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「美点凝視」で良好な人間関係を築く

さまざまな著書などでも出てくる言葉「美点凝視」。ご存知の方も多いと思います。
「相手の良いところを目を凝らして見る」ということです。そしてその良い点をきちんと相手に伝えることができる人は良好な人間関係が築けるといいます。

ビジネスなどにも活かせ、人間関係を良好に保ち生きやすくするこの「美点凝視」について今回はお話しさせて頂きます。

☆今回のお話しはstand.fm「hajimeラジオ」でも放送しております。
「ながら聴き」 などでもお楽しみ下さい。

しっかり"美点凝視"するためには時間と努力が必要

他人の長所や良いところを見つけ出すには、相手の言動や行動を深い部分までしっかり見ていく必要があります。

例えば容姿が優れている相手に「かっこいい」「きれい」と伝えることは、相手を見ただけでできます。
しかし、ここで言う長所や良いところというのは、当然ながらもっと深く本質的な「人間性」としての良い点を指しています

そのため、数分程度お話ししただけでは分からない部分です。

長時間、もしくは何度もお会いしお付き合いを深めていく中で、相手からにじみ出てくるような良さを見つけ出す努力が必要です。

このように "美点凝視" をするためには時間と努力が必要になってきます

それに対し、人の欠点や誤りなどの汚点を見つけるのは誰にでもすぐにできると言います。
それは人間誰しもが持っている108の煩悩の中でも上位に入るほど強いとされる「慢」という心、つまり "慢心" があるからです。

慢心とは己惚れ(うぬぼれ)です。

この誰しもが持っている慢心から、他人と自分を比較し優劣をつけるため、自分が優っている部分を無意識に探してしまいます。言い換えると相手の欠点や劣っている部分を見つけ出してしまうということです。

この他人と比較することで、自分を見失い苦しんでしまう人も多いと思います。他人との比較というのは、自分を更に成長させるために効果的なものだと理解していれば、とても良いことです

しかし、現状がうまくいってないと思っている人は、この比較によって卑屈になってしまったり、逆にとてもうまくいっている人は他人との比較から己惚れてしまい、相手を見下す発言をしてしまうなど、とても寂しいことに繋がります。
そしてこの状態が続くと、人が自分から離れていくといった結果を招いてしまいます。

そうならないためにも、無意識に他人と比較したり、欠点や汚点を探したり、見下す発言などをしないよう、常に相手の良い部分を探せるように視点を変える努力をされると良いでしょう

人から慕われる人になるために

そして相手の良い部分や長所、強みなどを見つけ出せたら、素直に相手へ伝えましょう。
人というのは他人から褒められたり、認められることで自信に繋がり、前へ進む勇気が湧いてくるものです。

皆さんは、あの人と会って話しをすると「勇気がもらえた」という経験はありませんでしょうか?
きっとその方はあなたのことを認め、良い点を伝えてくれていたと思います。そしてその方とは「また会いたいな」「また話したいな」と思ったと思います。

これは人を慕うという気持ちです。

人に慕われる人というのは、いつも他人の良い点や長所を見つけ出し認めてくれる偉大な優しさを持っています。
そしてそんな人は、人間関係も良好で、周囲に同じような人たちが大勢います。
こういった人間力のある人が、ビジネスなどにおいても大成します!

また、こういった人間力のある先人は、未来に夢や希望を持つ後輩や若者などに手を差し伸べる優しさもあります。更にこの優しさに先人の知識や知恵をプラスすることで、後輩や若者を成功へと導くことができます。

こんな人は当然、人から慕われます。

まずは自分が他人から慕われる人物になることで、同じような人たちが周りに集まってきます。
今日からすぐ、今目の前にいる人をよく観察して、長所や良いところを見つけてみてはいかがでしょうか。きっとその方とのお付き合いが好転すると思います。そして良好な人間関係が築けることで、自分自身がとっても生きやすくなると思います。

以上です。


今回は「"美点凝視"で良好な人間関係を築く」というテーマでお話しさせて頂きました。
少しでもお役に立てたら幸いです。


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