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土砂降りの午後が愛おしい びしょびしょの靴を脱ぎ捨て 長靴はいて水たまりを歩く 少し寒い…
柔らかい風が通りすぎる その風に僅かに花の香を嗅ぐ ベランダにイスを持ち出し 小さなテー…
八重の桜を散らした雨は 木漏れ日をピンクに染める 地面に咲いた満開の桜 風に吹かれて舞い…
君は僕の姿を探して 不安そうに立ちつくす 僕は大勢の人をかき分けて 君の手をしっかりと握る…
夜空を見上げると いつも寂しげに瞬く星が 一つも見えない 公園に星が落ちていた 全て芝生…
空っぽの夜 見るものすべて 目に映らなくて 空っぽの夜に なにも入らない 満ちてゆく夜 満…
同じ時間に住んで 同じ空気を吸って 同じ月の下にいる 想いに場所は必要だろうか こころに距離はあるだろうか 感じることに意味はいるだろうか 不自由さのただ中で 詩だけが自由にしてくれる
夜の海岸線を想像する そこは砂浜に沿った道で 道のすぐ近くまで波が来ている 道には波の満…
二人掛けの椅子に座り コーヒーを飲んでいた 閉じたままの本を テーブルに置いたまま 表紙に…
左耳にはピアス 右唇にはラブレット その鈍色の中に すべての色を映してる 青白く静かに燃…
桜をみているだけで しあわせな気持ちになれた 桜をみているだけで やさしくなれた この思…
ホームで電車を待っている 空は白く平たくて 白い靄が流れてる ときおり風が吹き付けて たゆ…
ずっと同じ曲を聴いている 耳にはめたイヤホンを はずす事は出来ない こんなに静かな世界の…
桜の花に雨がおちる 花びらに雨があたる ようやく咲いた花は 雨に流される 濡れそぼった桜は それでも美しく 一日でも長く 花を掴んでいてと願う