見出し画像

まじ?住宅ローンの5年ルールと125%ルールがないネット銀行があるって本当?

住宅ローン利用者の72.3%が選ぶ変動金利。しかし、将来的に金利上昇で返済額が増える不安も抱えています。

そこで、「5年ルール」と「125%ルール」を知っておきましょう!

5年ルールは、金利上昇しても5年間は返済額を変えないルールです。
125%ルールは、5年後の金利見直し時に、返済額を最大125%までに抑制するルールです。

ただ、いくつかのネット銀行では5年ルールと125%ルールの適用がない銀行もあるので注意しましょう。


「5年ルール」「125%ルール」とは?

引用:NIKKEI STYLE

変動金利における「5年ルール」と「125%ルール」は金利の変動による返済額の急増を抑えるために設けられています。

5年ルール
半年ごとの金利見直しで金利が変動しても、返済額は5年ごとに見直しをする。
125%ルール
5年ごとの返済額見直し時には、返済額の上限として前回返済額の125%までしか上がらない。

5年ルールと125%ルールがないネット銀行もある

いくつかのネット銀行では、これらのルールを採用していない場合があります。

具体的には「ソニー銀行」「PayPay銀行」「SBI新生銀行」の変動金利にはこのルールが適用されません。

ただ、このルールがないからといって危険というわけではありません。
金利が落ち着いている状況では、これらのルールの有無を過度に重視するよりも、他のローン条件やサービスの質を比較検討することをおすすめします。

金利上昇したときの対策方法

日本でバブル期並みの好景気が来ない限り125%ルールが適用されることは考えにくいですが、金利上昇への対策は考えておきましょう。具体的に2つの対策方法を解説します。

【対策1】繰上返済の資金を用意する

金利が上昇する可能性に備え、繰上返済ができるようにある程度の資金を準備しておくことが重要です。これにより、必要に応じて返済額を減らすことができます。

【対策2】無理のない返済計画を立てる

金利上昇に備えて、無理のない返済計画を立てることも重要です。特に住宅ローンを借りすぎないように注意しましょう。将来的に金利が上昇しても、借りる金額が少なければ返済負担はそこまで重たくなりません。

まとめ:5年ルールと125%ルールの有無は気にしなくてもいい

住宅ローンの変動金利で適用される「5年ルール」と「125%ルール」について解説しました。

この2つのルールによって、急激な金利変動をしても安定した返済ができます。
しかし、金利上昇リスクがなくなるわけではありませんので、繰上返済できる資金を用意しておくなどの対策は必要です。

ソニー銀行、PayPay銀行、SBI新生銀行には5年ルール・125%ルールがありませんが、このルールの有無はそこまで重視しなくていいです。
ルールの有無を優先するよりも、金利や団信の内容を中心に比較検討することをおすすめします。

金融機関ごとの金利や団信を比較するなら、住宅ローン比較サービスの『モゲチェック』を利用してみましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?