台湾行き当たりばったり旅行記 1日目
■成田エクスプレスでうにごはん
特になんの説明もなく食事シーンから始まっているこの旅行記だけど、うにごはんに夢中で成田エクスプレス本体を一切撮ってなかったです。
今回の旅行期間は2019年8月7~16日。
旅行記は鮮度が命なので、一気にかき揚げます(かき揚げるな)。
■順風満帆な旅行になるはずでした
過去に台湾旅行というと、出発当日に寝坊をしてタクシーに飛び乗って羽田空港まで向かうといった、身銭を切って日本経済を大いに回した苦い経験が想起されるので、準備は念入りにやってきました。
向こうにはウォシュレットがないからトイレに流せるウェットティッシュを用意したり、飲食店ではおしぼりが出てこないからウェットティッシュを用意したり、汗をかきっぱなしでスメルハラスメントになっても困るから身体を拭くためのウェットティッシュを用意しました。
ウェットティッシュだらけじゃねぇか。
結果的に使ったのは、身体を拭くウェットティッシュだけだったのはここだけの話ですが。
そんなこんなで新宿駅8:02発の成田エクスプレスに乗るために、早起きをして予定していた10分前の路線バスに乗りました。
完璧です。もう完璧。
「ここまで事がうまく運んでいいのか」と新宿西口に向かうバスのなかでほくそ笑んでいたので、この順風満帆な様子をTwitterに投稿しようかなと思っていました。
思 っ て い ま し た 。
な、ないです。
スマートフォンがポケットに、ないです。
右のポケットを叩いても左のポケットを叩いても、財布とウォークマンが無機質な鈍音を鳴らすだけで、夏は必ずほかほかのスマートフォンがないです。
そう、ほかほか。
私が使うスマートフォン(SOV35)は、インターネット通信ができる環境にあると夏場は特にすぐほかほかになるクソ……いや素晴らしいカイロ。
そんなほかほかのスマートフォンを冷やすために朝のシャワーを浴びる前、冷蔵庫にーー。
そう、冷蔵庫に置いてきてしまった……!!
最寄りのバス停から4駅離れたところで降り、重たいスーツケースをガラガラ言わせながら自宅へダッシュする29歳独身男性の姿がそこにありました。
結果として、シャワーを浴びた意味がなくなるほどの汗をかく(ダメージ20)、成田エクスプレスに間に合わせるためにタクシーを拾う(ダメージ1,200円)ことで、事なきを得ました。
全然得てねぇよ……。
失うものばっかだよ、この人生……。
■成田につきました
さすがにパスポートを忘れるといったガバはなかったので、現地で使うWi-Fiを成田空港でレンタルして、のんびりチェックイン。
チャイナエアラインのCI103便(成田12:25→高雄15:55)で台湾は高雄に向かうーー前に、ポケモンセンターを覗きます。
日本人のお客さんというよりは、これから各々の国へ帰るであろう海外の人たちが多いという印象でしたね。
ピカチュウのぬいぐるみを片手にめっちゃニコニコしながら独り言をつぶやいていた印度系の人は見なかったことにしておきます。
■高雄に到着!
特に問題もなく、高雄に到着しました。
空港から出たらすぐに速水もこみちが出迎えてくれました。
結婚、おめでとう。
CI103は平日昼の便ですが、8~9割がた席が埋まっている人気路線ですね(お客さんは日本人少なめ)。
ホテルのある美麗島駅に着きました。
KRTの高捷少女にお出迎えされると高雄にきたなーって思いますね。
高捷少女のフレームでプリクラをとることができます。
去年は酔った勢いで一人で撮りましたが(正確には高捷少女たちもいるんですけどね)、今年はさすがに羞恥心が勝ちました。
初音ミクとのコラボレーション企画の真っ最中で、グッズやイベント展開もありました。
私はヲタクではないのでコラボのポストカード3枚しか買いませんでしたね。
これは美麗島駅地下にあったセブンイレブンですが、ビールの品揃えが二本のコンビニより明らかにいいのはなぜ……?(台湾の人そんなに飲まないはずなのに)
■ええい、ビールじゃ
さて、チェックインを済ませてやってきたのは、「掌門精釀啤酒 高雄棧貳庫店」。
カウンターに座って、のんびりビールを飲みます。
掌門は突き抜けて美味しいビールがあるというわけではありませんが、軒並み80点台の優等生をコンスタントに多品種出してくれるという意味で、かなり貴重な存在だと思います。
この種類、全て自社製なのだからすごいです(上手くタップを回していけるのかは知らない)。
ちなみにこの日、七夕のイベントだったらしく、特定のビールを頼むとプリングルスをくれました。
これだけの種類があるので、ぜひビアフライトを試してみてください。
番号を書いたメモで渡すと、向こうもやりやすいかと。
ガーリックシュリンプもうまいです。
殻ごとバリバリ食べてたら、店員さんがぎょっとした顔で殻入れの皿を持ってきたのには恐縮、恐縮です……。
そのあとも、殻ごとバリバリ食べました。
■浪人酒造でまたビール!
酔い醒ましに美麗島駅から20分ほど歩いてから、「浪人酒造 手作麥酒工房」にきました。
ん? 高雄の町並み? そんなもん写真にないです。
店長兼醸造長の麥可蔡さんに、日本語で今日のタップの説明を受けながら、ビールを頼みます。
ゆったりした時間が流れて、いい感じです。
そもそも高雄でタップのビールを飲めるお店は本当に少ないので、ましてやクラフトとなると本当にありがたい存在。
ボトルビールも充実しています。今日は「潮。」というSmoked Stoutをいただきます。
「台湾ではビールに動物性の原料を入れちゃダメね」と製造時のルールなどをお伺いしながら、いただきます。
ちなみにこのスタウト、副原料にとある材料が入っているのですが……。
その秘密はぜひお店に行って確かめてみてください。
台湾の文旦をつかったヴァイツェンスタイルも、酸がきりりと立っていて美味しいです。タップもいいですが、個人的にはボトルがおすすめかな。
いろいろお話をして盛り上がった結果、シールを貼ってもらいお会計。
初日から高雄楽しんでいる感じがしますな、ガハハ。
歩いてホテルまで帰るぞー。
これはどっかわからん夜市。
なんでこいつセブンで涼麺買ってるんですかね。
まぁ去年の一日目の暴飲暴食に比べればマシなので……。
ゴマダレが麺と絡み合って美味しかったので、一日目はこれで終了です。
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