創作エッセイ(64)八百津町・ハヤブサ・ミュージアム


内部は撮影禁止とのことで悪しからず。

 好天に誘われて自動二輪で愛知県小牧市の近所である岐阜県八百津町までショートツーリング。時間にして30分。今年の1月にできたハヤブサ・ミュージアムを見てみるかと。
 この八百津町は池井戸潤さんの「ハヤブサ消防団」の舞台となった八百万(やおろず)町のモデルとなった土地である。それというのも池井戸さんがこの八百津町出身であるため。昨年のドラマ化に際して八百津町は町を挙げてハヤブサプロジェクトを立ち上げて地元PRに励んでいるわけだ。
 本日訪問したミュージアムは、ドラマの撮影で作られた「居酒屋さんかく」のセットをスタジオで解体して館内に移築再現したもので、池井戸潤さんの生原稿や脚本、セットの図面なども展示されていた。

 面白かったのは、架空の街「八百万町」の地図が観光地図として作られていてどうやら横に傾けた八百津町の地図に架空の地名が記されている感を受けた。物語は、ここまで作りこまねばならないんだよなと、首肯する俺がいた。
 ささやかな展示ではあるが、八百津町は景色も季節の風情も見どころが多い土地である。観光のついでに足を運んでみると面白い。
関連サイトへのリンクは下記から
ハヤブサ・ミュージアム
ブックガイド(56)「ハヤブサ消防団」池井戸潤

(追記)
地元の酒造メーカーも一肌脱いだ感。その名もヤオロズ。

タイアップですね。地元のコンビニでも売ってたよ。

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