Hayashi Masaaki 林克明ジャーナリスト

チェチェン・ウクライナ・労働問題・メディアに興味あり。自分と社会全体の幸福を志向。略歴…

Hayashi Masaaki 林克明ジャーナリスト

チェチェン・ウクライナ・労働問題・メディアに興味あり。自分と社会全体の幸福を志向。略歴https://www.amazon.co.jp/%E6%9E%97%E5%85%8B%E6%98%8E/e/B08H7ZTX7Zref_=dbs_p_pbk_r00_abau_000000

マガジン

  • ウクライナ&チェチェン Ukraine&Chechen

    大ロシア主義の西方拡大の起点はチェチェン戦争。その帰結がウクライナ全面侵攻だ。1995年から16回チェチェンを訪れたことを下敷きに、「大帝国」にあらがう少数者の姿を見て聞きます。その抵抗の文化と精神文化は、人類の未来を照らす光ではないかと私は思っています。

  • 62歳からのロシア語

    2023年4月2日、62歳でロシア語の再学習を始めました。記憶力も衰え始め、新しいことを習得するのが年々困難になる中、どこまでできるか挑戦するマガジンです。ロシア語に限らず外国語を勉強する人、新しいことにチャレンジする人たちと一緒に楽しめたらと考えています。気が向いたときに投稿しますが、とりあえず1週間に1回を目指します!

最近の記事

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大国主義と「平和主義」の傲慢を超えて・・・「ウクライナ侵略を考える」著者を招いて講演会

2024年3月23日に行われた「ウクライナ侵略を考える~『大国』の視線を超えて」(あけび書房)の出版記念講演会の記録です。 いますぐ注文を☟☟☟ https://www.hanmoto.com/bd/isbn/97848...  これはすごい本です。驚くべき本です。この本自体が歴史の証言になるでしょう。  ウクライナ戦争は歴史的大事件ですが、この戦争に関して日本の言論界の混迷の実態と根本に焦点を当てたこの本も、歴史的だと思うからです。  日本の知識人や専門家が2020年代にどんな主張をしていたか。10年後、20年後に彼らがどう評価されるのか。評価の材料となる重大な記録がこの本の中に詰まっています。

    • おもちゃを買ってもらった子供のように ~62歳からのロシア語23~

      研究社 露和・和露辞典アプリを買った!  ついに購入した。やった~。試験に合格したような気分だ。研究社露語・和露辞典アプリを先月3月に買ったのだ。  パソコンとスマホの両方で使えると思ったが、別々に買わなければならないと判明し、しかたなくアンドロイド版を購入したのである。  この辞書アプリの存在を知ったのは、ちょうど去年の4月。すぐにでも利用したかったが、なにぶん1万5000円もする。  ほかにもロシア語関連の教本なども必要だったため、少しずつお金をためて1年経って

      • 面白い「シャドーイング教本」を見つけてしまった 62歳からのロシア語22

        シャドーイングの材料選びで失敗している今現在  面白いのだから「しまった」などと表現するのはおかしいと思われるかもしれない。  しかし、面白いものを見つけたということは、面白いものに意識が集中し、面白いことをやってしまう。  なぜそれが困るのか。ロシア語再学習を始めた去年4月2日、「いったん手をつけた作業は最後までやりきる」という原則を貫こうと決めたからである。  それまで、ロシア語に関しては何一つ、教材を最後までやりきったことがなく、”なんちゃってロシア語”の状態だ

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          超おすすめの講演動画 ウクライナ~笑いと歌の抵抗~

