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End of the World「Rollerskates」歌詞を和訳&考察!【SEKAI NO OWARIから英語を学ぶ】

はじめまして、ハクと申します!

SEKAI NO OWARIがグローバルプロジェクトとして活動する「End of the World」の初のフルアルバム、「Chameleon」がついに明日11月27日にリリースされるということで、今回からアルバム内の曲の歌詞を日本語訳、さらに英語学習を交えながら意味の考察をしていきたいと思います!

今回は、今月7日に先行配信され、本日ミュージックビデオが公開された、「Rollerskates」という曲を和訳&考察していきたいと思います。

MVでは、女優の小松菜奈さんも出演しており、大きく話題になりそうです。

歌詞(和訳)

早速、本題の歌詞を見ていこうと思います!

Oh the night’s got a hold of me
(夜が僕を抱き締める)
A cold sweat running down my cheeks
(冷たい汗が頬を伝う)
I know that you still awake
(君がまだ起きてるのは知ってる)
from the text saying “Go and grab your skates”
(「ローラースケートを取りに行くね」とメッセージがあったから)

Maybe we all need to feel a little lonely to get a grasp on what we really need
(多分、僕たち二人は、何が本当に必要かを理解するためにもう少し孤独を感じる必要があるんだ)
Without the feeling that we may be alone
(孤独になるかもしれないという気持ちがなければ、)

Just how could we understand this love?
(僕たちはどうやってこの愛を理解するの?)
Rollerskating the night away
(一晩中ローラースケートで走る)
We don’t need the light of day
(僕たちに昼明かりはいらない)
Cause I’ve got the starlight & you
(だって僕には星の光と、そして君が居るから)

I close my eyes
(僕は目を閉じる)
I can’t fall asleep
(でも眠れない)
The night we had was it all a dream?
(あの夜は全て夢だったの?)
Factories at the edge of town
(町外れの工場)
You took me to the quiet place you found
(君は静かなその場所を見つけて、僕を連れてってくれた)

Maybe we all need to feel a little lonely to get a grasp on what we really need
(多分、僕たち二人は、何が本当に必要かを理解するためにもう少し孤独を感じる必要があるんだ)
Without the feeling that we may be alone
(孤独になるかもしれないという気持ちがなければ、)

Just how could we understand this love?
(僕たちはどうやってこの愛を理解できるの?)
Rollerskating the night away
(一晩中ローラースケートで走る)
We don’t need the light of day
(僕たちに昼明かりはいらない)
Cause I’ve got the starlight & you
(だって僕には星の光と、そして君が居るから)

We hit the road
(僕たちは道に倒れて、)
The loud echoes
(大きな音が響いていた)
We didn’t see the flashing lights as they approach
(近づいてくる眩しいライトが見えなかった)
So we hide as the sirens ring
(だからサイレンが鳴り響く中僕たちは隠れて)
All the while I’m looking at your smile
(ずっと君の笑顔を見ていたんだ)

Could we understand this love?
(僕たちはこの愛を理解できたの?)
Rollerskating the night away
(一晩中ローラースケートで走る)
We don’t need the light of day
(僕たちに昼明かりはいらない)
Cause I’ve got the starlight & you
(だって僕には星の光と、そして君が居るから)

歌詞の解説

では、詳しい解説に入っていきたいと思います!

Oh the night’s got a hold of me
A cold sweat running down my cheeks
I know that you still awake
from the text saying “Go and grab your skates”
《和訳》
夜が僕を抱き締める
冷たい汗が頬を伝う
君がまだ起きてるのは知ってる
「ローラースケートを取りに行くね」とメッセージがあったから

読んでいくにつれてだんだんと分かっていくと思いますが、この曲の主人公(僕)は夜に眠るのが苦手なのでは、と思います。一文目の『夜が僕を抱き締める』というのは、僕は夜に包まれている、僕は夜に住んでいるというような意味だと思われます。

また、この曲では「僕」と「君」しかはっきりとした登場人物は出てきません。

場面としては、「僕」と「君」が、眠れない夜に、真夜中の人気(ひとけ)の無い街の道路で、二人でローラースケートをしているのを想像すると、理解しやすいと思います!

Maybe we all need to feel a little lonely to get a grasp on what we really need
Without the feeling that we may be alone
Just how could we understand this love?
《和訳》
多分、僕たち二人は、何が本当に必要かを理解するためにもう少し孤独を感じる必要があるんだ
孤独になるかもしれないという気持ちがなければ、
僕たちはどうやってこの愛を理解できるの?

