ハルサン

週に1度更新する予定。情報過多の文系学生がアウトプットと文章練習も兼ねて綴っています。…

ハルサン

週に1度更新する予定。情報過多の文系学生がアウトプットと文章練習も兼ねて綴っています。読者の方の人生の学びに、「+1」でも役に立つことを願って綴っております📓

マガジン

  • 日本文学から学ぶ未来のスキル

    日本文学の作品や作者から、未来に必要なスキルを得るヒントを綴っています。日本文学の見方や考え方が変わるきっかけになればと思います。全部で5つの記事で構成されています。

最近の記事

未来のスキルを養うための日本文学♯5世阿弥の「人生開花思考」

今回で未来のスキルを養うための日本文学最終章です。 ここまでのプロセス(川端→芭蕉→紫式部→大伴旅人)では、魔界を探し、フィクションを生み出し、ときめくほどのものに出会い、周囲を巻き込んで行動するということをお伝えしました。 1つ前の章の大伴旅人では、「この指、止まれ!」で人を集めるということをやりました。 そうやって人が集まってくると、今度は「この集団の中での自分の役割は何だろう?」という問いが浮かんできます。「この指、止まれ」のあとは、自分の個性の再発見に向かうのが

    • 未来のスキルを養うための日本文学#4大伴旅人の「おい、一緒にやろうぜ力」

      前回の記事では紫式部と心理学の繋がりについて綴りました。こんまりさんも登場して、なかなかユーモア要素の多い記事になってしまったのではないかと個人的に思っています。 ここまでのプロセスで、川端康成のように「魔界」を発見しながら、松尾芭蕉のように「フィクション」を生み出し、たくさんアイデアが出てきた中で、自分が本当にやりたい「ときめき/Spark Joy」を見つけ出すというところまで進めてきました。 ここまでくると、次に大きな壁にぶち当たります。それは「仲間探し」です。どうし

      • 未来のスキルを養うための日本文学#3「紫式部とSpark joy主義な生き方」

        日本文学から学ぶ「未来のスキル」。川端康成と松尾芭蕉に引き続き、今回は「紫式部」から未来のスキルを養いましょう。 「紫式部とspark joy主義な生き方」というタイトルで書かせてもらいますが、「spark joy主義とはいったい…」と思った方がほとんどかと思いますので、説明を軽く行います。 spark joyとは日本語に変換すると「ときめき」と翻訳することができます。実は、spark joy=「ときめき」という言葉は、とある日本人ベストセラー作家の本を、日本語から英語に

        • 未来のスキルを養うための日本文学#2「松尾芭蕉とフィクションを作る勇気」

          日本文学から学ぶ「未来のスキル」。前回は川端康成の「魔界とSDGs」。チャンスを見出すための社会的洞察力の話を綴りました。 今回は、「発想の豊かさ」と松尾芭蕉についてです。「発想の豊かさ」は未来に求められるスキルに入っていますし、「発想の豊かさ」をほしい人は多いのではないでしょうか。 松尾芭蕉は、江戸時代前期の俳諧師(はいかいし)で、日本最高峰の俳諧師の1人として知られています。『おくのほそ道』などは読んだことがある人も多いのではないでしょうか。 発想の豊かさを獲得する

        未来のスキルを養うための日本文学♯5世阿弥の「人生開花思考」

        • 未来のスキルを養うための日本文学#4大伴旅人の「おい、一緒にやろうぜ力」

        • 未来のスキルを養うための日本文学#3「紫式部とSpark joy主義な生き方」

        • 未来のスキルを養うための日本文学#2「松尾芭蕉とフィクションを作る勇気」

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        記事

          未来のスキルを養うための日本文学#1「川端康成とSDGs」

          日本文学と聞くとどのようなイメージを持たれますか? 「将来の役に立たない。難しい。眠い。価値が分からない。」 こういった印象を持つ方が多そうなのが肌感覚としてあります。ちなみに、私もそれらの印象を持っていました。 しかし最近、文学や芸術は人生に奥深さや豊かさを与えるヒントとなるものだと気づかされました。 中高で習った日本史や、大学で学んだ日本文学基礎講義など。今ではとても価値あるもだと実感しています。特にライフスタイルやビジネス面において。 では、日本文学が私たちの

          未来のスキルを養うための日本文学#1「川端康成とSDGs」