          「ウクライナ 抵抗の文化・文化の抵抗」 講演:赤尾光春・国立民族学博物館 特任助教 共催:ウクライナ連帯ネットワーク(SUN)/ウクライナ民衆連帯募金 0:00:00  開会のことば 0:02:26 これまでの活動報告 0:04:50 海外からのメッセージ 0:07:27   第一部「笑い」 1:26:23  第二部「歌」 1:55:04 質疑応答  2:07:18 主宰者メッセージと閉会のことば  侵略に対する頑強な抵抗の背景に、ウクライナにおける市民社会の底力と「抵抗の文化」を見るのが、ユダヤ文化研究者としてウクライナに関心を向けてきた赤尾光春さん(ユダヤ文化、ロシア・ウクライナ地域研究)だ。  彼は特にウクライナのヒップホップや(ゼレンスキーを筆頭とする)風刺的コメディに注目し、04年のオレンジ革命、14年のマイダン革命、そしてロシアの全面侵攻に至るウクライナの激動のなかで育ってきた抵抗の文化の豊かさと水準の高さを紹介してきた。 「プーチン」「バイデン」「NATO」でウクライナ戦争を語るのではなく、私たちは、彼ら自身の歴史をつくる主体としてのウクライナの人びとを知るべきだ。そのために、まずはウクライナの抵抗の文化/文化の抵抗に触れてみよう。 【ゼレンスキーの風刺コメディ】 ●プーチンと愛人カバエバの会話 2014年5月 https://www.youtube.com/watch?v=DSXlv... ●クリミア占領直後のロシア人カップル 2014年10月18日 https://www.youtube.com/watch?v=hD_QJ... ●ロシア人から見たウクライナ人家族 2017年3月11日 https://www.youtube.com/watch?v=8hj0G... ●「特別軍事作戦」のパロディ 95街区「塹壕」TVドラマ22年10月~ https://www.youtube.com/watch?v=KgewV... 【抵抗の唄】 ●「ホップ畑を超えて」 https://www.youtube.com/watch?v=CjM95... ●「敵への子守歌」 https://www.youtube.com/watch?v=40WD9... ●「英雄は死ぬ」 https://www.youtube.com/watch?v=JTUxJ... 【赤尾光春さんプロフィール】 国立民族学博物館 特任助教。ユダヤ文化研究、ロシア・ウクライナ地域研究。共編著に、『ユダヤ人と自治――中東欧・ロシアにおけるディアスポラ共同体の興亡』(岩波書店、17年)、『シオニズムの解剖:現代ユダヤ世界におけるディアスポラとイスラエルの相克』(人文書院、11年)、『ディアスポラから世界を読む:離散を架橋するために』(明石書店、09年)など。共訳に『トレブリンカの地獄――ワシーリー・グロスマン前期作品』(みすず書房、17年)。寄稿に「ロシア語を話すユダヤ人コメディアンVSユダヤ人贔屓の元 KGB スパイ」『現代思想』50-6(青土社、22 年)ほか。

        大国主義と「平和主義」の傲慢を超えて・・・「ウクライナ侵略を考える」著者を招いて講演会

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        マガジン

        • ウクライナ&チェチェン Ukraine&Chechen
          63本
        • 62歳からのロシア語
          24本

        記事

          意外に難しい「標準ロシア語会話」 62歳からのロシア語21

          あのワクワクするような本が忘れられない 「ロシア語だけの青春」(黒田龍之介著)に刺激されて、ようはくやり始めた「標準ロシア語会話」(東一夫・東多喜子共著、白水社)。  本の情熱に引きずられて、この会話集の暗唱をやり始めたのだ。この会話本は、伝説の学校「ミール・ロシア語研究所」の授業で使われていたものだ。  とにかく、例文を覚えて、出来る限りいい発音で何度も声に出し、徹底的に暗唱する。  強く読む部分(ウダレーニエ)を大げさなくらいに強調し、きちんとした発音を何度も繰

          意外に難しい「標準ロシア語会話」 62歳からのロシア語21

          出版記念講演「ウクライナ否定論の正体~大国主義と『平和主義』の傲慢を超えて~

          『九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』の著者、加藤直樹氏が『ウクライナ侵略を考える』(あけび書房)を出版する。  4月3日の発売を前に、講演会を開催することにした。(主催;草の実アカデミー、協賛:あけび書房・社会文化フォーラム)  日本と東アジアの関係を深く考察してきた加藤さんは、2年前のロシアによる対ウクライナ全面侵攻以降、ウクライナについて猛勉強を始めた。  そしてウクライナという国や国民性、社会や文化など様々な発見をしたという。 特筆すべき

