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いったい誰が買うのだろう?

(写真は「みんフォト」より拝借、本文とは無関係です)

 3月の東京・神奈川・埼玉・千葉の新築マンション一戸あたりの平均価格は1億4360万円。東京23区では2億1750万円になったという。「平均」がこれである。


 港区三田で高額物件が発売されて平均価格を押し上げたという要因や、販売戸数が減っていることがあるようだが、それにしても・・・。

 22年度を通して見ても、23区の平均は9899万円だったとか。


 理由には用地取得価格や建築資材が高騰している、アジア圏の富裕層マネーが流入している、なども挙げられている。それにしても、ローンを組んでマンションを購入した一介のサラリーマンの感覚とすれば「いったい誰が買うのだろう?普通じゃ無理だよね」というところ。

 記事では「医者や経営者、上場企業に勤める夫婦世帯など世帯年収が2000万円以上ある人たちがメインの購入層になっている」とあるが、すそ野が広いとは思えない。

 デフレで給料も上昇せず、人口減少が続く「安いニッポン」。それなのに、生活必需品やエネルギー価格、そして住宅価格がどんどん上昇する。所得格差が広がっている。

 息子や孫世代の日本はどうなるのだろう?明るい未来像が描けなければ、子どもも増えるわけがない。
(23/7/13)

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