続けてみる。

【本当に「青春は残酷」なのか?】

「青春は残酷だ」は、50代のGLAY(TAKUROさん)からみた「振り返り」のようにも感じる。そういう意味での「残酷」が、歌詞からも儚さが伝わるワードが。
アルバム特設ページでは「自由はひとつじゃない。」とアルバムに込めた多様性を語っている(歌詞も読むことができる)


TAKUROさんは18年前の2003年著書で「永遠なんてない(だけれども、もしそれが永遠の連続ならば…)」と「希望」綴っていた。きっとその考え方は変わっていない部分もあるし、年を重ねることで分かった何かもあったのだろうと思う。

TAKUROのインタビューの続きを読むと、

【インタビュアー:歌詞に関しても青春をモチーフとしているものの、かつての「グロリアス」(1996年1月発表のシングル)や「SAY YOUR DREAM」(2009年3月発表のシングル)のような、温かい視点だけではないというのがだいぶ違うのかなと。

TAKURO:“夢は叶う”とか“努力は報われる”とかっていう人間的な発想と、人間が暮らす自然の中のある種の残酷さ、冷酷さみたいなものを思う時、やっぱり“世の中に絶対はない”という感じになりますよね。“努力は必ず報われる日がくる”みたいなことをよく言うけど、絶対に人は鳥のようには飛べないじゃないですか。だけど、“いつか飛べる日がくる”みたいなことは言われている。俺はそう願うことを否定しないし、“そうだね。いつかは飛べるかもしれないね。いつかは君の夢が叶うかもしれない”と言うけれども、時が経ち、現実として叶わないこと、その子が叶わなかったと思うことは確実に存在するからね。改めて今、青春真っ盛りの子供たちを見ていると、“結末は分からない”と“親たちは結末を知っている”というふたつが混在するよね。】

https://okmusic.jp/news/438043?page=2

最初は少し冷めたように思えたけど、それが残酷な理由の1つでもある。だからこそ「その結果」が出ないように立ち向かう。

このインタビューには、まだ続きがあった。

【インタビュアー:《走馬灯の行方を僕は追いかけ/大事な人の忠告(コトバ)を聞き逃してしまう》という歌詞がわりとサラッと歌われていますが、これは相当に残酷で怖い描写です。

TAKURO:うん。それは今言ったようなことだよね。あとになってようやく答え合わせをした時に、“あっ、俺はあそこで間違えたんだ”と思う。でも、その時は間違えるなんて当然分からないよね。人は気をつけながら進んでいくんだろうけど、それでもやっぱり間違えたり転んだりする。でも、それが人間のおかしみでもあると。】

https://okmusic.jp/news/438043?page=2

私の中の結論は「青春は残酷じゃない(と思いたい)」

青春がいつを指すのか人それぞれと思うけど、初めから残酷と感じてしまうのは早すぎる。
何十年経って振り返るときに「残酷」と感じるときがくるかもしれない。
その時はTAKUROさんに「ありがとう(GLAYがいたから知ってたよ、大丈夫)」と伝えたい。

そういえば子供のころ、父が言っていた。
「お父さんくらいの年齢になると、歩んだすべてが正解になる」

そういうこと?
「あなた」は、どう思うだろうか?

改めて「青春は残酷だ」ライブ映像を。今回はGLAY公式youtubeにある「日比谷音楽祭2021」の映像から(無観客)


【番外編「青春は残酷じゃない」】

最後にTERUさんのレギュラーラジオ(テルミー)でもお便りがあり話題になったとある曲を(どんな作品かは存じませんが…機会があれば観賞したい)ラジオだとDJやリスナーのメッセージに加えてこういう楽曲の出会いがあるから楽しい。

花江夏樹 「青春は残酷じゃない(TVアニメ「斉木楠雄のΨ難」オープニングテーマ)」
※花江さんとTERUさんは「ダイヤのA」繋がりが(調べたら6月26日がお誕生日!おめでとうございます)


ここまで、ありがとうございました。
まだ6月なのに暑いですね。どうか体にお気を付けて。
またここであいましょう!

第58話【GLAY「青春は残酷だ」の「残酷」を考えてみた。】

<おまけ>
私がnoteを始めた理由でもあるので、今年の4月29日から毎日GLAYとラジオ(市町村単位のコミュニティFMも含む)について書いています。
もしお時間ありましたら。

全国に約340局ある「コミュニティラジオ」の大切さについて、他にも色々と書きました(きっと災害時などに役立つはずなので、普段から「あなた」の地域のコミュニティFMを)

★約2年前に人気番組「プレバト!」俳句で、コミュニティFM「FMさがみ(FM HOT839)」を詠んだ北山宏光さんが所属する「Kis-My-Ft2」メンバー・藤ヶ谷太輔さん6月25日お誕生日!おめでとうございます。


GLAY中心の記事で最近のオススメはこちら。



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