          出版記念講演「ウクライナ否定論の正体~大国主義と『平和主義』の傲慢を超えて~

          イラク戦争21年シンポジウム、ガザ攻撃に揺れる世界と平和的生存権

           とても重要なシンポジウムだと思います。東京近辺にお住まいで時間のある方、ぜひとも参加お願いします。 日 時 2024年3月20日(祝・水)14:00~16:30(13:30開場) 会 場 オンライン(ZOOM)     専修大学神田キャンパス10号館4階10041教室 101-8425 東京都千代田区神田神保町3-8 ・水道橋駅(JR)西口徒歩7分     九段下駅(地下鉄/東西線、都営新宿線、半蔵門線)出口5、1分     神保町駅(地下鉄/都営三田線、都営新宿線、半蔵

          イラク戦争21年シンポジウム、ガザ攻撃に揺れる世界と平和的生存権

          ついに「伝説の会話集」朗読に着手 62歳からのロシア語20

          言語学習モチベーション維持の本  ついに、伝説の「改訂版 標準ロシア語会話」(白水社 東一男・東多喜子共著1980)朗読に着手した。昨日のことだ。  2023年4月2日に開始したロシア語再学習(最初の一歩から全部やりなおし)を続けるモチベーション維持に役立った本は、「ロシア語だけの青春」(黒田龍之助著、現代書館・ちくま文庫)だ。  これまた伝説のロシア語学校「ミール・ロシア語研究所」に著者自身が通っていた時期を中心に書かれた本なのだが、その「ミール」で使用されていたのが

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          2月23日は強制移住80周年。チェチェン人と朝鮮人の強制移住をテーマにした傑作ドキュメンタリー

          2月23日は、全民族の半分くらいが死亡したチェチェン人強制移住80周年。みんなに見てほしい傑作ドキュメンタリー。チェチェン人と朝鮮人(高麗人)の強制移住をテーマにしている。(日本語字幕&ロシア語字幕つき) タイトルは「いって・らっしゃい」

          2月23日は強制移住80周年。チェチェン人と朝鮮人の強制移住をテーマにした傑作ドキュメンタリー

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          ロシア語学習仲間ができた! 不利な条件で何かを目指す人々 62歳からのロシア語19

          孤独からの解放  一昨日の2024年2月17日、東京新宿駅南口のイベント「ウクライナ債務を無条件で帳消しにしろ」スタンディングに行き、動画を撮影した。  この件で書きたいことは山ほどあるが、このマガジンのテーマである「ロシア語学習」に関することに絞りたい。  新宿駅南口で、おそらく11年ぶりくらいで旧知のドキュメンタリストTさんと再会し話をした。  実は、一週間ほど前、ある会合で彼の姿を見かけてはいたが話はせず、昨日ようやく話をすることができた。  彼はこれまで、い

          ロシア語学習仲間ができた! 不利な条件で何かを目指す人々 62歳からのロシア語19

          YouTubeチェーホフの「犬を連れた奥さん」を使ったシャドーイング 62歳からのロシア語18

          YouTube使っての言語練習は自分の好きな動画を選ぶ  いまの時代は、何でもそろっていて言葉を学習するのに便利だ。私の若いころなど考えられないほど、いろいろな方法がある。そのひとつがYouTubeだ。  基本単語をひたすら覚えたり、文法知識を得る学習だけしていると気が滅入ってくるので、趣味の動画を視聴し内容を理解できるようにするのが楽しい。  私は、①文芸もの ②時事問題 の大きく二つの分野を意識して具体的なコンテンツを選んでいる。たとえば①のジャンルの例が「チェー

