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コピーライターがUXライティングを語る!「ことばのUXラボ」はじめます


はじめまして!
博報堂プロダクツ コピーライターの平原です。
このたび、弊社のコピーライター/デザイナー6人で「UXライティング」に役立つコンテンツをお届けする「ことばのUXラボ」をはじめます!

第一回目は、「ことばのUXラボ」をはじめるきっかけや、noteで発信していきたいことをお話できればと思います。

 

そもそもUXライティングってなに?

UXライティングとは、 ユーザーの体験(UX)を助け、体験の価値を高めるちょっとした言葉や短文のこと。例えば、ユーザーがボタンをクリックするときや、入力フォームの言葉など。
実際、ボタンやメニューの言葉によって、使いやすさは大きく変わりますよね。ユーザーが迷うことなくそっと寄り添って体験価値を向上させるのが、UXライティングの大切な役割です。

たとえばこれがUXライティング↓

・一言で、使いやすさもコンバージョンもUP

UXライティングは、単に「ユーザーがサイトを使いやすくするための言葉」ではないんです。UXを意識した一言を添えるだけで、コンバージョンに劇的な効果があると言われています。

コンバージョン(CV)は売上に影響する重要な要素。CVに直結するUXライティングは、業界を問わず、デジタル領域で注目を集めています。しかもこのUXライティングは、コストがほとんどかかりません。これだけ効果的なコピーライティングは、他にはないかもしれません。

 

・UXライティングとコピーライティングは別物

UXライティングとコピーライティングは何が違うの?とよく聞かれますが、コピーライター視点で考えると、この二つは全く別物です。
大きな違いは2つ。

コピーライティング:
ユーザーの意識に残す言葉、広告・セールスマーケティングが目的

UXライティング:
ユーザーに意識させない言葉、広告・セールスマーケティングが目的ではない。 

コピーライティングは、商品・サービスを利用する前に見る言葉。「この商品いいな」と思ってもらうのが目的なので、お客さんの意識に残る言葉が求められます。そのためコピーライティングでは、お客さんをなんとか惹きつけるために「何を言うか」が非常に重要です。

一方でUXライティングは、商品・サービスを利用しているときに見る言葉です。商品を購入する時や、個人情報を登録する時。様々な場面でサービスを使いやすくすることが目的なので、ユーザーの意識に残らないような自然な言葉が求められます。「何を言うか」は、「登録画面に進ませる言葉」「検索してほしい言葉の例」のようにあらかじめ決まっていることが多いので、UXライティングでは「どう言えば自然に行動を起こしてもらえるか」を考えることが大切です。

「ことばのUXラボ」をはじめる理由

ひとことで言うと、「誰でも使えるUXライティングの知識」をもっと広めたいから。

私たちコピーライターは、普段は広告プロモーションのプロとして、コピーを書いたり、プロモーションの企画を立てたりしています。技能向上の一環として、コピーライターの有志でUXライティングの研究に取り組んでいました。 UXライティングに関する専門書を読んだり、実際の事例を研究したり…。

その中で発見したことがあります。

それはCVを上げるUXライティングには、一定のルールがあることです。

「UXライティング」はデジタルのあらゆる領域で役に立つ知識。これを身につければ、誰でもCVを向上させられる!そんな思いから、このnoteをはじめることにしました。

・こんな人に読んでほしい!

・スキルを広げたいコピーライター
・デジタル領域に関わるデザイナー
・デジタルマーケティングの担当者

はもちろん、

・LPのコンバージョンがなかなか伸びない。
・新規顧客・会員登録者を増やしたい。
・Webサイトからの問い合わせが少ない。
・あまり手間をかけずにWebページ改善に取り組みたい。

といったお悩みをお持ちの方におすすめです。

 

「ことばのUXラボ」の研究員を紹介します

次回の記事から具体的に手口を紹介していくのですが、その前に私たち「ことばのUXラボ」の研究員を紹介させてください。

入社2年目からベテランまで、6人のコピーライター/デザイナーでがんばります!

伊藤
学生時代から順調に体重が10kg以上増量している中年コピーライター。「UXライティングの教科書」に運命的に出会い、コピーライター仲間を誘って日々UXについて勉強中。好きなUXライティングの分野は「成功メッセージ」。

高谷
デジタルプロダクトが苦手なアナログ人間。コピーライター歴19年。愛犬はチャイニーズ・クレステッド・ドッグ。デジタル苦手目線から「ことばのUX」について発信できればと思っています。

浪岡
旅行好きが高じて、出張ばかりしているコピーライター。ドライブも好き、引越しも好き。たぶん前世は移動民族。地味だけど知らず知らずに押してしまう、そんなUXライティングが書きたいです。

平原
そろそろ「若手」が通用しなくなってきた、春から4年目のコピーライター。犬か猫で言うと猫派。末端冷え性。UXライティングの中でも、温かさやキャラクターを感じるコピーが好きです。

白根
新しめのコピーライター。海外旅行を趣味にしたかった。過集中しがちなので、衣食住を整えて人間らしい暮らしをしたい。

清水
大学時代にはUI/UX分野を専攻していた、1年目の新人デザイナー。SlackやDiscordのような面白いリリースノートを見るとホッとします。

 

こんなコンテンツを企画中!

①CVを高める10の手口 
一年かけて集めた事例をもとに発見した、オリジナル(!?)のテクニックをご紹介します。毎回登場する「キラーワード」を使うだけ。誰でも簡単にユーザーを意識した言葉が使えるようになるはず!

②それ、UXライテインングで変わります!
「ユーザーエクスペリエンス」が大切なシチュエーションはwebだけではありません。カード決済の案内、カーナビなど。街で見かけたあれこれを、UXライティングの視点で考えます。

まだゆるっとしていますが、UXライティングについての様々なコンテンツをお届けできればと思います!




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