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料理上手な人たち

トルコの家庭料理は美味しい。

毎日食べるのには脂っこいですが、たまに同じアパートの方が料理を持ってきてくれていただきます。食べると、「やっぱり、美味しいな~。」と。

作り方を聞いたり、教えてもらったりするのですが、トルコのお母さんたちのようにできません。

教え方ですが、

1)一袋ドライイースト

2)水のコップで一杯の牛乳

3)水のコップで2杯の小麦粉

4)チャイのコップ(トルコで使われている紅茶を飲むときのコップ)で油を2杯

5)食事用のスプーンで砂糖2杯

6)デザート用スプーンで塩1杯

・・・という感じで材料の説明をされます。

最初は戸惑いました。しかし、各家庭でコップやスプーンのデザインは多少違いますが、水のコップといえばこの大きさ、スプーンといえばこの大きさという暗黙のルールがあるようです。多少違っても大丈夫。お母さんたちは毎日作っているので修正しつつ料理は進められていきます。

これはお菓子作りでもそうです。

お菓子作りといえば、前に何かで「お菓子作りでは計量はきちんとしなければ失敗する!!」という記事を読んだことがあり、お菓子作りではきちんと材料を計量して作っていました(それでも失敗あり)。

でもトルコのお母さんたちは、

「鍋に、水のコップに3.5杯分ずつ水と砂糖を入れて、火にかける。それから、別の鍋にチャイのコップに油を2杯・・・」

と説明しながら作り方を教えてくれます。オーブンを使って焼くケーキも一緒です。途中生地が柔らかい、硬いで粉や水分を調整したりしながら。でも完成するから不思議です。

料理のお礼にとお菓子を作って持っていたりしたとき、たまにレシピを教えてと言われることがあります。そんな時は、はかりで計った小麦粉を水のコップ何杯、砂糖を何杯・・・とトルコ式に変える必要があります。

私の料理の腕の問題かもしれませんが、教えてもらった料理は自分で作ると「???」となります。何かが違います。なので、トルコの家庭料理は作ってもらって食べるのが一番良いという結論に達しました。

家にお客さんが来ると手作り料理でもてなしてくれる。家にお客さんが来ることも多い。そんなトルコの家庭なので、お母さんたちはたくさん料理を作って、作って、作って美味しいものが作れるのかもしれません。


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