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初、北海道

北海道に行ってきた。
次男夫婦と孫(1歳半)そしてお嫁さんのご両親に会いに。

減薬のおかげで副作用の下痢もかなり落ち着いてきて、トイレ中心のスケジュールを組まなくても行けると判断し、北海道4泊5日旅行を決行することにした。夫はとにかく孫に会いたいらしい。それとコロナ禍で結婚式をしないまま、授かり婚でバタバタなのをいいことに?会わずじまいだったお嫁さんのご両親に会いに行くことにした。


飛行機が苦手な私は離陸と着陸時に、かつて分娩室で披露した凄まじい握力を再び夫に披露した。
高所恐怖症と豪語してはいるけれど、必ず窓側を希望して外の景色をずっと眺めていた。

到着したその日に孫の顔を見に行くという夫は、
「少しでも慣れてもらって、最後には抱っこできるようにするんだ。」
と意気込んでいた。
最初はさりげなく避けられていたけれど、次第に距離を詰め、最終日のお見送りの時には肩車させてもらえていた。高い高いでたくさん笑ってくれて、願いが叶ったと喜んでいた。
「また忘れられないように1年後には会いたい。」
「北海道への出張もあるしな。」と、次回の予定を既に心待ちにしていた。
反対に、お嫁さんのご両親に会うのはなかなか気が重かったようで、お土産や服装、挨拶、支払いなどいろいろ頭を悩ませていた。
でも結局、そんなことを気にしてたのは夫だけだった。次男も向こうのご家族にすっかり打ち解けて、受け入れられていた。


日程の後半は観光に費やした。
北海道は観光地の敷地面積が広く、毎日の歩数が3桁の私にはかなりハードだった。しかもいつもは8時半起きなのに、朝食の時間が決まっているので7時には起きなくちゃいけなかった。(いや、それが普通か。)
それに私は朝食を食べない。

しかし、今回の旅行は何故かとても上手くいった。
初日の次男家族との夕食を19時までに食べ終えたのが良かった。
1日2食。7時と18時。無理して食べない。
これを守ると体調が良い。
夫には出発前日に
「お腹がすいたら私に構わず何か食べてね。」
と伝えた。
私も疲れたらすぐに座って休んだ。
移動中は助手席に乗っているだけなのに15時には疲労困憊でチェックインして、ベッドでゆっくり休んでから18時に夕食を食べた。
夫に「ヒカルの稼働時間は5時間だな。」と言われた。
私は電気自動車。充電が長い。
夫はガソリン車。食べたら動ける。


家に帰って、夫が「家が一番だな、とか言って。」と笑っていた。
旅行でのアドレナリンがまだ残っていたのか、夫は庭の手入れを、私は洗濯と夕食作りを始めた。
「草取りって優先順位かなり後半じゃないの?!洗濯と食事の支度が先でしょ!!」
アドレナリンが出てるとはいえ疲れていたので、イライラしてるわ〜と自分でわかった。
そんな時はとにかく早く寝るに限る。
その後、復活したのは1週間後だった。


4泊5日の長めの旅行をしてみて、改めてわかったのは食事はバイキングでなくてはダメということ。
夫と私では食べる量、選ぶメニューがまるで違う。
ひと通り食べたいものを選んでお皿に乗せて戻ってくると、2人の選んだものが悉く違う。デザートから飲み物まで全て。

夫は観光地を効率よくたくさん巡る派。
私は1日1観光、旅行1回1観光でもいい派。

夫はキャンピングカーで寝泊まりしたい派。
私はホテルでトイレ確保派。

ていうか、トイレの音とかみんな気にならないのかな。できるなら1人1部屋が良い。
副作用のこともあるけど、旅行中のトイレ問題って私にとっては重要度高め。朝食後からチェックアウトまでのトイレとか大事。1日の体調に関わるし。
そうなるともう1人旅推奨だよね。


先日カズレーザーが旅行に興味ないって言ってて、密かに同じだなと思った。家が幸せだし、行きたい観光地も見たい景色もあまり無いし。
でも最近、体験することの楽しさは感じるんだよね。
宿坊とか行ってみたい。
あと馬を放牧してるところを1日中見ていたい。
旅行は行くなら観光地じゃなくて、ただ行きたいとこに行きたい。


今回、次男家族とご両親にも会ったけど、みんなとても良い人で、次男が幸せそうで本当に良かった。
喧嘩したり家出したりいろいろあって、夫婦や家族は出来てくると思うから心配はしてない。
次男の良いところをみんながわかってくれていることが嬉しい。
元気に過ごしてくれればそれでいい。

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