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俳句 入梅


俳句を作りました。
今回は三句です。詩を添えました。

俳句

部屋干しや また狭くなる 梅雨入かな

窓開けて 冷えた空気や 梅雨寒し

梅雨寒や また世話になる 長袖に  


シトシトと、雨が降る
部屋はジメジメ、床濡れる

眠ったままのエアコンは
もうしばらくは眠らせよう

窓を開ければ冷えた空気が
部屋の湿度をさらに増す

乾かない洗濯物は
僕の居場所を取り上げる

片付けたストーブを
また出そうかと迷ってる

梅雨の夜は静まりかえり
街灯だけが光ってる

すぐそこには
暑い夏が近づいている


時候は以下の通りです。
・入梅
 立春からおよそ百三十五日、陽暦六月
 十一、二日ごろが入梅で以後三十日間
 が梅雨期である。
 ただし梅雨入の日は年によって異なる。
季語は以下の通りです。
・梅雨入(ついり)
・梅雨寒(つゆさむ)
 入梅の日から三十日間は梅雨期である。
 雨が降り続くので気温が下がる。
 これを梅雨寒・梅雨冷(つゆびえ)など
 と呼んでいる。上着を着たり、暖房具が
 欲しくなる日もある。

ハルキ文庫 角川春樹編 現代俳句歳時記 夏より一部抜粋


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