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自宅をジム化して家トレを始めるためにまず準備したい3つのモノ 3/4

自宅をジム化して家トレを始めるためにまず必要な3つのモノは、

計画、環境、スマホ

でした。

第3部の今回は、“ スマホ ”について。

3. スマホ

総務省の通信利用動向調査によると、2016年のスマートフォン個人保有率は国民全体で56.8%になり、2人に1人がスマートフォンを持っていることになります。これが3年前の調査なので、現在は更に増えていることが予測できるでしょう。

(総務省 通信利用動向調査より)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc111110.html

少なくともこのnoteを読んで頂いている方は、スマホやパソコンなどのインターネット環境が整っていると考えて話を進めますね。

第3のキーワードは、“ スマホ ”です。

ゴールも決まった、環境も整えた、次に出てくる一言は、

「で、何をすればいいの?」

自宅をジム化して家トレを行う際、1番に出てくる問題です。
フィットネスクラブやパーソナルトレーニングジムへ通っていれば、あなたの現状とゴールのギャップを埋めるプログラムが半ば自動的に出てきて、やり方も運動指導者が教えてくれるので、何をしたらいいかを迷うことは無いでしょう。
しかし、自宅ジムには教えてくれる人がいません。

これを解消してくれるのが、“ スマホ ”です。またはパソコンでも代用できます。というのも、インターネットで情報検索できる環境が必要になるからです。

ひとたびインターネットを検索すれば、運動に関する情報は山のように得られるようになりました。
運動の指導者もブログやSNSなどで運動に関連する情報を発信しているので、それらを見ないようにすることの方が難しいくらいです(笑)

様々なホームページやSNSでエクササイズが紹介されています

ので、“ 環境 ”のキーワードで出てきた「何が正しい動きなのかが分からない」という問題は簡単に解決出来そうです。

「なんだ、ネットで検索すればジムなんて通わなくても家トレで十分じゃん」

そう感じてもらえたとしたら、家トレのハードルを下げるという私の個人的な目的は、かなりの部分が達成されました!

しかしここで、多くの人が気づいていない重要な問題があります。

それは、個別性の問題です。

「個別性ってなに?」

トレーニングには5つの原則があり、その中に“ 個別性の原則 ”というものがあります。

-個別性の原則-
「トレーニングの効果を最大化するためには、個人の持つ特性に合わせてトレーニング変数を設定する必要がある」

個人の持つ特性とは、性別、年齢、体力レベル、現在の健康状態、過去の疾患、トレーニング経験、精神状態、心理特性、食習慣、職業特性、生活リズムなどのことを言います。

フィットネスクラブやパーソナルトレーニングジムなどでは、特にこちらから「私に合わせた運動を教えてください!」と言わなくても、原則的に個人の持つ特性に合わせてプログラムを組んでくれているはずです。
そして、指導者の方からも「あなたに合わせたプログラムを作りました!」ということを言われないことの方が多いのではないでしょうか?

運動の指導者から指導を受けるというということは、トレーニングの原理・原則に則ったプログラムの提供が前提にありますので、説明がなかったからと言って特に問題になることはないでしょう。
(それでプログラムに納得が得られていない場合は、説明不足と言わざるを得ませんが…)

しかし困るのは、一人で家トレを実践しようとする時です。
指導者がプログラムを組む時には、

「あなたは過去にこんな怪我をしているから、このタイプの運動はしない方が良い」
「あなたは日中座っていることが多いから、このタイプの運動を取り入れた方が良い」
「あなたにはこんな疾患があるし、この運動はこれくらいの時間までにしておいた方がいい」

などといったことを全て選択してくれています。
しかし、これは当たり前のこと過ぎて、言葉として表に出てくることはほとんどありません。
個別性の原則に則ったプログラムが自然と作れるようシステム化されているのです。

そのため、自分の持つ特性に対してどんな設定を行うべきなのかを知らず、または自分の持つ特性に合わせて運動を設定するというプロセス自体があることも知らず、運動を行っている人が多いのです。

家トレでトレーニング効果を最大化しようとする時は、ここに大きなハードルがあります。

個別性の原則を無視すると、
・現疾患の悪化
・傷害の発生や再発
・早期のプログラム離脱
・トレーニング効果の停滞

などが起こる可能性が増えます。

例えば、テレビショッピングのスーパーグッズを買ってみて、「私には効果なかったわ」というのも、個別性の原則に基づいた運動の選択が出来ていなかったからだと言えます。

「自己流でスクワットをしていて膝が痛くなったから、正しいスクワットを教えて欲しい」と言ってフィットネスクラブへ来られ、スクワットをチェックしてみると身体の硬さの影響で膝に悪いストレスをかけるフォームになっていた方もいます。

どちらも、“ 自分の持つ特性に合わせた運動の選択 ” が必要だった例です。
そして、家トレでこれら個別性の問題を解決するモノが、“ スマホ ”です。

では、スマホをどのように使えば良いのか?

続きはまた次回(。・ω・)ノ゙


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最後までお読み頂きありがとうございました。
家トレで心も身体も健康に!

hal

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