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凶悪犯罪の抑止には殺人予備罪の厳罰化が必要と感じる

こんばんは。今日もおつかれさまです。

凶悪犯罪は年々減少傾向にあるものの、未だに後を絶たないのが現状です。

凶悪犯罪を抑止するために私が思いついた手段があります。

それは、「殺人予備罪の厳罰化」です。

闇サイト殺人事件をご存知でしょうか。犯罪者を募集する闇サイト「闇の職業安定所」で知り合った、川岸健治・神田司・堀慶末の3人が、強盗目的で通りすがりの女性、磯谷利恵さんを住宅街路上で拉致し、金品を奪って殺害して遺体を山中に遺棄した、非常に凄惨な事件です。

被害者の遺族は、被告人3人の死刑を求めました。無残にも殺されてしまった磯谷利恵さんや、その遺族の無念は計り知れないことでしょう。

判決は、川岸健司には自首を認め無期懲役、神田司と堀慶末(うち堀は別の事件を含めると3人殺害)には無慈悲かつ残忍な犯行として死刑が言い渡されました。

死刑存廃問題に関して死刑廃止派寄りの中立である私としては、このような事件が起きてから犯人に死刑を求めてももう遅い、こんな凄惨な事件は起きる前に何らかの方法で根絶しなくては、と思いました。

そこで凄惨な殺人事件の根絶の一つの方法として考えたのが、「殺人予備罪の取り締まり強化及び厳罰化」です。

現在の刑法では、「殺人の罪を犯す目的でその予備をした者は、二年以下の懲役に処する。」と規定されています。

この「二年」が、私としてはあまりにも軽すぎると思いますね。他の罪の法定刑の長期と比較してみましょう。

○窃盗・・・最大、懲役10年

○詐欺又は恐喝・・・最大、懲役10年(組織的な犯行の場合は最大20年)

○強盗・・・最大、懲役20年

このように、現在の殺人予備罪の法定刑は、財産犯と比べ極めて軽すぎます。私としては、殺人予備罪の法定刑を大幅に引き上げなければ、法の正義を著しく損うと思っています。

私としては、罪刑均衡の観点から言うと、殺人予備罪は刑を加重しない場合の有期刑の上限である懲役20年を最高刑、殺人未遂罪は無期懲役刑を最高刑とし、殺人罪に対する刑罰は無期懲役刑のみが妥当だと考えます。ただし犯人に同情するような事件は通常の殺人罪から刑を軽くした故殺として処罰し、故殺の予備は処罰しないことが妥当でしょう。

ともかく、現在の殺人予備罪の法定刑はとても軽すぎて、犯人を逮捕できても執行猶予で済まされてしまい、結果的に犯人が凄惨な殺人事件を起こしてしまう、ということも十分に考えられます。

また、厳罰化を実現できても、殺人予備罪に対する取り締まりが強化されないと意味がありません。殺人予備罪全てを取り締まることが不可能であるとしても、例えばインターネットであれば闇サイト殺人事件で使われたような感じの闇サイトを徹底的に探求して闇サイトの使用者や設立者を重刑に処し、現実世界であれば防犯カメラをあちこちに展開して、何度も同じ家に下見に行く人間や凶器を持ち歩く人間には殺人予備罪の疑いをかけるくらいしないといけないと感じています。

とにかく、闇サイト殺人事件を皆様には絶対に忘れてほしくありません。また、犯人を絶対に許さないでください。磯谷利恵様のご冥福をお祈りいたします。

悲惨な殺人事件がもっと減少・根絶することを私は願います。また、ぜひ私の記事を犯罪の抑止に役立てていただけたらと思っています。

世界が平和になりますように。

それでは、おやすみなさい。


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