この部分では、まず主人公の考えていることが綴られていきます。

主人公は、「孤独を感じない限り、自分にとって本当に必要なものが何かは分からない」と考えていると思われます。

おそらく、主人公は「君」と一緒に居すぎていて、孤独を感じない日々を送っており、「君」が一番大切だとは思ってはいるが、もし孤独になったときに自分が一番に何を求めるのかが自分でも分からず、本当に君が必要なのか確信が持てないと感じているのではないか、と思います。

英語学習ポイント①「仮定法」

2、3文目の「Without the feeling that we may be alone, just how could we understand this love?」という文ですが、実はここでは「仮定法」という英文法が使われています。

◎「仮定法」とは

想像や仮定の話など、事実とは反することに使われる表現で、仮定法の特徴としては、

〔例〕If I were a bird, I could fly. (もし私が鳥なら、飛んでいけるのに。)

のように、事実とは違うということを表すために、現在のことを話していても過去形が使われます。また、後ろの文にwould、should、could、mightなどの過去形の助動詞がつきます。

というように、仮定法とは事実と反することを表すということを知った上で、先ほどの文を見てみましょう。

Without the feeling that we may be alone, just how could we understand this love?

後ろの文にcouldという過去形の助動詞がついているので、仮定法が使われていることが分かります。

文だけを見ると過去について話しているように見えますが、現在について話している、ということを頭の片隅に入れておいてください。(記事の最後の方で再び扱います)

Rollerskating the night away
We don’t need the light of day
Cause I’ve got the starlight & you
《和訳》
一晩中ローラースケートで走る
僕たちに昼明かりはいらない
だって僕には星の光と、そして君が居るから

「僕たちに昼明かりはいらない」なんて、夜を楽しく過ごしている人にしか言えないセリフですよね。

さらに、それに続く歌詞もとても素敵なんです。

「だって僕には星の光と、そして君が居るから」

星の光と君の明るさがあれば、昼明かりなんていらないと、「君」が太陽より必要な存在であると言っているようで、とても素敵です。


余談ですが、この部分は、日本語訳が難しかったです。笑

英語では、”I've got the starlight & you”と、getという動詞でstarlightもyouもまとめて言うことができているのですが、日本語では「星の光」は「ある」、「君」は「いる」と言わなければならないので、ここは英語の良いところだなと感じました。。

I close my eyes
I can’t fall asleep
The night we had was it all a dream?
Factories at the edge of town
You took me to the quiet place you found
《和訳》
僕は目を閉じる
でも眠れない
あの夜は全て夢だったの?
町外れの工場
君は静かなその場所を見つけて、僕を連れてってくれた

「あの夜」=「二人でローラースケートで走り明かした夜」だと思います。

個人的な考えですが、一睡もせず夜もすがらローラースケートなんてしたら次の日はとっても眠くなってしまうはずなのに、眠れないからあの夜は寝ながら見ていた夢だったのかも、と考えているのではないか、と思います。(眠れない、といっているのがあの夜の翌日かどうかは分からないので、あくまで想像です。)

でも眠れない理由は、「あの夜」を思い出してしまうからではないかと思います。

また、ここで「工場」が出てきます。

関係が無いかも知れませんが、ボーカルのFukaseは以前、工場夜景を見ながら作詞をしたり、実際に「スターライトパレード」は工場夜景を見て生まれた、と言っていたこともあり、セカオワと工場には少し関係があるのかも知れません。。

Maybe we all need to feel a little lonely to get a grasp on what we really need
Without the feeling that we may be alone                Just how could we understand this love?
Rollerskating the night away
We don’t need the light of day
Cause I’ve got the starlight & you
《和訳》
多分、僕たちは皆、何が本当に必要かを理解するためにもう少し孤独を感じる必要があるんだ
孤独になるかもしれないという気持ちがなければ、
僕たちはどうやってこの愛を理解できるの?
一晩中ローラースケートで走る
僕たちに昼明かりはいらない
だって僕には星の光と、そして君が居るから

この部分は1番と同じなので、解説は割愛します。

We hit the road
The loud echoes
We didn’t see the flashing lights as they approach
So we hide as the sirens ring
All the while I’m looking at your smile
《和訳》
僕たちは道に倒れて、
大きな音が響いていた
近づいてくる眩しいライトが見えなかった
だからサイレンが鳴り響く中、僕たちは隠れて
君の笑顔をずっと見ていたんだ

ここから一気に展開が変わっていきます。

「倒れる」「サイレン」「隠れる」など、怪しい単語がどんどんと出てきます。

最初は、道に倒れて、サイレンが鳴っているという部分から、倒れてしまって救急車が来たのではないか、と考えましたが、救急車が来たのに隠れるのは普通に考えておかしいですよね。

