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ごはんと茶漬けと世界と平和

私は白米で炊かれたごはんが好きだ。しかし、そのお供に一番愛している食べ物『茶漬け』が入っていないのが許せない。

「そもそもごはんのお供の定義とはなんなのか?」「茶漬けはお供とは言わないのではないか」そんな声も聞こえてきそうなので、伝家の宝刀『ニコニコ大百科』で調べてみた。
すると、意味としては「白米に添えて食べるもの」「ごはんが進むおかず」全般を指す言葉らしい。……まだ戦うぞ私は。

思い出した。そういえば昔、『トリビアの泉』で「日本人がこれさえあれば何杯でもご飯が食べられる最も人気のある一品は?」という同テーマを扱っていたことがある。
その時1位だったのは明太子。これはわかる。美味いから。
ただし気になった点がひとつ。23位にカレーがランクインしていたことだ。MCの八嶋氏も「反則じゃないか!」とツッコんでいたが、本当にその通りである。カレーがいいなら茶漬けもいいだろ。20位以内には入るだろ、茶漬け。

茶漬けはもっと身近に楽しめる。私はそう信じてやまない。
みんな、茶漬けに変に気を使ってないか?飲み会の〆で食べるものと決まっているわけではないんだぞ?茶漬けはいつ何時でも美味しくいただける、いわばみんなの伴侶、つまり人生のお供、ひいてはご飯のお供になりうるのだ。よし、QED。

だいたい、皆様は茶漬けを永谷園様のあのシャカシャカしたものしかないと勘違いをしていないだろうか?
そんなことは一切ない。茶漬けに対して無知なあなたがた(とても失礼)にここで、茶漬けの種類について手取り足取りお教えしよう。

まずはこちら。

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粉末タイプ〜!(ドラえもんみたく)

『シャカシャカしているあれ』こと粉末タイプの茶漬けだ。ベーシックなインスタントタイプで、出汁が入っていればお湯をかけるだけで簡単に食べられる。こちらのメリットはとにかくリーズナブルで、アレンジの幅が広いことだ。
アレンジについては、新刊『レシピ!まいにち茶漬け狂』で取り上げているのでぜひ(息をするように宣伝)。

おしながき2

おしながき1


続いてはこちら。

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具材ゴロゴロタイプ〜!(大山か水田かは任せる)

具材がしっかりしているタイプで、フリーズドライやパウチに密閉されていることが多く、常温保存ができる優れもの。具材には火が通っており、噛むとジューシー。粉末タイプより贅沢度が上がるのが良い。
ちなみに写真の『真鯛だし茶漬け』、出汁が液体で入っていて、味が整っているのが最高ポイントである。この商品開発した方にグッドデザイン賞を贈与して差し上げてくれ。


そしてこちらだ。

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生食タイプ〜!(もうわかっているな?)

生の刺身が使われており、保存方法は冷蔵・冷凍であまり日持ちがしないのが特徴だ。しかし、刺身は漬けダレに浸かっており味が染み込んでいてとっても美味。お値段は少々張るが、その分言い知れぬ高級感を味わえるのでおすすめである。
この『鯛の生茶漬け』は私がこの世で一番好きな生食タイプの茶漬けである。鯛の甘み・漬けダレの塩気・わさびの爽やかさのバランスが最高なのだ。周りの友人にも勧めたところ、7人中7人が絶賛してくれたのでこの感覚は間違いではないと思っている。


いかがだっただろうか?
茶漬けは世界。広くて限りない可能性を秘めている。具材ゴロゴロタイプや生食タイプなんて、特にごはんのお供になる可能性だってある存在なのだ。
もし次にモスト・オブ・ごはんのお供を決める際には、茶漬けをねじ込めるように戦いたい。打倒カレー。首根っこ洗って待ってろよ。

さて、最後に私の茶漬けコレクションでも見ていってくれ。

あっ。

美味しい。

カレー様申し訳ありませんでした。共にごはんのお供界を盛り上げていきましょう。

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