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仮想通貨取引所の金儲け(2)

どーも、どーも、こんばんわー、はるきーです。
今日は、下記記事に続いて、仮想通貨取引所No.1のコインチェックの財務諸表を解説していきたいと思います。

すぐ下にあるのが、どれだけの資産と負債があるかを表す貸借対照表で、一番下にあるのが、売上と利益を表す損益計算書です。
ちなみに、3桁表記する財務書類を読みやすいように、10億円(1000✖️100万円)を乙(おつ)、100万円を明(みん)と、私は名付けて読んでいます。ご了承を。

上の貸借対照表、預託金が55乙(554億円)、利用者暗号資産が425乙(4251億円)あります。
この預託金は、ユーザが預けている現金で、利用者暗号資産がユーザが預けている暗号資産になるので、ほとんどのユーザはコインチェックに預けた現金を暗号資産に変えて保有しているのが分かります。

下の損益計算書では、暗号資産売買等損益が26乙(260億円)あるので、これが以前の記事によるスプレッドによる収益でしょうか?
スプレッドが取引代金の買って、売ってで10%程度だから、1回の取引では5%として、20倍の5200億円が暗号資産の取引高の目安となります。

利用者暗号資産が425乙(4251億円)なんで、かなり人が外部の暗号資産のウォレット(MetaMaskなどの個人用ウォレット)に財産を移さず、コインチェックに預けている現状が伺えます。
(注:5200億円は1年間の買い、売りの合計値で全暗号資産の購入額を表す訳ではありません。)

上の貸借対照表を見ると、現金および預金が17乙(172億円)、自己保有暗号資産が37乙(374億円)なので、合わせて51乙(416億円)の投資をしていることになります。

で、下の損益計算書を見ると、当期純利益が約10乙(97億円)ですので、利益率は年20%となります。
各年の損益計算書を見た感想としては、当期純利益はブレがあって、だいたい年10%ぐらいが平均じゃないかなと思います。(もうちょっと高いかな)

営業費用の販売費及び一般管理費が14乙(146億円)あるので、コインチェックという名前にはあまり広告効果がないけど、普通の会社にしたら、かなりの宣伝費がかけても利益が取れることが分かります。

あと、仮想通貨取引所が預金や暗号資産を持っているのは、ユーザが現金や暗号資産を欲しいと言ったときに、すぐ渡せないと困るからです。
ビットコインがかなり値上がりしているので、かなり儲かったんじゃないでしょうか?

以上が、仮想通貨取引所のビジネスに対する予想です。

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