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【2月20日-3月3日】ハマカルアートプロジェクト成果報告展開催!

世界・全国・地元から、さまざまな分野の芸術家やクリエーターが、福島県12市町村に滞在して作品を制作する、ハマカルアートプロジェクト。
プロジェクトの最初の年となった2023年度、数多くの応募の中から、映画、演劇、現代アートといった最初に想定していた芸術の分野だけではなく、現在の多様な芸術的表現やカルチャーを反映した多岐にわたる分野を創作するプロジェクトが選ばれ、14組の採択者によって実施されました。

14の採択者たちが、芸術家を全世界から受け入れ、また、一部の採択者は自らが制作者となって地域で滞在制作した作品やプロジェクトの成果を、地元の若者が旧地銀を巨大コスプレスタジオに転用した、12市町村での創造の場のひとつである富岡町の「コススタ」を会場に2024年2月20日から3月3日まで、入場無料で展示いたします。

浜通りから、何が新しく生まれようとしているのか? 
ぜひ、ご覧いただければと思っております。

開催概要

実施期間 2月20日(火)~3月3日(日)
公開時間 10:00-19:00 入場無料
(2月20日初日は15:00から)
会場 コススタ Cosplay Star Studio 福島県双葉郡富岡町小浜中央262
※ JR常磐線「富岡」駅から徒歩10分|常磐富岡ICから車で10分(無料駐車場あり)

会場(コススタ)へのアクセスマップ

※福島県12市町村とは、東日本大震災とそれに伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う災害による、避難指示等の対象となった地域(田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村)です。

映画・現代アート・演劇・パフォーミングアーツ・文芸・建築・写真・フィールドレコーディング・ボイスドラマ・グラフィックデザイン・音楽等々 浜通りを芸術で耕した創造の実りを一挙公開!

本展では、12市町村で、地域の人々と共創して制作した、多岐にわたる作品に、本展では触れられます。

各プロジェクトの内容や本展覧会の内容を紹介したタブロイド「ハマカル新聞」を発行、ここでダウンロードできます。 ここをクリック!

ハマカル新聞 Hama-Cul Art Paper

展示される滞在制作プロジェクト

  • 仮設建築「記憶と未来が交錯する家」【建築】 富岡町・大熊町
    滞在芸術家:藤本梨沙+清水康平 プログラム実施:秋元菜々美

  • 富岡町の肖像をえがくアートブックの制作【演劇】富岡町・大熊町
    滞在芸術家:パフォーマンスユニット humunus プログラム実施:秋元菜々美

  • Power of Invisible 【現代アート】 南相馬市
    滞在芸術家:安芸早穂子、伊藤隆介、gwai、小原二三夫、春日井孝明、川口蓮、奥誠之 プログラム実施:アートと考古学国際交流研究会実行委員会

  • 福島映画教室 【映画】福島県12市町村
    滞在芸術家:タル・ベーラ(ハンガリー)、小田香、タル・ベーラが選定し世界から集まった映画監督ワークショップ参加者 プログラム実施:フーリエフィルムズ

  • 福島芸術講 【フィールドレコーディング】【文芸】【写真】福島県12市町村
    滞在芸術家:開沼博、古川日出男、大森克己 プログラム実施:モダンシングス

  • めぐりあるきレストランヒカリノトリ~観測者たちの集い~【演劇】【現代アート】 飯館村
    滞在芸術家:西尾佳那、野宮有姫、武井希未、渡邉塊、中澤ナオ プログラム実施:MARBLiNG

  • 「飯館村の大型植物標本」展示 【建築】 飯館村
    滞在芸術家:一般社団法人コロガロウ プログラム実施:MARBLiNG

  • 伝わらない記憶のプロセス 【現代アート】 南相馬市
    滞在芸術家:三塚新司 プログラム実施:ティントラボ

  • ロッコク・キッチン 【映画】 【文芸】大熊町、双葉町
    滞在芸術家:川内有緒+三好大輔 プログラム実施:植田印刷所

  • 浪江町請戸苕野神社再建ドキュメンタリー「そこにあるもの」【映画】浪江町
    滞在芸術家:板橋基之 プログラム実施:ベーシックシネマ

  • 家劇場の物件探し in 福島浜通り 【グラフィックデザイン】【パフォーミングアーツ】 南相馬市、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、飯館村、葛尾村 
    滞在芸術家:緒方彩乃 プログラム実施:久留飛雄己

  • ”この場所で生まれた真実の物語” 全国公開映画の脚本制作プログラム 【映画脚本】 南相馬市、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町
    滞在芸術家:福田果歩 プログラム実施:福島中央テレビ

  • 小さな地域性発見プロジェクト in 大熊 【現代アート】 広野町、大熊町、浪江町
    滞在芸術家:田島悠史、佐々木樹 プログラム実施:経営芸術総合研究所

  • 音楽が日常にある風景の創造 【音楽】 大熊町
    滞在芸術家:嶋田雄紀&大熊クラシック プログラム実施:リジョイス企画

  • Snow Flower ~ひとつ終わり ひとつ始まる~ 【ボイスドラマ】 南相馬市、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町
    滞在芸術家:横田岳史 プログラム実施:エフエムしろいし(札幌)

  • 大堀相馬焼松永窯震災遺構型AIRプロジェクト 【現代アート】浪江町
    滞在芸術家:石上洋、的場真唯 プログラム実施:ガッチ

リノベーションしたクリエイティブ拠点を会場にするのも魅力

会場となる「コススタ」は、震災前に地方銀行の支店だった建物を、地元出身の若者である手塚純教さんがDIYでリノベーションし、巨大コスプレスタジオとして起業した、地域のスタートアップによるクリエイティブ拠点。その銀行店舗の記憶が残る部分に、全国各地のアートプロジェクトの実施に関わり今は葛尾村を拠点に活動する森健太郎さん、朝日座の賑わい復興に取り組んでいる澤田竜一さん、岡田智博ハマカルアートプロジェクト統括ディレクターのチームで、現代アートとメディアアートの大きな空間を生み出します。

全14組が集まる最終報告会を実施!(2月20日)

ここであげた14の滞在制作(アーティスト・イン・レジデンス)プロジェクトの担い手自身が成果を報告する成果報告会を初日となる2月20日に開催します。どなたでも参加いただけます。ぜひ、地元からの創造の芽生えを共有して、体験してください!

開催日時:2024年2月20日 15:00 開始 参加無料
会場:コススタ(「成果報告展」会場)

成果報告展を含むハマカルアートプロジェクトへのお問い合わせ
電話 0800-123-7735(ハマカルアートプロジェクト事務局)
電子メール  fukushima@hamacul-project2023.com

主催:ハマカルアートプロジェクト2023
(株式会社アドギルド・ジャパン、一般社団法人クリエイティブクラスター、合同会社teco LLC)
補助:経済産業省令和5年度地域経済政策推進事業費補助金(芸術家の中期滞在制作支援事業)