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No.0117 自民党と国民民主党の連立案が再燃

 来たる9月2日、国民民主党の代表選が行なわれ、現代表である玉木雄一郎さんが前原誠司さんを破り再選されました。

 再選されたタイミングで自民党は国民民主党との連立の検討をしているようです。以前も麻生太郎さんや茂木敏充さんが政策が近いとのことで玉木さんと接触、連立の話し合いをされていたそうですが、内閣改造のタイミングで再び話が上がって来ているようですね。


自民党側のメリット


1.選挙区調整等選挙の支援・調整を行なえば、状況によれば公明党の議席数を上回って自公連立を解消できる。
2.選挙の調整が上手く行なうことが出来れば、連合の組織票を取り込むことができ、議席数の維持がしやすくなる可能性がある。
3.国民の支持母体である連合との関係を構築し、もう一方の支援政党である立憲民主党の支援を手薄にできる。

自民党側のデメリット


1.自自公政権が続いていた公明党との関係に亀裂が入り、ぞんざいに連立解消すれば第一野党として立ちはだかる可能性がある。
2.国民民主党が力をつければ、自民党にとって脅威になる可能性がある(もっとも、国民のための政治をしてくれるなら与党野党関係ありませんが)

国民民主党のメリット


1.自民党との選挙の支援・調整を行なえば、状況によれば次回の選挙で議席数を大きく上回れる可能性がある。
2.連合の意見をある程度反映させることが可能になり、労働者の賃金など環境が改善される可能性がある。
3.玉木さん以外の議員が目立てる可能性があり、次世代の国民民主党を担う注目の議員が出てくる可能性がある。

国民民主党のデメリット


1.前原誠司さんが離党して支持している議員と共に新党を作る可能性がある(これはかなり低いですが)
2.連合の支援が逆に受けられなくなり、勢力が弱くなる可能性がある。
3.野党として発言してた政策が封印される可能性がある(今だとガソリン価格の値段を下げる・減税など)

 あとは公明党と国民民主党との議席数の差も考慮しないといけないでしょうね(2023年9月8日現在、公明党は衆参で59議席、国民は衆参で21議席)

個人的所感

 私としては勝負に出て連立を組んで、与党の中から改革して、もしくは国民民主としての政策を組み込んで行った方が早いのではないかな?と思います。

 脱民主党として成分は抜けていっていますが、まだ「責任は持ちたくない病」が抜けきっていないのが現状なので、劇薬として「責任のある立場に行って持ってもらう」感覚を掴んだ方がいいかなと思います。

 もちろん支持母体の連合さんや維新の会の連携の兼ね合いもあると思いますが、連立を考えているのなら、それこそ代表の腕の見せ所なのではないでしょうかねぇ?