ということは、「サイレン」が表すのは「パトカー」なのではないかと、僕は考えました。そうすると、隠れるというのも筋が通りますよね。

あくまで僕の考えですが、「僕」と「君」はよく夜中の街の道路をローラースケートで走っていて、ある日他の人あるいは人のもの(車など)にぶつかるなどして倒れ、警察を呼ばれたのではないかと考えました。(ローラースケートで公道を走ることは危険とされています)「大きな音が響く」というのはサイレンのことを表しているか、もしくは倒れた拍子で頭を打ち、音が響くような頭痛があったのではないかと考えます。

そんな「僕」と「君」を捜索する警察から隠れている状況で、「君の笑顔をずっと見ていた」という描写は、非日常のスリルを楽しんでいる感じがしてとってもロマンチックな感じがします。

Could we understand this love?
Rollerskating the night away
We don’t need the light of day
Cause I’ve got the starlight & you
《和訳》
僕たちはこの愛を理解できるの?
一晩中ローラースケートで走る
僕たちに昼明かりはいらない
だって僕には星の光と、そして君が居るから

ラストのサビの歌詞です。ほとんど同じですが、今までのサビの歌詞と違う点があるのに気がつきましたか?

実は、一文目の文の頭から、「Just how」という文字が無くなっているんです。

楽曲の構成に合わせて削ったのでは、とも考えられますが、僕はそうは思いません。なぜなら、この単語があるかないかでと~っても意味が変わるんです!!!

どのように変わるのかというと、まず、"How"という疑問詞が消えたために、単純に「できる」のか「できない」のかを尋ねる疑問文に変わります。

さらに!

上でも説明したように"could"があることから仮定法を表していると説明しましたが、それもこのラスサビにはありません。

そのため、仮定法を表すために使われていた "could" は、仮定の用法はなくなり、「できた」という過去の意味を持つようになるんです!!

つまり、今までは

「どうやって僕たちはこの愛を理解できるの?」

と、今現在について語られていたものが、

「僕たちはこの愛を理解できたの?」

という、「あのとき、僕たちは理解できたのかな。」と過去の一点を振り返って考えるような文に変わっているんです!!

これは意図的なのではないかと僕は考えます。

なぜなら、「僕」と「君」は警察に追われた後、今までと同じように会うことができなくなってしまったのではないか、と考えるからです。

そう考えると、過去のことを思い返すような描写に変わっているのは自然だと思います。

まとめ

「Rollerskates」は、眠った街の中を「僕」と「君」でローラースケートで走りながら、「僕」は「君」を想い、これは愛なのか、と考えていく「僕」視点の話のようです。(この記事の中では「僕」と表記していますが、主人公が男性と決めているわけではなく、女性の可能性もあります。MVでは、「僕」=Fukaseさん、「君」=小松菜奈さんのように描かれていると感じました。)

また、「僕」と「君」の関係は、ただローラースケートを一緒にするだけの仲なのか、はたまた付き合っているのかは分かりませんが、「僕」は「君」に対して好意を寄せているのは間違いなさそうです。また、MVではラストにお互いの肩に頭を寄せて笑い合うシーンもあります。

「僕」と「君」は、「孤独を感じる必要がある」と考える点から、恋愛に関して冷静で大人びた性格であると同時に、サイレンが鳴っても隠れてスリルを楽しんでいる点から、少しやんちゃで子どもっぽい部分も持ち合わせているのではないかと感じました。

ロマンチックで聞き手が経験したことのないような非日常な場面が描かれているのにもかかわらず、リアルに描写されているので場面の想像がしやすくて、考察をしていてとても面白かったです!

終わりに

いかがでしたか?今回はEnd of the World「Rollerskates」の歌詞を紐解いてみました。

これからもEnd of the WorldやSEKAI NO OWARIの英語詞の曲の和訳、考察をやろうと思っているので、この記事が面白かったという方は♥スキやフォローをお願いします!

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見出し画像はかずペラさん(@KazPer_Monsoon )さんに作成していただきました。

※ここで紹介した和訳や解釈、考察は全て個人的に考えたものであり、公式のものではないことをご了承ください。また、この記事で書いた内容は正確さを保証することはできません。あくまで一つの意見、考えとして楽しんでいただけると幸いです。
※この記事を書くにあたって、「Rollerskates」の歌詞が公式発表されていなかったため、こちらの動画を参考にさせていただきました。


About Writer

ハク/Haku
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普段はYouTubeでSEKAI NO OWARIの曲をカバーしています。




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