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〝愛してまーす!〟で何グラム、軽くなる。

移乗介助の際、お相手の方に、なんと声かけしておられますでしょうか。

介護の際に、移乗が必要な方に、ベッドから車椅子などなど、
移動をお手つだいする場面が多くあると思います。

「いっせ〜の〜でぇ!!!よいしょ〜〜〜」

「1、2〜〜の3!!!」

「は〜い!行くよ〜〜!」

祖母の介護士さんを拝見していても、
いろんな優しいお声かけ、本当に、嬉しい気持ちになります。
ありがとうの気持ちがどんどん溢れます。


しかし、中腰姿勢でしっかり力を込めて介助をすると、
背中や腰を痛めることもあるかと思います。
多くのプロの方が身体を痛めてることを聞きます。
申し訳ないような、深い感謝、頭が下がります。
正直、私も、ずっと腰痛はよくなりません。
それだけ本気で愛を、背中で受けとめてるんですけれども、ね。

でもでも。
移乗介助の際に、私が使ってる〝とっておきの言葉〟があることを
お話ししてみたくなりました。
初めて自分でやってみたときに、
嘘のような本当の話だと思いましたが・・こう言います。


心の中で言うので、構いません。
「いっせ〜の〜で〜」の次に、
「愛してます!!」と心で呟きます。


言える方はもちろん、
お互いに大声で言っちゃいましょう!!笑い合いましょう。


でも、照れくさいこともありますし、いろんなお立場もありますし。
心を込めて、心の中で唱えるだけで、本当に十分!最高です!


体温が、ポッ!となります。
明るくなります。
なんだか数グラム、持ち上げる力が軽くなった気がします。(ネガティブに介助をした時比較)
いい意味で力が抜けた気がします。
重いものを持つ際に「かる〜〜い!」と言った方がいいよ、
というような話では全くありません。
あと、怒りながら「愛してます」は言えませんよね。

言葉に込めるのは「大きな感謝と愛」だけ。

触れる方への大きな背景や歴史に敬意をはらい。
繋がれてきた命の愛に、素晴らしさを感じて。
その方を産んだ女神へ、その方を大切に思う人へ、礼を尽くし。
介助をする自分自身にも、最大の敬意を。


1日に移乗介助を10回するのなら、
10回も心を込めて、大きな存在へ、自分自身へ、
「愛してます」と言えます。


「愛してます」でなくても、
ポジティブで体温があったかくなるような言葉ならなんでも!
「ありがと〜〜〜う!!!」
「さいこ〜〜〜うっ」でもいいですよね、
「大福餅〜〜〜!!」「シュークリーム2個ぉ〜〜〜!!!」
考えるだけで楽しい!!(笑)

〝軽くなる言葉〟は十人十色オリジナル
自分自身にすんなり入って、しっくりきた言葉で、
目の前を素敵な色に染めてください!✨

どんな時にだって、ユニークな場面に変えられた時。
「介護」はネガティブな響きの「介護」じゃなくなります。


「誰かに何かをしてあげている」のではなく。
「してもらったからやってあげる」のでもなく。
〝恩返し〟をさせていただけている、今を感じて。
〝恩返し〟の愛の心を循環させていくだけで、この世界に一つ愛を生むことができる。

なんだか、そんなことを考えながら、
女神(祖母)に「愛」で触れています。

ありがとうございます! 社会を明るくする企業を目標に全力で頑張ります!!