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アラカンおやぢに物欲はまだ残っているか

家族の要望で、某所のアウトレットへ行った。ファッション系アイテムにはまったく興味が湧かないので、毎度毎度のことながらワクワクするものがまったくなく、家族のショッピングが終わるのを呆然と待つことになる。「運転手役をやるから、待機時間のスタバ料金を出してくれ」という交渉が成立したのである。

それでも、夏のアウトレットで買ったアシックスのランニングシューズがなかなかいい感じあったことを思い出して、今回はナイキへ。数年前にランニング界を席巻した厚底シューズの初心者バージョンをチェックした。

なにしろ時間はたっぷりあるのでいろいろ試し履きをしたところ、「ズームフライ3」がしっくりきた。反発力を感じられるクッション性と、つま先が上がっていることによる推進力。発売直後の後継「ズームフライ4」が1万8000円もするのに対して、こちらはアウトレット価格で1万500円程度、店員さんも「実は4でもソールの性能は変化がなくて、足回りの改良だけです」と教えてくれたので、購入を決断した。

それでも待ち合わせまではたっぷり時間があったので、スターバックスでのんびり読書する時間も楽しんだ。

余談ながら、スターバックスにも縁がない。「スタバでくつろぐ私ってオシャレ」という人たちが鼻持ちならないように見えること(まったくの偏見)、どれもなかなか高いお値段設定であること、メニューが豊富すぎて決められないこと、などが気後れの原因。おそらくこれが人生2回めの「独りスタバ」だった。どうも定番らしいスターバックスラテにしたが、シロップなどなくてもしっかり美味かったのである。

家人には「『買うものがない』とブーブー言っていたのに趣味のグッズを買って、ちゃっかりスタバにも行ったのか」と嫌味を言われたが、確かにしっかり楽しんだ日になったのである。

さて、ナイキ。

ワクワクしながら走ってみたが、このところの寒さと疲れでサボっていたツケがきて身体が重く、なかなかキツいジョギングになってしまった。期待した反発力も推進力も感じられない。しばらくしたら慣れてくることに期待、である。

物欲があるのか、ないのか。不思議な感覚のアラカンの年末である。
(21/12/30)


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