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過去のアクリル画を見つけて、日記。

 一段落したので気になっていた先日の "裸のラリーズ" のポスターを探すために部屋の片付けをはじめた。だいたいの目星は付けていて、恐らくポスターは自分の過去の作品を収納しているポートフォリオに同封されているはず。

 ポートフォリオを順番に開いて行くと懐かしい作品が次々と現れて、まるで過去の自分と向き合う様な時間になった。そのポートフォリオには1993年~1996年頃までのアクリル絵の具+クレヨンの作品が44枚入っていた。ほぼB3~B2サイズ、今はあまり描かない大きさでアクリル絵の具は少しも朽ちておらず、瑞々しく鮮やかな色合いでのびのびと描かれていた。どれもとても良くて思わず自画自賛。子どもにも見てもらったら「今の絵よりいいよ」と言われた。鋭い意見だ。

 1996年からフリーランスになり、それ以前の経歴は省略している。この過去の瑞々しい作品たちは、チョイスやグラフィック展など当時の公募展のどれにも入らず、ほとんど人目に触れていない。一度だけ知人の紹介で、池袋のギャラリーのウィンドーディスプレイとして展示されたのみである。もったいないなぁと思う。けれど、どんなに良くても仕事にはつながらなった、自分はイラストレーターになりたかったので、この後に絵柄と技法をガラリと変えたのです。

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