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夢中で読んだ傑作!【感想文】「同志少女よ、敵を撃て」逢沢坂冬馬

 なんてこったい。2021最後にすげえモンを読んでしまった。

 アガサ・クリスティ賞選考委員全員満票も伊達じゃない。本書の魅力は法月綸太郎氏の選評が簡潔に記したものに尽きるが、ストーリー、キャラクターの成長と変遷、内面描写、世界観のすべてが素晴らしい。外国勢なら映像作品化も可能か。
 あちこちで言われているが、新人作家がこんな傑作を書いてしまうと、この先はどうするのか?この作品を超えることが作家としてのキャリアの最大の目標になってしまうのではないか。そこ、心配なり。
 表紙イラストの安っぽさだけが残念。とにかく傑作。
追記:本屋大賞を獲得しました
(21/12/31読了)

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