          YouTubeチェーホフの「犬を連れた奥さん」を使ったシャドーイング 62歳からのロシア語18

          坂口安吾と神経衰弱と外国語学習 62歳からのロシア語17

          ロシア語学習開始でうつ状態から脱出  以前、ロシア語の再学習を始めてしばらくしたら、うつ状態から脱していいることに気づき、驚愕したと書いた。  正月に編集者やライターの新年会に参加したとき、その体験を話したのだが、話しながら、自分で自分に驚き感動していたのを思い出す。  「それ、坂口安吾と同じだね」   そう言いながら、編集者はサクサクとスマホで検索した。 「やっぱりそうだった。坂口安吾は、外交語を勉強して神経衰弱を克服したとネットにも出てるね」   その時はそのま

          坂口安吾と神経衰弱と外国語学習 62歳からのロシア語17

          ウクライナ戦争、ロシア崩壊のカウントダウンか…少数民族が独立運動を活発化

           間もなく2年を迎えるウクライナ戦争では連日犠牲者が出続けている。そんな中で、ウクライナとロシア内少数民族が連携する可能性が出てきた。  昨年11月8日、欧州議会庁舎内で行われた国際会議で、100年以上前、ロシア南部に実在した「北コーカサス山岳共和国連邦」の復興宣言がなされたのだ。ちなみに、山岳共和国連邦領土の西端は、海峡を挟んでウクライナが奪還を図るクリミア半島につながる。  クリミア半島でウクライナが圧倒的優勢に立った場合、独立に向けての動きが活発化するだろう。  

          ウクライナ戦争、ロシア崩壊のカウントダウンか…少数民族が独立運動を活発化

          これは、暗闇にさす一条の光ではないのか・・・?「侵攻から2年、ウクライナをめぐる課題と北コーカサス山岳民共和国連邦再興構想」

          <拡散希望> 明日のイベント、急ですいません 長年チェチェンでの平和と人権の回復を求めてきたチェチェン連絡会議は、昨年ロシア軍のウクライナ侵攻から1年目を前にして、パネルディスカッション「チェチェン戦争から見たウクライナ侵攻の今」を開催しました。 現在、ウクライナをめぐる状況は極めて厳しい現実に置かれています。昨年6月に始まったウクライナ側の反攻は停滞する一方、東部などではロシア側の人命を顧みない大攻勢が続いています。ウクライナ側は必死の防衛・反撃を行っていますが、イス

          これは、暗闇にさす一条の光ではないのか・・・?「侵攻から2年、ウクライナをめぐる課題と北コーカサス山岳民共和国連邦再興構想」

          平凡な作業をていねいに実行する  62歳からのロシア語16

          マンネリ化という落とし穴  外国語であれ、音楽であれ、武術・武道であれ、仕事であれ、何かを身につける過程で停滞(場合によっては後退)することはある。  そのテーマによって様子は違ってくると思うが、毎日やっていることがマンネリ化するのは避けられない。  それだけ習慣化したのだと肯定的に見ることもできるだろう。それでも、新鮮さや面白味、あるいは成果を感じないと意欲が落ちてくる。  たとえば外国語の単語を覚える練習もそのひとつだ。というか、ロシア語の重要単語を覚えていて、

          平凡な作業をていねいに実行する  62歳からのロシア語16

          ついに「大学のロシア語Ⅰ」を終了! 62歳からのロシア語15

          最後までやる気持ちよさ 2024年1月16日(火)午後6時 2冊目の教科書が終わった!  2冊目の教科書「大学のロシア語Ⅰ」(東京外国語大学出版部)の最終章・第28課を終えた。  なんか、やったーという気分だ。一冊目の教科書「初歩のロシア語」(昇龍堂出版)が終わったときも感慨深かった。  あきっぱい私が文法書、しかも2冊を最後までやりきるなんて、自分でも信じられない。  とにかくひとつのことを最後間でやる爽快感を味わっている。  ただし、じゃあ、ロシア語文法をが

          ついに「大学のロシア語Ⅰ」を終了! 62歳からのロシア語15