白水

noteも詩も始めたばかりです。趣味として、思うこと感じたことを、詩として、表現してい…

白水

noteも詩も始めたばかりです。趣味として、思うこと感じたことを、詩として、表現しています。自己流ですので、拙いものばかりですが、自分の詩を読んでくれる人がいるのかと思い、恐る恐る、noteに載せてみようと思いました。初めてなので、温かい目で見ていただければ幸いです。

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    作成した詩を集めてみました。詩は毎週火曜日に投稿しています。作成した詩はマガジンに追加していきます。

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詩 公園に星が落ちていた

夜空を見上げると いつも寂しげに瞬く星が 一つも見えない 公園に星が落ちていた 全て芝生に落ちていた 星はこういった あなたがわたしたちを呼んだのです わたしたちを見上げてくれる あなたの目を わたしたちも見つめています いつも夜空を見上げてくれる あなたが寂しそうに見えたから わたしたちが来たのです わたしたちの瞬きが あなたの呼吸と重なって あなたの目に光を宿すのです そしてあなたとともにいるのです

    • ショートショート 天使の翼

      *はじめに このショートショートはフィクションです。 * 僕は仕事帰りのいつもの道を いつものように車で走っていた。 今日の日中は暑いくらいの陽気で 駐車場に停めていた車の空気が 温くなっていた。 僕は窓を少しだけ開けて 外の風に当たりながら走らせる。 交差点で信号待ちとなり すぐ隣にあるファーストフード店の 大きな看板を見上げた。 すると真っ白い大きな翼が 両手を重ねるように 看板の上にぶら下っていた。 羽の一枚一枚まで鮮明に見えて 作り物のようにはとても見えな

      • 詩 空っぽの夜

        空っぽの夜 見るものすべて 目に映らなくて 空っぽの夜に なにも入らない 満ちてゆく夜 満ち足りた人の手と手 それらは目に映らない 空っぽの夜 コインランドリーに独り グルグル回る洗濯物 上がって落ちて 上がって落ちて 繰り返す こぼれ落ちた言葉は 空っぽの夜に満ちてゆく

        • 詩 不自由さのただ中で

          同じ時間に住んで 同じ空気を吸って 同じ月の下にいる 想いに場所は必要だろうか こころに距離はあるだろうか 感じることに意味はいるだろうか 不自由さのただ中で 詩だけが自由にしてくれる

        詩 公園に星が落ちていた

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        記事

          詩 あの海を走る

          夜の海岸線を想像する そこは砂浜に沿った道で 道のすぐ近くまで波が来ている 道には波の満ち引きの跡が残る 雨が降ると 道は波が満ちて消されてしまい どこが道か分からない その夜の道を 独りでバイクを走らせる 震えるような寒さの中で どこが道かもわからずに 波がひいた道にしぶきをはじかせ まっすぐにバイクを飛ばしている 波が来るとタイヤが海水に浸かり バイクは速度を落とし ハンドルが波にとられる ブレーキはかけない 道の先には バイクのヘッド

          詩 あの海を走る

          詩 見つめる

          二人掛けの椅子に座り コーヒーを飲んでいた 閉じたままの本を テーブルに置いたまま 表紙に描かれた猫を見つめ でも本は開かない 窓の外は新緑が眩しく 青い空が突き抜けていた 僕の前を 老夫婦が通り過ぎた 覚束ない足取りの婦人の隣には そっぽを向いて歩く紳士 でもその手は婦人の手を しっかりと握っていた 僕はその手を 見つめていた

          詩 見つめる

          ショートショート 明日、世界は終わるらしい

          *はじめに このショートショートは全て フィクションです。 どこか地球に似た、ある星のお話しです。 * 明日、世界は終わるらしい。 僕は今日、会社に行かなかった。 誰も何も言わない。 だって世界は終わるのだから。 それは、突然のことだった。 テレビニュースを見ていたら 突然臨時ニュースに切り替わり、 政府から 「明日世界は終わります。」 と発表があった。 何のことだかわからない。 なぜ世界が終わるのか説明も無い。 でもしばらくしても、 誰も反論する人はいなかった。

          ショートショート 明日、世界は終わるらしい

          俳句 さくら

          花の蜜 吸うヒヨドリや 花は散る 花びらや 散るひとひらに 命あり 舞う花を 掴んだけれど 手には無く 儚くて 止められなくて 切なくて 花は散り 淡いピンクの 蘂残り  

          俳句 さくら

          詩 左耳にはピアス

          左耳にはピアス 右唇にはラブレット その鈍色の中に すべての色を映してる 青白く静かに燃えさかる炎 深くなるほどに微笑む悪魔 その両方に囚われた 羽ばたく蝶を夢に見て すべてのことは捨て去って 左耳にはピアス 右唇にはラブレット

          詩 左耳にはピアス

          エッセイ 馬の目

          *はじめに 子供の頃の思い出です。 * YouTubeで宇多田ヒカルの「真夏の通り雨」 の動画を見ていた。 見ていると馬に乗る女性が出てくる。 馬に乗るシーンのあと、厩舎が現れ、 馬房から鼻だけ出している馬の鼻を 女性が撫で、厩舎の中を一人歩く。 このシーンが印象的で、 眺めながら、子供の頃の記憶が浮かぶ。 実家から少し離れた場所に厩舎があった。 小学生の頃にその厩舎に一人でよく行った。 その場所をどうして知ったか覚えていない。 小学生だった僕はその頃、自転車を買っ

          エッセイ 馬の目

          詩 桜を見ているだけで

          桜をみているだけで しあわせな気持ちになれた 桜をみているだけで やさしくなれた この思いは この気持ちは ピンク色の花束を 受け取ったからだろう

          詩 桜を見ているだけで

          詩 春靄

          ホームで電車を待っている 空は白く平たくて 白い靄が流れてる ときおり風が吹き付けて たゆたう風に撫でられる マンションのアンテナに 鳥が一羽とまってる 嘴を左右に振りながら 白い靄を見つめてる ホームに停まった電車に乗って 座席から窓の外を見る 髪を靡かせた女性が通り過ぎ たゆたう風に揺れていた * 春靄(しゅんあい) 春がすみ

          詩 春靄

          詩 過ぎてゆく

          ずっと同じ曲を聴いている 耳にはめたイヤホンを はずす事は出来ない こんなに静かな世界の中で 毎日時間だけ過ぎて 毎日深くなってゆく 何もなく過ぎてゆくことは 癒しでない事はわかってる

          詩 過ぎてゆく

          詩 春の雨

          桜の花に雨がおちる 花びらに雨があたる ようやく咲いた花は 雨に流される 濡れそぼった桜は それでも美しく 一日でも長く 花を掴んでいてと願う

          詩 春の雨

          詩 たんぽぽ

          たんぽぽが咲いていた 大地に葉をいっぱいに広げ 黄色い花をいっぱいに開く 僕は立ち止まり 黄色い花に目線を合わせる ジッと見つめ合う 君が来てくれたことを 感謝する

          詩 たんぽぽ

          俳句

          俳句 遅咲きや 五輪だけでも さくらかな 夕暮の 野に映えるのは ラベンダー しだれ花 花びら散らし 道染める 詩 川原沿いの土手は 緑の草におおわれていた 菜の花やナヨクサフジが 緑の野に 黄と紫のアクセントをつける 川にいる鴨は伸びやかで ガアガアとアヒルのように 鳴いている 桜並木沿いに並んだ家の 庭から笑い声がする 桜は蕾から花がのぞき もうすぐ咲く頃合いだ 待ちきれず 花見をしてるのだろう 桜の花が咲くころには 雨が降ると予報が出ていて 満開