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南大阪・泉州の旧街道を歩く 田園地帯の風景

今日は仕事が休みでした。
夫は仕事だったので、私は「おひとり様」を満喫しておりました。

午後からは美容室の予約を入れていたので、午前中に地元を少し歩きました。
地元・泉州には、いくつかの旧街道があります。
有名なのは、熊野本宮に至る熊野街道です。

が。
今日は「大師道」という街道を歩きました。

海沿いから、地元の古刹こさつである「林昌寺りんしょうじ」へと至る道です。
何ということはない、田園地帯を歩くだけなのですが…
まぁたまには、こういうのも良いかなと思いまして。

街道までは、住宅地を少し歩きます。
お天気が良く、暑いくらいでした。

この道も、一応「信長街道」になっています。
織田信長が、和歌山県の根来寺を攻める時に、整備した道なんだそうです。

途中には「千体地蔵」があります。
あぜ道などにあったお地蔵さんを集めたもので、その数300体以上。
お地蔵さんの中には、天正8年(1580年)の銘があるものも。

大師道だいしみちに入ると、田園の風景が広がっています。

三輪運搬車に追い越されました。
のどかな景色です。

このあたりは、もう少し先には水田になります。

春の田んぼ、という感じがします。

のどかです。

何が植えられるのでしょうか…。
土がふんわりと、いい感じです。

途中で、片側2車線ある国道の下をくぐります。

左側には、池があります。
泉州は、農業用水を確保するための「ため池」があちこちにあります。

はるか遠くに、和泉山脈が見えます。

トラクターのわだちに、水がたまっていました。
「水ぬるむ」という、仲春ちゅうしゅんの季語を思い出しました。
もっとも今は、立夏を過ぎているので初夏ですけどね。

ひたすら歩きます。
ちなみに今日はいつものミラーレスではなく、Cannonのコンデジを使いました。
ミラーレスを持つと、田舎で悪目立ちしそうな気がしまして(笑)

今日使ったのは、PowerShot・S120です。
超絶コンパクトなので、簡単にポケットに収まります。

で、一瞬で撮り、またポケットに戻すという(笑)
起動が早いので助かります。

「ネギ坊主」を見つけました。
南泉州では、春によく見られる光景です。

田んぼの一角に、小屋が建てられています。
これは「玉ねぎ小屋」」といいます。

小屋の中には、横棒が通されています。

収穫した玉ねぎを、この横棒に吊るして保管するのです。

近年、田んぼの減少に伴い…
玉ねぎ小屋も、かなり減りました。

そろそろ、舗装があやしくなってきました。
あぜ道の風情です。

初夏の陽気の中、歩きました。

おお、これこれ。
玉ねぎ畑です。

今はかなり減りましたが、泉州地方は米の後に玉ねぎを栽培する農家さんが多かったのです。

泉州地域は、「日本の玉葱栽培の発祥の地」といわれています。
今は、玉ねぎと言えば淡路島が有名ですが…
実は淡路の玉ねぎは、泉州の玉ねぎがルーツとなっています。kkお

こちらに、詳しく書かれています。

新玉ねぎの季節です。

用水路。

水辺に生えているのは、カヤツリグサの仲間、「メリケンガヤツリ」だと思われます。
カヤツリグサの仲間はとても多く、どれがどれだか…。

さて、田園地帯を抜け…
住宅地に入りました。

水路の水が、さらさらと音をたてていました。

道しるべがありました。
「文化11年」の文字が、かすかに見えます。

正面。
うっすらと、弘法大師の姿を確認することができます。
像の上に刻まれているのは、弥勒菩薩を表す梵字です。

さて、まだ少し歩きます。

記事が長くなってしまったので、続きます。

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