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6月4日(土)15時スタート ウクライナで何が起きているのか~最新現地報告とチェチェンから見たプーチンの侵略~

 ウクライナで現地取材をしているジャーナリストが帰国し、各地で報告会などを開いているが、その一人、志葉玲氏の報告会が6月4日(土)15時から、東京千代田区の在日本韓国YMCA304会議室で行われる。

①何よりもまず現地に実際に行った人の報告
「ウクライナ取材から見えたこと」
志葉玲(ジャーナリスト)

 現場に行くことはとても大切だ。私自身、チェチェン戦争を取材(1995年~2005年)していたことからも痛感している。

 ネットやテレビ局の報道、各種公式発表やデータだけからは分からない、あるいは感じ取ることもできない。本当のところ、SNSでも難しいと私は考えている。

 その場の空気、匂い(臭い)、人々の動き、話し方、表情、服装、現地の人通しの人間関係・・・。これらを掴むことはとても重要だ。

 ところが、侵略されている現場・修羅場に生きるウクライナ人に対し、遠く離れた場所で、「ウクライナはこうすべき」「すぐに武器をおけ」「ウクライナのこういうところが問題」などと、現実を無視して自分の脳内にある思想・思考・イデオロギーを押し付ける人も少なくない。

 この「脳内思想」の押し付けは、侵略と虐殺にさらされる人々に対する人権侵害レベルである。

 そのような思いもあり、志葉玲さんの現地報告をまずは聞いてみたい。

②「プーチン政権の闇を暴く」
 林克明(ジャーナリスト・筆者です)

 ロシアが侵略したのは、NATO(北大西洋条約機構)が東方拡大したから、ウクライナが停戦合意を守らなかったから、アメリカがウクライナを支援してきたから・・・。ロシアが、ひとのせいにするのは間違いだし、それを支持するのは悪質だ、ということを話すつもりだ。

 今回のウクライナ侵略は、ロシアの奥底にうごめく独特の思想と情念から発したもの。ソ連崩壊以後のロシア暴走の起点になっているのは、チェチェン戦争であり、とりわけプーチンが実権を握った「第二次チェチェン戦争」がウクライナ侵攻の発火点になっている、という視点を明らかにしたいと思う。

③「ウクライナ侵略を悪用した大軍拡に抗する」
杉原浩司氏(武器取引反対ネットワーク・NAJAT)代表

 いわば火事場泥棒的に日本を大軍拡させ、同時にそれを維持するための治安維持体制の強化、言論表現の自由取締り、教育統制を進めている日本政府・与党・支配勢力。

 ウクライナの人々の悲劇を完全に悪用して自らの政治的思想的野望を実現させようという人も警戒しなけばなりません。このような視点で杉原さんが話す。

 杉原さんは、いってみれば筋金入りの反戦派だが、一部で言われている「どっちもどっち喧嘩両成敗」や、安易な停戦、ウクライナ人戦うな抵抗するな、という言動については厳しく批判している人。

6月4日5時開始 在日本韓国YWCA304会議室 先着60名 参加費800円・学生500円(困窮者応相談)
http://www.ayc0208.org/access.php

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