泣くときの君は父親似だろうか雨も花も生きていておそろしい

「でもオータニ推し甲斐ないじゃん。もう誰がどう見てもすごい、活躍するってわかっている、きれいな清い人を推して楽しいの?それって推さなくてもよくない?」

というようなことを言ったら、
「いや、だから推し甲斐があるんじゃないの?」

と返された会話があり、そうか、むしろ「推し」に過剰な見返り(レスポンス)を求めている、みにくいものはわたしの方だなあ……とすこし凹みました。

わたしは大谷翔平氏が、自分のイメージアップのためにあの犬をレンタルしていたら彼の大ファンになるかもしれない、あの映像を観てまずそういうことを思ってしまった血の池地獄の人間です……。
(もともと一切アンチではなく、野球が好きなのでまあふつうに翔平のファンではあります。)



中学生のとき、学校に行ったり行かなかったりした時期があって、行かなかったときによく大きな公園や河原に行っていた。
大きな公園のベンチに座っているとよくふとった野良猫が寄ってきて一緒に過ごした。そのうち猫だけでなく、野良猫に餌をあげてまわっているおばさんともよく話すようになって、あまり話した内容までは覚えてないけどおばさんの服というか、全身から猫の、猫の餌のにおいがしていたことは覚えている。
あるときおばさんがおじさんを伴ってきて、おじさんはすごく声が小さくて痩せていて、おばさんにエネルギーを吸い取られてるみたいだな…と思った。おじさんに会ったのはその一回だけだった。
大きな野良猫をみると思い出す思い出。


正直、かなり猫派です。



泣くときの君は父親似だろうか雨も花も生きていておそろしい
/湯島はじめ

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