見出し画像

試験は何だかんだでモチベ維持が一番つらい。

やる気はあるんです。

やる気はあるんです。でも中々机に向かえません。テキストや問題集を開いても捗りません。
ちょうど1〜2月頃、僕はまさにこんな感じでした。

一級建築士試験は7月に学科試験、8月に学科の合格発表、10月に製図試験、12月(毎年嫌がらせのようにクリスマス前後)に製図の合格発表で1年の幕を下ろします。
戦略も練らず、大した勉強もせずに記念受験と散った令和3年12月末、製図まで進んだ猛者たちの阿鼻叫喚を目にした僕は1月から周りに差をつけよう!とやる気に満ち溢れていました。
12月末の1週間くらいで法令集の線引きを終わらせ、
さぁやるぞ!!と挑んだ1月、まさかの総勉強時間5時間半。2月も21時間半。2ヶ月合計で26時間という結果でした。


2021.12〜2022.2の勉強時間

さすがにやばくない?

やる気はあるけど問題集を広げたら30分と保たない。すぐにスマホを見たり関係無いことを始めてしまう。
そんな感じで2ヶ月を無駄にし、さすがに危機感を覚え始めました。
しかもX(当時はTwitter)では週に25時間勉強したうえで通学している人たちがゴロゴロいる。
そんな彼らを見ていて、今年もなんとなく記念受験だけするかなーという気分にすらなっていました。

はむすたー、人生を考える

2月も末になった頃、彼女(いまの嫁はむちゃん)との結婚を考えるようになります。
年齢的にも子供はすぐに欲しい、そう考えたらどんなに遅くとも3年以内に製図まで突破しておかないと子育てに積極的に参加できないということに気付きました。
そして製図の3回をフルに使い切って受かることを考えると、学科は今年中に受からなければならないことになります。
ここでようやく本格的に戦略をたてることに着手しました。

それでも月に60時間が限界

建築業界で働いている人の多くは残業が2〜3時間/日と言われれば楽な方で、4時間5時間もザラにいると思います。
僕も同様で、当時の実際の残業は80時間/月くらいになっていただろうと思います。
そんな中で平日2時間、休日10時間確保!なんてやっていたら精神が保ちません。
妻との時間や個人的な趣味は減らしはしてもゼロにはしたくないということもあり、平日は1時間、休日は10時間確保というペースで計画を組みました。
これでは巷で言われている1000時間には到底及びませんが、それをカバーするため徹底的に時間管理とタイパに拘って勉強しました。


2022.1〜2022.7の勉強時間

モチベの維持=どれだけ遊べるか

それっぽいことを書きましたが、結局は半年間勉強ばっかりしたくない!!というのが本音でした。
この欲望ばかりは本当にどうしようもない。嫁はむちゃんとデートしたいしアニメも映画も見たいし、小動物眺めたいし昼寝もしたい。
学生という勉強が人生の大半を占める世界ならまだしも、仕事でストレスを抱えながら、さらにプライベートでもストレスを抱えるのは精神衛生上とても良くない。
じゃあどうするかと考えて辿り着いたのが「やりたいことやって余った時間は全て勉強に回す」。
勉強がすべてという生活はしない、やりたいことやる。ただし、やりたいこと以外は勉強のみする。
やりたいことをリストアップし、勉強の前に終わらせたり、勉強後のご褒美に取っておいたり。

こうして大して長くもない勉強時間をコツコツと積み上げ、その短い時間の中で最大限のパフォーマンスを生みだすためにどうすればいいか、つまり徹底的に勉強時間を短くして遊ぶにはどうしたらいいかを突き詰めていきました。

正直いま振り返ると独学でこれをやるのはかなりリスキーだったと思います。
とにかく基本が問われたR4だったという運の要素もあるかもしれません。

ただどんな勉強法や勉強スタイルであれ、精神的にキツすぎると感じるものは長続きしないです。
適度に遊び、時には丸一日使ってリフレッシュすることが必要な人もいます。

やる気はあるのに何もしていない人、やる気はあるけど結果が付いてこない人、やる気も十分で計画通りに進んでいるけどツラい人、そんな人たちに僕の「四六時中自分を追い込む必要はない」という考え方が少しでも役に立てばと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?