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大国主義と「平和主義」の傲慢を超えて・・・「ウクライナ侵略を考える」著者を招いて講演会
2024年3月23日に行われた「ウクライナ侵略を考える~『大国』の視線を超えて」(あけび書房)の出版記念講演会の記録です。 いますぐ注文を☟☟☟ https://www.hanmoto.com/bd/isbn/97848... これはすごい本です。驚くべき本です。この本自体が歴史の証言になるでしょう。 ウクライナ戦争は歴史的大事件ですが、この戦争に関して日本の言論界の混迷の実態と根本に焦点を当てたこの本も、歴史的だと思うからです。 日本の知識人や専門家が2020年代にどんな主張をしていたか。10年後、20年後に彼らがどう評価されるのか。評価の材料となる重大な記録がこの本の中に詰まっています。
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超おすすめの講演動画 ウクライナ~笑いと歌の抵抗~
「ウクライナ 抵抗の文化・文化の抵抗」 講演:赤尾光春・国立民族学博物館 特任助教 共催:ウクライナ連帯ネットワーク(SUN)/ウクライナ民衆連帯募金 0:00:00 開会のことば 0:02:26 これまでの活動報告 0:04:50 海外からのメッセージ 0:07:27 第一部「笑い」 1:26:23 第二部「歌」 1:55:04 質疑応答 2:07:18 主宰者メッセージと閉会のことば 侵略に対する頑強な抵抗の背景に、ウクライナにおける市民社会の底力と「抵抗の文化」を見るのが、ユダヤ文化研究者としてウクライナに関心を向けてきた赤尾光春さん(ユダヤ文化、ロシア・ウクライナ地域研究)だ。 彼は特にウクライナのヒップホップや(ゼレンスキーを筆頭とする)風刺的コメディに注目し、04年のオレンジ革命、14年のマイダン革命、そしてロシアの全面侵攻に至るウクライナの激動のなかで育ってきた抵抗の文化の豊かさと水準の高さを紹介してきた。 「プーチン」「バイデン」「NATO」でウクライナ戦争を語るのではなく、私たちは、彼ら自身の歴史をつくる主体としてのウクライナの人びとを知るべきだ。そのために、まずはウクライナの抵抗の文化/文化の抵抗に触れてみよう。 【ゼレンスキーの風刺コメディ】 ●プーチンと愛人カバエバの会話 2014年5月 https://www.youtube.com/watch?v=DSXlv... ●クリミア占領直後のロシア人カップル 2014年10月18日 https://www.youtube.com/watch?v=hD_QJ... ●ロシア人から見たウクライナ人家族 2017年3月11日 https://www.youtube.com/watch?v=8hj0G... ●「特別軍事作戦」のパロディ 95街区「塹壕」TVドラマ22年10月~ https://www.youtube.com/watch?v=KgewV... 【抵抗の唄】 ●「ホップ畑を超えて」 https://www.youtube.com/watch?v=CjM95... ●「敵への子守歌」 https://www.youtube.com/watch?v=40WD9... ●「英雄は死ぬ」 https://www.youtube.com/watch?v=JTUxJ... 【赤尾光春さんプロフィール】 国立民族学博物館 特任助教。ユダヤ文化研究、ロシア・ウクライナ地域研究。共編著に、『ユダヤ人と自治――中東欧・ロシアにおけるディアスポラ共同体の興亡』(岩波書店、17年)、『シオニズムの解剖:現代ユダヤ世界におけるディアスポラとイスラエルの相克』(人文書院、11年)、『ディアスポラから世界を読む:離散を架橋するために』(明石書店、09年)など。共訳に『トレブリンカの地獄――ワシーリー・グロスマン前期作品』(みすず書房、17年)。寄稿に「ロシア語を話すユダヤ人コメディアンVSユダヤ人贔屓の元 KGB スパイ」『現代思想』50-6(青土社、22 年)ほか。
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これは、暗闇にさす一条の光ではないのか・・・?「侵攻から2年、ウクライナをめぐる課題と北コーカサス山岳民共和国連邦再興構想」
<拡散希望> 明日のイベント、急ですいません 長年チェチェンでの平和と人権の回復を求めてきたチェチェン連絡会議は、昨年ロシア軍のウクライナ侵攻から1年目を前にして、パネルディスカッション「チェチェン戦争から見たウクライナ侵攻の今」を開催しました。 現在、ウクライナをめぐる状況は極めて厳しい現実に置かれています。昨年6月に始まったウクライナ側の反攻は停滞する一方、東部などではロシア側の人命を顧みない大攻勢が続いています。ウクライナ側は必死の防衛・反撃を行っていますが、イス